百九頁目
これまた懐かしい物が見えてきた。
切り倒せそうにない硬そうな木……これは島にあった樹液が取れる木じゃないか。
砂漠には一切見当たらなかったが、確かにこんな見た目だったはずだ。
ただ島にあった木には蜂が良く巣を作っていたが、ここにある数本の木には一つも付いていなかった。
単純にたまたま湧いていなかっただけなのかここには蜂は存在しないのか。
どちらにせよ巣が見つからない以上はハチミツを採取することはできないと言うことだ。
……あの甘味、久しぶりに味わいたかったのに残念だなぁ。
せっかくハチミツ集めのエキスパートである熊もちょうど仲間に加わったタイミングだけに残念で仕方がない。
また樹液の採取に使う蛇口もインゴットを大量に使うため、電化製品を準備するために殆ど使い果たした現状では制作するのが厳しいところだ。
『ハチミツも樹液も見送るしかないだなんて……ちゃんとマップにはここのこと記しておこうね?』
百十頁目
ハチミツと樹液、そして果物などがあればベジタブルケーキを作ることができる。
まるでそれを見越しているかのようにケーキで仲間にするカタツムリが現れたではないか。
もちろん捕獲しようがないし倒す必要もないので無視するしかない。
しかしそこへ今度は蛇が……巨大蛇じゃなくて島にもいたあの毒持ちの蛇が襲い掛かろうとしているのを目の当たりにした。
これもまた捕獲するには有精卵が必要だったはずで、やはり無視するか狩るしかない……と思ったところでふと引っかかった。
あの巨大な蛇も同じ蛇である以上、もしかして有精卵で手名付けることができたんじゃないのか?
取れる素材も似通っていたこともあって、ちょっとした思いつきにしては中々説得力がある様な気がした。
……ただ検証するにしても命懸け……いやジップラインの上から頑丈な奴を落として興味を示すか試せばいいのか?
『あの巨大な蛇を仲間に出来たら怖い物無しだから試したいところだけど……やっぱりサイズ的にスピノとかの卵じゃないとお腹膨れなそうだよね?』
百十一頁目
あの巨大蛇に想いを馳せつつ取りあえず島にいた蛇の方は処理しておいた。
そうして改めて少し進んだところで、今度はアンキロの姿が目に入ってきた。
金属鉱石採取のプロフェッショナルでいつもお世話になっている子なだけに捕獲しないと言う選択肢はない。
即座に麻酔矢で射抜いて眠らせて仲間にするけど、ここで一旦帰るべきか進むべきか頭を悩ませる。
出来れば金属鉱石のある所に置いておきたいところだけれど、せっかくここまで来たのにあの距離を戻るのはちょっともったいない気がする。
飛行生物さえいれば……特にアルケン君がいればサッと輸送してお終いだと言うのに……
……というか本当にここには飛行生物はいないのか? あの最高の便利生物であるアルケン君を一切利用せずに攻略しろと? なんだその縛りプレイは? 嫌がらせか? 嫌がらせだろ!?
『だから落ち着いてってば……でも確かにアンキロちゃんはいっつもアルケン君とセットで運用してたから取り乱したくなる気持ちはわかるけど……』
今回名前が出た動物
イキオオミツバチの巣
ショートフェイスベア変種
ティタノボア変種(島にもいた蛇)
バジリスク(巨大な蛇)
スピノサウルス変種
アンキロサウルス変種
アルゲンダヴィス(アルケン君)