百七十頁目
まだ明るくなるには時間があるけれど悪魔を処理し続けていたメガちゃん達の傷も目立つようになってきた。
だからそろそろ引き返そうと道中で素材を回収しつつ来た道を戻っていく。
その道中には地下にもあったあの刺々しい装置がちらほら目に入ってくる。
進む時も目についていたけれど目新しい発見じゃないから放っておいたが、改めて見てみると昼間には灼熱の炎に晒されているはずなのに全く健在のようであった。
あの熱気に耐えると言うことはやっぱり特別な素材、つまりはエレメントで出来ている未来製品なのだろうと確信しかけたところでふと思う。
こんな地表にまで点在するほど制作者がエレメントをつぎ込んでまで必要とした装置とは何なのか?
自分に置き換えてみると大量に素材を注ぎ込んでまで作る設備と言えば、それだけ便利に使えるTEKレプリケーターみたいなタイプか、逆に素材を大量に効率よく回収できるようになる工業炉などのタイプ、或いは前の砂漠で素材入手のために作った原油ポンプのようなタイプだ。
……そこまで考えたところで同じくあちこちに点在する紫に光る鉱石が目に入り、反射的に関連付けてしまう。
ここにしかない装置とここにしかないこのままでは使えないエレメント鉱石……もしかしてこのエレメントを抽出するための装置なのではないか?
『確かにあり得なくはないけど……でもまあ検証するにしても時間も限られてて危険も多い地表でわざわざ試す必要ないよね?』
百七十一頁目
仮説が気になるところだけれど、フローラの言う通り地下に戻ってから試すべきだ。
そう判断して改めて素材を回収できるだけ採取してから地下へと戻った。
そしてすぐに一番近いところにある装置に向かうと、早速エレメント鉱石を入れてちょっと操作してみた。
果たして前の時とは違ってほんの少しだけ反応した……ように見えたけれど、やっぱり本格的に稼働することはなくすぐに沈黙してしまう。
一応コンソールに分かりにくいけどそれっぽい解説らしき絵が一瞬浮かんだように見えたが、エネルギー不足と素材不足を示しているようであった。
稼働するためのエネルギー源と、後はエレメントを抽出するだけでなく加工して使えるようにするため他の素材も混ぜる必要がある……のだろうか?
取りあえずエネルギー源の補給に関することをインプラントを見て考えてみたところ、充電式バッテリーなるものが思い浮かんだ。
ただこれを作るのにもガスボールが必要であることが分かって思わずため息が漏れそうになった。
……この調子だと次はガスボールを本格的に回収して回る必要がありそうだな。
『これはまた時間がかかりそうな……でも焦らずにちゃんと準備してから進もうね?』
今回名前が出た動物
サーフェス・リーパーキング(悪魔)
メガロサウルス変種(メガちゃん達)