ARK とある青年の日誌   作:車馬超

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第987話

百七十八頁目

 

 一応上の方にジップラインを撃ちこんで高いところから地形を見通してみたが、ここの地表エリアは前のところより広いようだ。

 オベリスクまでの距離も長く道も蛇行していて、たどり着くまでに苦労しそうである。

 代わりに空から降りてくる救難物資の光は幾つも見えていたけれど、やはりここを進むリスクの方がはるかに大きいように見えた。

 

 仕方なくここの探索は諦めて、もう一か所の出入り口へ動物達を搬送することにする。

 ……そしてそちらに立ちはだかる広大な断崖絶壁を前に、今回もまたたっぷり時間をかけて崖上に続く建築をする羽目になるのだった。

 

『角度が凄く厳しいけど出来なくはなさそう……ああ、途中にあるキノコの胞子には十分気を付けてよ?』

 

百七十九頁目

 

 フローラが指示してくれたから言われるままに配置するだけでよかったけれど、それでもかなりの重労働だった。

 しかも今回は幅を作る余裕がなかったから、結局はまたメガちゃん軍団で探索することになりそうだ。

 まあ二日経っているから流石に傷も癒えてくれそうだけど、代わりに心配なのはそろそろ暗い時間が短くならないかという点だ。

 

 尤もその時は地表エリアの探索をまた後回しにすればいいだけだと思い、取りあえず今のところは気にせずに休むことにした。

 この出入り口の近くにはあの未来の休眠ポットがあるのだからアレを使えば短時間で疲労は完全に消えるのだから利用しない手はない。

 

『お休み~、ちゃんと明るい時間調べておくからね~』

 

百八十頁目

 

 まだ明るい時間は短いままのようであり、これなら地表エリアの探索も問題なく行えるだろう。

 すっかり疲労が消えた身体を軽くほぐしながら、途中にある胞子エリアを通り抜けるためキノコを齧る。

 そうして再び三つ目の地表エリアへと足を運び、まずはオベリスクがどうなっているのか位置も含めて改めて軽く調べてみる。

 

 するとここのオベリスクはかなり近いところにあるようで、また斜めになって地面に突き刺さっていたりすることもなさそうである。

 ただ周りを包むと言うか支えるように別の機材がくっ付いているようにも見えて、やはりこれまでのオベリスクとは違って見えた。

 まあ詳しくは近づいてみないと何とも言えないと思い、改めて進んでみる事にした。

 

 やはり前に考察した通り、同じようなエリアで見つかるものは限られているようで、ここでもまたあの悪魔と触手の飛行生物ばかりが襲い掛かってくる。

 尤も割合的には飛行生物の方が心なしか多いようで、メガちゃん軍団なら問題なく蹴散らしてどんどん先へと進むことが出来そうだ。

 

『また地形が複雑だと困るし、パッと見た感じ似たような素材ばっかりだし一旦は採取を後回しにしてオベリスクを調べに行こうね』




今回名前が出た動物

メガロサウルス変種(メガちゃん軍団)
サーフェス・リーパーキング(悪魔)
シーカー(触手の飛行生物)
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