百三十六頁目
やはり思った通りこの茶色っぽいキノコを齧ると胞子への耐性が付くことが分かった。
尤も食べた量に応じて時間制限があるようだが、同時に胞子を影響を受けた後から齧っても症状を抑える効果が発揮されることも分かった。
つまりこれをたくさん食べてから突っ込めばこの胞子が満載になった通路も抜けられると言うことだ。
早速大量に齧ってから、影響を受けないらしい動物達を前に出す形で突っ込んで突破を試みる。
胞子が濃すぎてそれ自体がせき込ませる程度には息苦しさを感じたが、それでもほとんど問題なく通り抜ける事が出来た。
……だけどそこまでして通り抜けた先にあったのは、見覚えのある光景だった。
ケラチン質の素材が取れる骨と金属鉱石が取れる塊……そしてすぐにぶつかった断崖絶壁とその上の方で燃え盛る炎と日差し。
つまりここもこの洞窟の出口というか地上と繋がる場所だったようだ。
これで三つ目……やっぱり前に考察した通りオベリスクの数だけで入り口があると言うことなのだろうか?
『一応マップにチェックはしておくとして……三か所もあるってことは、やっぱりお外もいずれは攻略しない場所ってことなのかなぁ?』
百三十七頁目
やはり今の時点ではこんな燃え盛る外の世界を攻略することなど不可能だ。
仕方なくまた息苦しさを耐えて胞子の満ちた道を引き返し、新たに探索できる場所を探す。
しかし壁沿いに進めるだけ進んでみても、ここには新たな発見はなさそうであった。
見覚えのある動物と素材ばかりだし、すぐに行き止まりの壁にぶつかってしまう始末だ。
それどころか最後の道などは進んでいるうちに最初の川に戻ってきてしまったほどで、結局はもうあの青いエリアを探索するしかないのだと認めるしかなかった。
……いや正確に言えばそれこそ地上エリアもあるのだが、あんな場所は本当にまだどう攻略していいかわかっていない。
まさか日の出ていな時間だけ利用して攻略するだなんてことはないと思いたい。
特に少し前から日が落ちている時間が殆どなくなっているのだからこれでは命懸けだなんて言うレベルの話ではない。
逆に日が落ちている時間が長く成れば話は別だが……いや日が長い期間があるのだから短い期間もいずれはやってきたりするのだろうか?
『あの燃え盛る炎に耐性のある装備とか思い付ける? やっぱり無理? じゃあまさか本当に夜中に……ま、まあ本当に夜が長い期間がやってきたらその時に考えようね?』