ARK とある青年の日誌   作:車馬超

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第749話

六百五十五頁目

 

 向こうの話を聞き終わったところでこちらの話をして、洞窟攻略に必要な動物の捕獲や防護柵の準備などを協力してもらおうとした。

 その際にモーリツさんと一緒に洞窟へ行ったことも話したが途端にキャシーが心配そうにソフィアに色々と尋ねだした。

 どうやらモーリツさんがキャシーを抜け目ないと称したのと同じようにキャシーもまたモーリツさんを油断ならない相手と思っているようだ。

 

 ……尤もソフィアばっかりとたまにルゥちゃんには変なことがなかったか心配そうに聞いているのに、俺にはむしろもう少し警戒した方が良かったのではとかどこか問い詰めるような口調なのは差別じゃないかな?

 まあそれだけ洞窟攻略における保護者的な立場として頼られている証なのだろうし、ある意味で洞窟内でモーリツさんが言っていた内容にも被ることであったのでキャシーの言葉も素直に受け止めておく。

 そんなキャシーもソフィアが大丈夫だと主張すると特に言い返すことなく受け入れてくれたので本題である洞窟攻略の準備の話に移ることができた。

 

 もちろんみんな協力すると言ってくれたので、分業で防護柵造りと狼を始めとしたあの隙間を潜れそうな体格をした動物の捕獲、そして牧場から連れ込めそうなコレオちゃんの幼体を見繕う作業を始めた。

 ……だけどその際に今回の洞窟攻略が終わったら一度ワイバーンの谷への進出に備えた前線基地造りと視察したいというキャシー達にも協力することを約束させられてしまった。

 現状ではゴーレムが七体、更に今回の洞窟攻略が終わるまでの間にもっと数が増えるだろうからワイバーンの住処を攻略する戦力として十分事足りる……のだろうか?

 

六百五十六頁目

 

 近場に居た肉食の中から適当にあの隙間を通れそうな生き物を見繕っていく。

 狼はもちろんのこと似た体格をしているサーベルタイガーとちょうどいいタイミングで襲ってきたダチョウに似た奴も捕獲した。

 こいつらに加えて前の洞窟で仲間にした壁に貼り付けるオオトカゲと傷ついた仲間を回復させられる豚も連れて行くことにした。

 

 この中の豚だけは余り隙間を通り抜けられる気がしないが仲間を癒すオーラは隙間越しでも効果をもたらすだろう。

 あの先に何が待ち受けているかは分からないが、厄介な敵がいるとしたらやはり回復要因は欲しいところだ。

 まあ出来るのならば雄雌を揃えて繁殖させ、その幼体を連れ込むのが一番なのだが何故かここのところ近辺で見かける豚は全て雄であった。

 

 ……どうして敵対するときは雄雌揃って強化された状態で良く襲ってくるというのに、いざ繁殖させようとした途端に偏り始めるのかなぁ。




今回名前が出た動物

ダイアウルフ(狼)
ティラコレオ(コレオちゃん)
ファイアワイバーン
ロックエレメンタル(ゴーレム)
サーベルタイガー
テラーバード(ダチョウに似た奴)
メガラニア(オオトカゲ)
ダエオドン(豚)
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