ARK とある青年の日誌   作:車馬超

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第935話

八十八頁目

 

 本当に多いなTEK生物!?

 まさか移動中にTEKラプトルが、しかも二匹並んでドードーを苛めているところを見つけるだなんて!

 もちろん捕獲しない手はないのでボーラを投げて当てて動きを止めた上で麻酔矢で頭部を射抜いてあっさり眠らせて仲間にすることができた。

 

 しかも有難すぎることにちょうど雌雄揃っているではないか。

 これで卵の孵化温度がTEKステゴ達と近ければ更にTEK牧場の速度が速まることになる。

 尤も異なっていても低温でなければ別の場所に新しい孵化部屋を作ればいいだけの話だ。

 

 ……しかしこうなってくるとより目を離しても大丈夫なように自動で温度調整してくれるエアコンなども欲しくなってくるところだ。

 電化製品は中盤から終盤にかけて作る物だから本来はもっと先なのだが、今の時点で希少資源は殆ど揃っている。

 後は黒曜石かポリマーさえ見つけられれば一気に文明開化まで持っていける気さえするのだが……どこかにいないかなペンギンちゃんかカマキリ?

 

『原油はちょっと乏しいけど一応TEK生物と三葉虫から取れるもんね。移動拠点ももう時間さえあれば作れちゃいそうだし、確かに有機ポリマーの取れる生き物さえ見つければもう……ってまさかここにはいなかったりはしないよね?』

 

八十九頁目

 

 金属鉱石も数は多くないが確実に手に入るようになり、製錬炉を無数に並べて溶かし続けることで木炭と共にインゴットは確実に増えている。

 またメディカルブリューも面倒だが水筒で水を汲んで調理なべに入れることを繰り返し、制作した食料保管庫に発火粉と入れておくことで確実に備蓄が増えつつある。

 更には原始的な質だが金属の鎧一式に加えて盾も作り完璧……と言いたいところだが、盾を装備するとフローラとインプラントの反応が宜しくないようでこれは非常時以外は使わないことにした。

 

 それはともかく戦うための準備も探索に赴く準備もまた孵化部屋のほうも順調である。

 後は一応、この拠点の近くにあるガスが噴出するところにまた湧いていた新しいガスの塊もごく少量だが回収してある。

 おまけに上に見えている例の巨大なリングの装置から続いていたであろう途切れている通路にも強引にジップラインを打ち込んで登れるようにしたことで、最初の場所まで戻れるようにもなった。

 

 もうここまですれば後は移動拠点を作り始めるか先に旋盤を始めとした設備を整えるかを迷う程度しかできることはなさそうなほどだ。

 まあそれを含めて今後の事はカニを倒した後で考えたいところだが、ジップラインで高所から確認したところ思った通りカニがこちらへと戻ってきているのが見えた。

 ただその先でスピノが暴れているのも見えてしまい、まさかアイツと一緒に攻めてこないでほしいとちょっと祈りたい気持ちになってしまった。

 

 ……でも最悪はジップラインの上から無限にクロスボウで射抜いてやれば倒せる気がするけども?

 

『ジップラインがあれば同時に襲撃されても最悪一人では逃げれるから本当に便利だね……でもこれも含めて希少素材も早い段階で集まっちゃうのが許されてるって考えると逆にこの先に何が待ち構えているのか思うと……本当に頑張ってね!負けないでよ!応援してるから!』




今回名前が出た動物

TEKユタラプトル
ドードー変種
TEKステゴサウルス
カイルクペンギン
カマキリ
三葉虫変種
カルキノス(カニ)
スピノサウルス変種
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