百二十五頁目
いくつかあったハチの巣から回収した蜂蜜はちゃんと拠点に戻った際に冷蔵庫へとしまっておいた。
これにより消費期限を気にせず更に先へと進むことができる。
そう思ってこの場所もまたしっかりマップに印をつけて更に川を辿っていく。
しかし思っていた通りというべきか、すぐにまた滝になっている場所にぶつかり、下を覗き込めばやっぱり青いエリアへ向かって流れ落ちていたではないか。
尤もこちらには近くに下へと繋がる道がないので、ジップラインを使うか飛び降りなければ青いエリアへと入っていくことは出来なさそうである。
代わりにここの滝の近くには緑の鉱石と金属鉱石を採取できる場所があり、更にその手前の足場には青いカプセルが光を放っていた。
緑の鉱石&水晶に金属鉱石と救難物資のカプセルが手に入る水辺に近い場所となれば拠点候補には相応しい……のだが 問題は素材がある場所が例の胞子を巻く赤いキノコのすぐ傍なのが厄介だ。
でも一応拠点自体は作っておこうと思い、取りあえず簡易なベッドだけおいた寝泊まり用の住居を岩の建材で作り上げるのだった。
『一か所に留まりすぎないためにも拠点はいくつあってもいいもんね』
百二十六頁目
ここで採取できる限りの金属鉱石と緑の宝石を取った上で改めてどちらへ進もうか考える。
水の流れからは離れる事になるが、北側には歩いて進めそうな陸地が続いている。
そっちの方を探索するか、覚悟を決めて青いエリアへ戻るべきか。
ここに至るまで上層エリアをそれなりに移動したが、蜂の巣以外に新しい発見はなかった。
それを踏まえるとやはりもう青いエリアの方を探索した方が発見は多いかもしれない。
だけどどうせここまで来たのだから、やっぱりマップは埋めれるだけ埋めておくことにした。
そう思って川から離れて上に向かう緩やかな坂道になっている北側へと進んで行って……すぐに後悔した。
何故なら気づいてしまったからだ……向かって右側の壁に段差となっている場所があり、その上の方に何やら見覚えのある形の横穴が奥まで続いているのを。
ちょうどそこに発光生物が居たからこそ気付いたのだが、いなければ間違いなく見落としていただろう。
……あれって洞窟の入り口にしては大きいけど、確か前に見かけた地上へ繋がる道があんな風だった気が
『危険だから近づいて欲しくないけどちゃんとこの先がどうなっているかは調べてはおきたいし……動物達を前に出して慎重に進もうか?』
今回名前が出た動物
イキオオミツバチの巣