二十二頁目
なんでだよ!!もぉおお!!嫌がらせ特化なのかこのARKは!?
何でこのタイミングで見つかっちゃうのさ、TEKパロロ君がっ!!
捕獲できるタイミングだったら量産体制も兼ねて絶対に捕獲するのに!!
しかも麻酔関係が揃うまでこのまま野生でのびのびさせておきたくても周りにいる肉食達が許してくれるはずもない。
実際にここでも元気なラプトルたちがまたこっちを見つけて駆け寄って……こっちもTEKラプトルが混ざってるよおい!!
マジで嫌がらせか!!くそっ!!勿体ない勿体ない勿体ないぃいいいいい!!
だけど倒さないわけにはいかない……やっちゃおうディ君、そしてせめてその素材を無駄にしないよう余すところなく回収しておこう……ぐすん
『単純にTEK生物さんがいっぱい出てくる場所だったりするかもしれないよ?だからメモだけ取っておこうね?』
二十三頁目
電子基板を手に入れて、ふと先ほどの充電機かもしれない装置に入れたら反応があるかもしれないと思いつく。
けどそんな都合のいい話はなく、ガッカリしながら水源へと近づいていく。
取りあえず先ほどの植物のところまで戻り、そのまましっかり距離を保って通り過ぎて水源の方へと近づくと一つ目の崖下に辿り着くことができた。
そこから改めて下を見下ろしてみたところ、どうも水の中にキラキラと変な反射を擦る何かが見えた。
……あの見覚えがある輝き方は、もしかして真珠なのか?
さっきから色々と発見が目白押しで何だか幸先が良いのか悪いのか分からなくなってくる。
尤もあれが本当に真珠だったとしても、やっぱり利用できるのはまだまだ先の話になるわけで、絶妙に惜しい発見ばかりだ。
それでも見つからないよりは見つかった方がマシなのでこれもまたしっかりマップに残しておこう。
『今の時点だと金属鉱石の方がずっと大事だもんねぇ。早く見つかると良いね?』
二十四頁目
ようやく運が向いてきた気がする。
まさかここで懐かしのモソちゃんに出会えるだなんて。
この子はサドル無しでも跨れる上に手渡しでえさを与えて仲間に出来るという今の俺には本当に優しすぎる生態をしている。
ただ食べる餌は個体ごとに好みが分かれるから今持っている果実で懐いてくれるか不安だったが、普通に食べて仲間になってくれたのだ。
これで採取効率も劇的に上がるし背中から弓矢を撃ったり近づいてきたらこの子に殴らせたりすることでさらに安全に狩りもできるようになる。
本当にいいタイミングで仲間になってくれたものだ。
……しかしこれまた本当に懐かしいな、ディ君とモソちゃんで旅をするだなんて初めてオベリスクを探索しに行った時以来だ。
これでパロロ君も仲間に居たら完全に当時の再現になるのだが……いやフローラがいるからやっぱり微妙に異なるな。
『それって私に会う前の話だよね?もっと知りたい!身体が戻ったらさ、私の知らない貴方の事、ゆっくり聞かせてね?』
今回名前が出た動物
TEKパラサウロロフス
ユタラプトル変種
TEKユタラプトル
ディプロドクス変種(ディ君)
モスコプス変種(モソちゃん)