百十七頁目
金属鉱石もほどよく溶かすことができて、蛇口を作ってもなお余裕が残る程度にはインゴットを調達することができた。
早速蛇口を作ってから現地へと戻り硬い木に差し込もうとするも、相変わらず低い場所には硬すぎて刺さらない。
結局パララ君の背中から更に壁枠を四段重ねた二階の屋根まで上って、ようやく刺せる場所を見つけることができた。
ただ島の時はちょうど樹液の蛇口をさせる高さにツリープラットフォームを吊り下げることができたのだが、今回はどうも上手く支えられそうな箇所が見つからなかった。
実際にプラットフォームを作って試したわけじゃないから絶対に無理だとは断言できないけれど、まあ仮にぶら下げれたとしてもあの時のように飛行生物がいない以上はパッと飛び降りることができないので何の意味もない。
だから安定して回収しようと思ったら普通の建材で足場を作り上げるべきだろう。
尤も樹液は時間がたたないとにじみ出てこないし、ある程度は貯めておけるから今は後回しにしてこのまま先の探索に赴くとしよう。
『樹液と後は蜂蜜さえ手に入ればケーキとか作れるようになるんだけど、やっぱり幹に蜂の巣はできてないね?』
百十八頁目
進行方向から右側に少し顔を向ければ断崖絶壁が見えていた。
足を滑らせたら一巻の終わりぐらいの高さがあるけれど、下には足場が見えていて動物と思わしき影もちらほらと見えていた。
このまま進んで行ったらいずれはあの場所にも到達することになるのだろう。
パッと見た限り、やはり何かが青白く発光している幻想的なエリアが広がっており、更にそこより深いところに赤とも紫とも言えそうな目に悪そうな光り方をしているエリアがある。
更にあちこち望遠鏡で更に入念に確認したところ、赤いエリアには赤い宝石が取れそうな鉱石があるのが見て取れた。
今いる上層階では緑が取れており、見えてる限り最も深そうな赤いエリアで赤い宝石が取れそうということは、やはり青い宝石はあの青白いエリアで取れるのだろうか?
青の鉱石と赤の鉱石、これらの新しい素材で何が作れるようになるかは分からないけれど、きっとこのARKの攻略に役立つ物だろうし、当面の目的はマップの開拓とあれらの宝石の回収にしようかな?
『このARKにしかない素材で作れる道具は光るスティックとかジップラインとか面白くて役に立つのが多い気がするし、あの二つもきっと凄く便利なものが作れそうでちょっと楽しみだね?』
今回名前が出た動物
パラケラテリウム変種(パララ君)