ARK とある青年の日誌   作:車馬超

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第985話

百七十四頁目

 

 取りあえずジップラインとアサルトライフルを駆使してこちらに気づかせて足場から敵を下の水源に落とす作業に専念する。

 注意すべきは野生のラベちゃんもこちらのジップラインに飛び乗ってくるところだが、これはアサルトライフルで蜂の巣にすることで処理していった。

 こうして何とかカプセルのところまで進むことが出来て、ギリー装備の腕部分の高品質品が現物で手に入った。

 

 洞窟攻略する上で防具を強化できるのは有難いからすぐに装備して、再び進もうとしたところでほのかに発光している生き物を見かけた。

 ヤモリに似ているその子もまた発光生物のようであり、敵対する様子もなかったので色々と餌を与えてみたところ、何とあの睡眠薬作りに使える黒いキノコを食べて懐いたではないか。

 前に捕獲した子もそうだったけれど、どうやらここの発光生物はあの四種類のキノコそれぞれを好んで食べるようだ。

 

 ……尤も仲間に下はいいけれど既に肩にドック君を載せている以上、連れて帰る手段がないのが残念だ。

 

『ここだと発光生物は逆効果みたいだし……おいていくしかないさそうだね』

 

百七十五頁目

 

 せっかくだし探索できる限りは調べておこうと慎重に進んだところ、すぐに見覚えのある波動が伝わってきた。

 よくアーティファクトから放たれていることから、もしかしてもう見つかるのか!? と息巻いたけれどそれは壁から露出している未来設備から放たれているものであった。

 流石にこんな簡単に見つかるわけはないと思っていたが肩透かし感はかなり大きい。

 

 ガッカリしながら進むと今度は道が二手に分かれていると頃にぶつかり、まずは左側を進んでみた。

 すると暫く狭く周囲を壁に囲まれた道が続いた後で開けた場所に出た。

 尤も足場自体は狭いままで下に落ちれば高さこそ前よりはましだけれど相変わらず水源に繋がっていて、ジップラインを使わないと脱出できなそうである。

 

 ただ今回は動物らしい動物の姿はなかったこともあり、そのまま右の壁沿いに続いている狭い道を進んでいくことが出来た。

 その先はまた狭い道に繋がったかと思うと、同じように開けた空間が目の前に広がり……ってあれアーティファクトかっ!?

 今度目に飛び込んできた空間もまた下の方は水源であったが、上の方に金属製の足場が見えており、その先端部分に今度こそアーティファクトが浮かび上がっているのがはっきりと見て取れた。

 

 距離的にも遠くないのでジップラインが十分届く距離だが、足場の上に他の動物がいるかどうかまでは角度的に見通すことが出来ない。

 だからジップラインを繋いだ後で様子を見ながら慎重に進んでいくと、やはりサソリなどがウヨウヨしていた。

 だけどラベちゃんの同種の姿はなかったので、いつも通り遠距離武器でこちらに気づかせることでジップラインに乗ることが出来ないその子達をドンドン下へと落としていき、安全を確保した上で着地して……見事にアーティファクトを確保することに成功するのだった。

 

『洞窟を出るまで油断は厳禁だけど……流石だね! こんなARKでもここまでやれるなんて凄いよ!』




今回名前が出た動物

ラベジャー(ラベちゃん)
グローテール(ヤモリに似ている発光生物)
プルモノスコルピウス変種(サソリ)
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