ARK とある青年の日誌   作:車馬超

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第949話

百十九頁目

 

 更に東へと進んでいくが今のところ見える景色はほとんど変わらない。

 現れる敵も素材も今まで見たものばかりだ。

 ただ二つ目のガスの噴出口と赤いキノコと食肉植物っぽい奴の群生地はマップに乗せておいたし、新しく現れた野生のカルちゃんの同種とラプトル軍団は捕獲しておいたから成果自体は着実に増えている。

 

 この調子でどんどん先に進んで行けばあの青い鉱石がありそうな幻想的なエリアにもそろそろ……とか考えていたのだが、何故かまたしても水辺へと辿り着いてしまった。

 恐らくはこの水脈も俺が拠点を作った上流から連なるものだろう。

 その証拠とばかりにあそこでも見かけたカニとスピノが、島にもいた巨大なワニとかを相手に元気に暴れている。

 

 まあこいつらは巨大蛇に比べれば討伐可能だし川も深くも無ければ広いわけでもないので、向こう岸まで押し通れるはずだ。

 ただここにも拠点を作ってカニを討伐してポリマーを稼ぎつつスピノを仲間にして回るのもありな気がする。

 

『有機ポリマー狩りは確かに魅力的だけど、ここって金属鉱石とかの素材は見当たらないし、取りあえず保留にしてもう少し先を探してみたら?』

 

百二十頁目

 

 フローラの言う通り他に良い素材が取れそうになかったこともあり、一旦もう少し先を調べてみることにした。

 その際にカニとスピノと、次いで巨大なワニやここにもいたピラニアなどもまとめて一掃してから川を渡ろうとしたところでふと川の流れる先である南側に目を向けてみると、また崖になっていて滝のように水が下の方へと流れ落ちているのが分かった。

 気を付けて覗き込んでみれば滝は青白いエリアに向かって流れ落ちていたが、地面までの距離は前までに比べるとかなり近くなっているように見えた。

 

 どうやら思っていた通り少しずつあの青白いエリアに近づいてきているようだ。

 このまま東側へと道に沿って進んでいけば、もうそれほどかからずにあのエリアに辿り着けるかもしれない。

 だから川を渡った後も北側とか他に進めそうな場所はあったのだが、このまま東に向かって進んでみることにした。

 

 果たして東側へと続く道は緩やかな下り坂が続いていて、間違いなく青白いエリアへと……ってなんだ!?

 目の前で重量のある生き物の足音がするし砂煙も見える……のに何もいないっ!?

 いやほんの少し空間が歪んでいるような気が……ってか、噛みつかれたっ!? 何にっ!?

 

『な、何かいるよ!? 見えないけど透明な何かがいるっぽいっ!?』




今回名前が出た動物

カルノタウルス変種(カルちゃん)
ユタラプトル変種
カルキノス(カニ)
スピノサウルス変種
サルコスクス変種(島にもいた巨大なワニ)
メガピラニア変種
●●●●●●●(透明な何か?)
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