ARK とある青年の日誌   作:車馬超

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第982話

百六十八頁目

 

 残りのオベリスクを始めとした目ぼしい物がないか、更に地表エリアの探索を続けていく。

 しかし迷わない程度に調べてみたが、やはり今回も見覚えのある景色と敵ばかりだ。

 やはりこのARKはそれぞれのエリアの特色がはっきり分かれてこそいるからこそ、同じエリア内で発見できる要素は限られているようだ。

 

 まあもっと細かく探したら或いは洞窟の入り口が見つかる可能性は零ではないけれど、地理的にこの真下はさっきまでいた地下にぶつかることになる。

 地下と地表の間に洞窟が入る余地があるとは思えないので、そう考えると基本的にアーティファクトのある洞窟は地下に隠されているのではないだろうか?

 そしてオベリスクに関しても、やっぱり他に見つけた出入口の先にある地表エリアのところにありそうだ。

 

 地理的にこのARKの三隅にそれぞれの地表エリアはあるようだし、しっかり外部に行き過ぎないように見えないバリアは張られていたために、ここの地表からそちらまで移動するのも難しそうだからだ。

 ……つまりは他のオベリスクを調べるためにもあと最低でも一回は地表に出ないといけないわけか。

 

『まあ多分他の地表エリアも危険度変わらないだろうから、メガちゃん達を連れ出す建築さえできれば……できるかなぁ?』

 

百六十九頁目

 

 地表エリアということもあってか、空から見慣れた形の救難物資のカプセルが落ちてくるのが見えた。

 しかもそれなりに良いのが入っている黄色だったので無視するのも惜しくて回収しに行ったが、まさかのハザードスーツ胴体部の高品質設計図であった。

 あの放射能エリアを連想させるためちょっとゲンナリしたが、冷静に考えると恐らくは大当たりの品だ。

 

 何せあのエリアを探索する際はこのハザードスーツ以外に選択の余地はないだろうからこそ、少しでもいい品を揃えておかないと命にもかかわる。

 ……尤もただでさえ入手できる量の限られているガスボールの要求量が増えるのが困りものだ。

 一応もっと効率的にガスボールを回収できる方法をインプラントを見て考えてみても、それらしい装置が思い浮かびそうで思い浮かばない。

 

 多分素材が足りないのだろうけれどまだ見つけていない素材と言うと、これまでの傾向的にまだ乗り込んでいない放射能塗れのエリアにありそうなのがまた……

 

『放射能エリアに進出するための装備を作るための素材が放射能エリアにしかないって酷すぎるし、まだ見つけてない素材がどこかに残っている可能性……も少なそうなのがね……本当に酷いARKだよここ……』




今回名前が出た動物

メガロサウルス変種(メガちゃん達)
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