ARK とある青年の日誌   作:車馬超

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第762話

六百八十二頁目

 

 一旦彼らと別れて拠点に戻りみんなと相談したところ、思った通り彼らの護衛を引き受ける方向で話はまとまった。

 次いで誰がどの動物を率いていくかも話し合ったがこれもまたあっさりと決まった。

 まず他の生存者の顔ぶれがどんなものか分からないこともあり万一のことを考えて女性陣はお留守番で俺とハンスさんで出向くということになった。

 

 そして動物は出血させられるコレオちゃん&カルちゃん軍団を主力としてパワーアップ&雑魚を追い払えるユウキィ君に動物の傷を癒せる豚に加えて無傷のゴーレムを何匹か連れて行くことにした。

 ちょうどゴーレムを実戦で試してみたいところであり、サンドワームは今後争うであろうワイバーンや守護者との前哨戦に相応しい相手に思われたからだ。

 またこれはあえて口にはしなかったが、もしも良からぬことを考えている輩が居た場合に備えて見た目の威圧感などで圧倒するつもりもあった。

 

 そして最後にメタルパララ君も連れて行くことにした。

 道中で怪我をし足り熱中症などで倒れた人をエアコンのある安全な室内で保護できるように移動拠点があった方が良いと判断したからだ。

 ただこっちも念のための警戒として操縦席には届かないお腹の下あたりに避難部屋は作っておいた。

 

 ……人を信じたいと言っておきながら少しばかり警戒すぎな気もするけれどモーリツさんに言われたことも一理あるわけだし、初めて単独の人相手ではなく別の集団と関わるわけで何が起こるか分からないだから警戒するに越したことはないはずだ。

 

六百八十三頁目

 

 向こうの人がどれだけ準備してくるか分からないため、更に念のために冷蔵庫を作りその中に飲み物代わりのサボテンスープと食料になるこんがり肉に加えてメディカルブリューも用意しておくことにした。

 またその際に冷蔵庫の中身を確認したところ、防虫剤がそれなりに入っていたのでこれも一応持っていくことにした。

 あの外周部の砂漠に居る生き物の中でサンドワーム以外に厄介なのは酸を飛ばすムカデ……もしこいつの三でメタルパララ君を覆う金属の建材が溶かされようものなら素材的な意味で大惨事だからだ。

 

 そのためムカデが気づきにくくなるこの薬を使っておこうと思ったわけだが、念のため作った人に許可を貰おうと聞いてみたところハンスさんからキャシーに作るよう頼まれたものだとの答えが返ってきた。

 何でも洞窟に居る蜘蛛などを仲間にするためにサボテンスープだけでは不安だと思い準備しておいたそうだが……余り虫は好きそうではないのに仲間にする気だとは、もはや疑う余地もなくキャシーは全ての動物を仲間にするつもりのようだ。

 ……そういえば前に外周部の砂漠に居るカマキリも虫みたいなものだし同じやり方が通用するんじゃないかと考えたことがあったっけな。

 

 せっかく外周部の砂漠に出向くのだからちょうどいい機会があれば本当に通用するか試してみるとしますかね。




今回名前が出た動物

ティラコレオ(コレオちゃん)
カルノタウルス(カルちゃん)
ユウティラヌス(ユウキィ君)
ダエオドン(豚)
ロックエレメンタル(ゴーレム)
デスワーム(サンドワーム)
ファイアワイバーン
パラケラテリウム(メタルパララ君)
アースロプレウラ(ムカデ)
カマキリ
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