ARK とある青年の日誌   作:車馬超

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第764話

六百八十七頁目

 

 餌箱に餌を充填させるため他に牧場に居る動物の種類も確認していく。

 ミッキーの同種から瘻付き、アンキロ、アルマジロ、パララ君の同種、針トカゲ、ハゲワシ、ワニ、お腹の膨らんだ虫……最後の虫はいつの間にどうやって仲間にしたのか物凄く気になるところではあるが、とにかく基本的に草食と肉食なので餌箱には果実と肉を入れておけば問題なさそうだ。

 ちなみに他にも別の拠点や洞窟前、或いは洞窟にある隙間の奥に置いてきた動物なども居るわけで、もうこの砂漠で見かけた動物の大半は仲間に出来たような気がする。

 

 しかしこうして改めて種類を数えて見るとはっきりわかるが、やはりこの砂漠における動物の種類は前の島とは比べ物にならないほど少ないようだ。

 お陰で苦労している面もあるが逆に考えるとこれならばキャシー達が個々の動物を全制覇するのもそう遠くないかもしれない。

 その場合は彼女達がどうするのか……俺の目的に協力してくれるのか或いはもっと種類の多い別のARKへ行きたがるのか、それは分からない。

 

 ただもしも俺に協力してくれるというのならば次のARK攻略は最初っからチームプレイが出来て物凄く助かるのだけれど危険性を思うと強要することはできない。

 もちろんお願いすることも……多分あの二人なら、いやハンスさんやルゥちゃんも優しすぎて俺が頼んだら断られないだろうから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あれ? お腹の膨らんだ虫が指示もしてないのに飛んでいった……あいつたまたま着地してただけで仲間じゃなかったのかよ、紛らわしいなおい。

 

六百八十八頁目

 

 TEK牧場から素材の採取と新たな雌の配置を済ませて餌箱に餌を充填し終えたところで緑のオベリスクへと戻った。

 すると他の拠点に赴いていたみんなもちょうど戻ってきたので、例の花について尋ねてみると何でも仲間にした動物がどこぞで採取していたのか荷物の中に見かけない種が紛れていたのを見つけて育ててみたのがアレらしい。

 そして思った通りソフィアは罠に使えそうだとは思っていたけれど自分のインプラントを眺めてみたところ金属のトラばさみの使い方が思い浮かんだため、コストや手間を考えると今更だと思いそのまま放置してあったそうだ。

 

 尤も一応は使えそうな部分は切手採取して見ても後でまた生えてくるため、幾つかは持ちやすい形にして常備するようにしているらしいが今のところ使うタイミングは見つかっていないようだ。

 ……本当に今更なんだよなぁ、金属のトラばさみでがっちり肉ごと挟んで押さえつけた方が拘束力が高いからなぁ。

 まあ物凄く弱々しいミッキーの同種みたいな生き物に使うのならば植物が絡みつくこっちの方が良いのだけれど、そんな弱い生き物ならばそもそもアルケンで掴み上げるなり別の方法で仲間にできてしまうのだ。

 

 もちろん他にこの傷つきにくいという特徴を活かす必要のある相手が居るのならば話は別……生かす必要のある相手……あっ!!

 ……ひょっとしてこれって上手く使えば人間の暴徒対策に使えるんじゃないか?

 人相手だと足の一部を持っていってしまいそうな金属のトラばさみを罠として使うのは心苦しいがこれならば問題はない。

 

 尤も俺達の拠点に攻めてくるほどの戦力を持った人間が居るとは思えないからやっぱり……いや今の時点ならばともかく将来的にはどうなるか分からない。

 オベリスクの守護者を倒した後もこのARKで活動を続ける予定のキャシー達の安全を考えたらこの罠を利用しない手はないんじゃないか?




今回名前が出た動物

トビネズミ(ミッキーの同種)
アンキロサウルス
ドエディクルス(アルマジロ)
パラサウロロフス(パララ君の同種)
モロクトカゲ(針トカゲ)
ハゲワシ
カプロスクス(ワニ)
ジャグ・バグ(お腹の膨らんだ虫)
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