ARK とある青年の日誌   作:車馬超

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第932話

八十二頁目

 

 受精卵の世話をしつつ、拠点と罠に近づいてきた生き物を片っ端から捕獲する。

 トリケラにステゴにアルマジロなどが仲間に加わり、果実採取から石の採掘まで一気に楽になった。

 これで熊も仲間に出来れば戦力面でも言うことはないのだが、残念ながらこいつは麻酔の効きが悪いので麻酔矢では厳しいのだ。

 

 それと前に巨大蛇と一緒に飛び出してきた巨大ネズミのような奴も見つけたが、こいつも眠らせることは出来たが餌を食べてくれず仲間にすることはできなかった。

 しかしこれまでに仲間に出来なかった生き物は強すぎたり、或いは知性がなさそうな小さな蟲ぐらいのものであったことを考えると、或いは何か特別な方法で仲間に出来るのかもしれない。

 ……一応思いつくのはゴーレムなどを仲間にした大砲を頭に当てて気絶させるやり方だが、この子がその衝撃に耐えられるとはとても思えない。

 

 もちろん他の特殊な方法がそうポンポン思い浮かぶはずもなく、やはり今は諦めるしかないのは変わらない。

 

『でも今まで特別なやり方で仲間にした子って大体優秀というか唯一無二の能力を持っていた気がするし、この子もそれだけ仲間にした時の恩恵が大きいんじゃないかな?』

 

八十三頁目

 

 まったくもって歯がゆい限りだ。

 他に仲間の人がいた時は育児と探索を同時に行えていた。

 しかし今は俺一人だから、余り拠点から離れるわけにいかない。

 

 それでもクラフトできればいいのだが、金属鉱石問題のせいでそれも中途半端に終わってしまっている。

 せっかく他の素材は希少なのも含めて既に大方揃いつつあると言うのにだ。

 こうなったら先にやはりあのカニを討伐してあの場所を解放してからの方がいい気がしてくる。

 

 そう思っていたタイミングでドック君がまた騒いだと思ったらカルちゃんの同種が姿を現してくれた。

 もちろんこの子も捕獲したが残念ながら雄であり、繁殖速度には影響が出なかった。

 ただドック君が騒いでいたということは優秀な個体だろうし、この子を繁殖係にして優秀な個体をたくさん排出しやすくすると同時に元々の雄個体を自由に連れ出せるようになった。

 

 そしてこの子ができる出血攻撃は砂漠にいた幻想生物すら屠った実績があるわけで、上手く立ち回ればあのカニが出血しないとかでない限りは一体ぐらいは倒せるだろう。

 だから生まれてくる幼体が食料を持たせられる程度に成長したら挑戦してみよう。

 

『まあいずれは戦わないといけないし、強さを知っておくのはいいと思うけど……無理だと思ったらすぐ逃げようね?』




今回名前が出た動物

トリケラトプス変種
ステゴサウルス変種
ドエディクルス変種(アルマジロ)
バジリスク(巨大蛇)
ロールラット(巨大ネズミ)
ロックエレメンタル(ゴーレム)
バルブドッグ(ドック君)
カルノタウルス変種(カルちゃん)
カルキノス(カニ)


今度はメモ帳がバグって書き溜めが飛びました( ;∀;)
ちょっと内容が飛んだり矛盾したりするかもですが、見つけたら指摘してください。
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