七百二十六頁目
本日の予定を話し合う場でキャシーとシャルル少年が揃ってカマキリを自力で捕獲したいと言い出した。
まあ道具を使えるカマキリは優秀そうに思えるため数を揃えること自体は問題ない。
しかしまさか自力で捕まえることに拘るとは……変なところでもキャシーとシャルル少年は息が合っている。
……というかまだ顔を合わせてから大して時間が経っていないというのにルゥちゃんという例外を除けばシャルル少年と一番親しく接しているような気さえする。
それだけ趣味、と言っていいのか分からないが動物関連で意気投合したということなのだろう。
ただ幼いとはいえ異性であるシャルル少年とキャシーが仲良くしている姿にハンスさんは何か思うところがあるのか、カマキリの捕獲に『二人で』行かせるのは危ないから自分も同行すると言い出した。
いやハンスさんだけでなくソフィアもまた二人のやり取りをどこか羨まし気というか何か言いたげな様子で見つめながら、『二人きり』でカマキリの捕獲に赴くのは確かに危険だからその時は自分も同行するというのだ。
唯一ルゥちゃんだけは余り気にしてなさそうではあるが、皆が行くなら自分も行っていいかと尋ねて来て……俺が返事をする前にシャルル少年が同行してくださるのならばぜひ自分の活躍するところを拝見しておいてほしいと言い出す始末だ。
……あのさぁ、これじゃあ予定立てられないんだケドォ……せっかく自発的に動いてくれていると感激すらしていたのに急に分業が難しくなった気ががが……どうしてこうなった?
七百二十七頁目
カマキリを捕獲するためには餌となるサンドワームの角が必須となる。
しかし必要な角は前の個体を捕まえる際に殆ど使ってしまった……はずだったのだが、何故かカルちゃんの一体が二十本以上も保持していた。
こいつは特殊個体のサンドワームに止めを刺して遺体を解体していた個体であり、あの巨大な体格から大量に取れたもののようだ。
前の島でも特殊個体のモササウルスなどから希少素材が一気に取れたことを思えばあり得る話だ……がこのタイミングだと皆のカマキリ捕獲行を後押しすることにしかならない。
……でもまあ昨日は一日中働き詰めで大変だったことだし今日はシャルル少年という新しいメンバーが入ったお祝いも兼ねてピクニックがてら外周部の砂漠を適当に周回して回ってもいいかもしれないな。
それに最近金属の建材や大砲の弾などをバカスカ消費しているわけだし、カマキリを捕まえつつサンドワームなども狩っていき久しぶりに素材の充実に専念するとしよう。
今回名前が出た動物
カマキリ
デスワーム(サンドワーム)
モササウルス