ARK とある青年の日誌   作:車馬超

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第720話

五百九十七頁目

 

 取りあえずソフィアもキャシーもエレメントを前にして正気を失っている様子はなかった。

 ただ凄いエネルギーを秘めた物質であることは見て触れただけでも十分肌で感じているようで、二人とも精製したハンスさんを褒めたたえている。

 二人からの賛辞を受けてハンスさんは気恥ずかしそうにしながらも、ようやく自分の納得いく形で活躍できたことで満足したように何度も頷いていた。

 

 そして気が早いことに今の時点で巨大なTEKレプリケーターの配置計画を語り出そうとしていた。

 しかし幾ら何でもまだ一つ目のエレメントが出来たばかり……凄まじい力を秘めているエレメントだが数が集まらないと使い道がないのは他の素材と同じである。

 もしかしたらTEK牧場に不備が出たりしてエレメントダストが定期的に入ってこなくなる可能性もあるわけだし捕らぬ狸の皮算用をしても仕方がない。

 

 盛り上がっているハンスさんには悪いがこのエレメントは一旦どこかに仕舞っておいて他の作業を優先させるとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???頁目

 

 ここにもかかれてる。

 ほんとうのかみさまにおしえてもらったいちばんだいじなもののこと。

 たぶんわたしがみつけてくちにいれたやつのことだ。

 

 はじめてみつけたときこんなピカピカがあるんだってびっくりした。

 だってキラキラピカピカひかるものはすごいものだってあっちでおそわってたから。

 だからこっちでそらをとぶピカピカをみてかみさまのおつかいだとおもった。

 

 でもちがうってほんとうのかみさまがおしえてくれた。

 あのエドモニウム?をなめてからきこえるようになったどうぶつのなきごえみたいなへんなうめきごえ。

 それをはらしてくれたほんとうのかみさまがただしいことをぜんぶおしえてくれた。

 

 だからわたしはほんとうのかみさまのいうとおりがんばる。

 ほんとうのかみさまがこっちでもじゆうにうごけるように、よりしろ?になれるようがんばる。

 だってわたしのいのちはすべてかみさまのものだから。

 

 あっちでおとうさんやおかあさんやえらいひとたちにそのためにわたしはうまれてきたっておしえてもらった。

 そうすることでみんなしあわせになれるんだっておしえてもらった。

 こっちにきてであったおせわがかりのひとたちはやさしくてだいすきだから、みんなのためにもわたしはがんばるの。 

 

 ああその通りだとも、実に賢い子だ君は。

 地球を荒廃させることしかできなかったあのようなトカゲのごとき偽りの王などに操らせておくには勿体ない素材だ。

 さあ頑張ってくれたまえ、偉大なるエドモニウムを手中に収め神をも越えようとしている大いなる私のために……。




今回登場した……

●●●●●●●(トカゲのごとき偽りの王?)
●●●●●●(神をも越えようとしている……?)
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