百二十七頁目
思った通り、ここもまた地上へとつながる道であるようだ。
少し入ったところで異様に眩しくて蒸し暑くなり、そのまま動物を前に出したまま慎重に先へ進むと遥かな断崖絶壁が広がり、その上の方から眩しい光とちらほらと揺れ動く炎の影が見えていた。
ここから見てもわかるほどに、相も変わらず地表は地獄の形相であるようだ。
同時に少し前から暗い時間がすぐに終わると言っていたことが影響しているのか、前のように涼しくなる気配は全く見えなかった。
これでは到底地表の探索なんか行けそうもない。
……尤も仮に涼しくなったとしてもまだ行く覚悟も準備も全然できてはいないのだが。
ただこのエリアにおいてはあの断崖絶壁の上の方で熱気が留まっているのか、下から見上げる分には取りあえず安全そうであった。
しかも有難いことにこの安全なエリアにも例のケラチン質の素材や金属鉱石が取れる塊が大量に転がっているではないか。
これならリスクなく幾らでも採取可能だが、それでも上から差し込める日差しの強さについビクビクしてしまい、資源の山だと言うのに余り長居したくはないと思ってしまう。
『せっかく貴重な資源を回収できる場所だから怯えてないでちゃんとメモメモ……ところで地表への入り口って何か所あるんだろうね?』
百二十八頁目
前に地表を眺めた時はオベリスクがを一つしか確認できなかった。
今回は上に上るわけにもいかないのでチェックできないが、もしかしたら地表の入り口はそれぞれオベリスクに繋がっているんじゃないだろうか?
そんな仮説を立てると共にもう一つ疑問が思い浮かんできたが、ここの守護者は果たして何体いるのかということだった。
島では色ごとに守護者が居た上で別の場所にあった最後の洞窟にその証拠を収めて、奥にいた管理者と戦う必要があった。
だけど一つ前の砂漠では全てのオベリスクが求める素材が同じで戦う守護者も一体だけであり、それに勝利するだけでよかった。
果たして今回のARKはどっちのパターンなのか、あるいはまた異なるパターンなのか。
……出来れば地上にはあまり行きたくないから島のパターンは勘弁してほしいところだ。
『実は地表への出入り口は四つあって、三つのオベリスクを攻略した上で四つ目の扉があるところも探さないといけないってのが最悪中の最悪なパターンだと思うけど流石にそれは……そ、そんな絶望的な顔しないでよ!まだそうと決まったわけじゃないんだからね!』