百三十一頁目
この水中を調べるのはリスクばかりが高くて殆どメリットがなさそうに見える。
尤も洞窟の入り口が隠されている可能性がないとは言い切れないが、どちらにしても他の場所を探し終えた後でスキューバセットを準備できるようになってからでいいだろう。
だからこれもまたマップに記しておいて、このまま水際を添うように北の方を調べて行こうとするがまたしても行き止まりになってしまう。
今回は本当に行き止まりであり、しいて言えば壁の上の方に黄色く光る水晶のようなものが見えるぐらいだ。
……一応強引にジップラインで近づいてみたけれど、採取もできないしやっぱり進める道もないしで全く意味がなかった。
仕方なく引き返すが、どうせならこの湖周りを可能な限り調べようと、また水際に沿うようにして進んでいく。
すると途中で最初に目を覚ましたところで見たのと同じ金属でできていそうな、だけどあの装置とはまた別物の建築物が見えてきた。
縦に長く伸びるこれが何なのか、少し時間をかけて調べてみたけど……やっぱりよくわからない。
『ハンスさんがいてくれたらね……でも多分これもあの日記を書いたダイアナさん達が作ったものだよねきっと?』
百三十二頁目
後ろ髪惹かれる思いではあるが何もわからないことに時間を使うわけにもいかない。
そう思って場所だけ記録して湖の周りの調査を再開したけれど、結局こちらもすぐに行き止まりになってしまう。
ただ今回は壁の上の方に足場らしいところもあるし恐竜が行きかっている気配もある。
何よりそこにも先ほどの建造物と同じ材質で出来た何かが見えているため、これは調べないわけにはいかない。
また強引にジップラインで……とも思ったが少し手前側のところに登っていけそうな坂道があったはずだ。
だから一旦見術から離れてそちら側から回り込むようにして進んでいくと、またしても同じ材質の建築物を見つけた。
今度のは左右対称になるように三角形っぽい何かが配置されていて……なんかちょっとひしゃげたり歪んだりしているからわかりにくいけど、これってもしかして門、だったんじゃないか?
そんな疑問を抱きながらその間を通り抜けるように先へと進むと、地面にも一部分だけだけれど同じ材質の土台が敷かれている場所を見かけた。
自然に侵食されたりもするからはっきりとは断言できないけれど、もし俺の想像が正しければここには未来人達の拠点が築かれていたんじゃないか?
『確かにそれっぽい感じもするけど……でもなんかあちこち力づくで壊されたような跡が……オベリスクとかと同じ材質っぽいのにこれを壊せる生き物って……』
今回名前が出た???
●●●●●●(TEK建材を壊せる生き物……?)