正妻戦争 ーキリトオールスターズー   作:玖蘭 蒼

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どうも、玖蘭 蒼です。四日ぶりの更新です。

今回からは正妻戦争開戦前のヒロインたちの様子をお届けします。
本当は早くバトルシーンを書きたいのですが、省略というわけにもいかないので・・・・・・


第2章 正妻戦争 開戦前
第五話 開戦前 ーアスナとリーファー


 

 

 

「あれ・・・?ここは・・・・・」

 

アスナが気がつくと、そこには見知らぬ街並みがあった。

 

ーーーーたしかクラインさんの話を聞いたあと・・・・

 

「じゃあ、ここが戦いの場所・・・」

 

クラインの言ったとおりなんの変哲もない、どこにでもありそうな地方都市である。

アスナはその郊外の住宅街にいた。

 

「ほんとうにこんなところで戦うの・・・・?」

 

見える限り、住宅街は平和そのものだ。散歩の老人や下校中の小学生の集団。争いなんてまるで起こりそうもない。

アスナはとりあえず周辺を見て回ることにした。

 

住宅街を抜けると、大通りに出た。それなりに発展しているようで、コンビニやファミレス、書店などの店が並んでいる。

アスナの足は自然とコンビニへと向いていた。

 

中に入ると、おなじみの入店音が流れる。

ふと、新聞が目に入った。日付を確認する手段の鉄板である。

 

日付はーーーーー

 

 

平成17年 6月22日 水曜日

 

 

アスナが生まれる、二年前だった。

 

「はあ・・・やっぱり・・・・」

 

街並みを見たときに違和感を感じたのはこのせいか・・・

見知らぬ場所に飛ばされたのだ。時間の移動にさして驚きはなかった。

 

そういえば時間はわかったが、ここは日本のどこなのだろう。

何も買わずに出るのはなんとなく気が引けたが、アスナは店を飛び出し入り口の自動ドアに書いてある店名を見た。

 

「フレンドマート ー桐崎東店ー」

 

ーーーー桐崎・・・!?

 

アスナは自分の記憶を探し回ったが、そんな名前の都市は聞いたことがなかった。

ポケットをまさぐり、スマートフォンを取り出す。

 

 

ーーーいくら調べても、桐崎市という地名は出てこなかった。

アスナは少しばかり期待していたのだ。さっきまでの話は全て悪い夢、もしくは誰かの悪ふざけなんじゃないかと。

 

「みんなと戦うなんて、私には出来ないよ・・・」

 

しかし退路を断たれた以上、覚悟しなければならない。

 

「みんなとは戦いたくない、でも・・・」

 

「でもキリトくんは誰にも渡したくない、ですか?」

 

「・・・・・!?」

 

いきなり横から聞き覚えのある声がして、アスナはおもわず身構えた。

そこには、金髪のポニーテールの少女がいた。

 

「リ、リーファちゃん!?」

 

桐ケ谷直葉ことリーファは、まくしたてるように言う。

 

「いいですか、アスナさん!いつまでもそんな甘いこと言ってるからだめなんです!キリトくんを渡したくないなら、自分の力で手に入れるんです!戦いたくないだなんて言ってる場合じゃないんですよ!」

 

「リーファちゃんはそれでいいの!?だって、だって・・・」

 

「私にはお兄・・・キリトくんを手に入れるほうが大事です。」

 

「そんなっ・・・・!!でも・・・!」

 

いつまでも悩み続けるアスナに、リーファもかすかに苛立ちを覚える。

 

「この前の決心はどうしたんですか!?それともあなたにとってキリトくんはそこまでのものじゃないと!?」

 

「・・・!!」

 

その言葉は、葛藤するアスナの心にかなりの衝撃を与えたようだった。

 

「・・・・・場所を変えましょう、アスナさん。」

 

いつの間にか周りには人が集まってきていた。大通りのコンビニの目の前なのだからとうぜんだろう。

リーファがアスナの手を取って歩き出そうとすると、強引にその手が振りほどかれた。

 

「・・・・その必要はないわ。」

 

アスナはキッと前を見て言った。

 

「ごめんね、リーファちゃん。私、やっぱりキリトくんは誰にも渡したくない。だから・・・・戦う。」

 

アスナの目からは確かな決心が読み取れた。それをリーファも感じ取ったようで、

 

「・・・・今度こそ、信じますよ。」

 

と言い残し、彼女は去っていった。

 

 

 

 

一方、そのやり取りを影で見ていた人物が二人・・・

 

「あーあ、わざわざ敵に決心を固めさせるなんて、何やってんだかあの子は。」

 

「敵に塩を送るってやつですね!リーファさんはやっぱり正々堂々と戦って勝ちたいんですよ。」

 

リズベットとシリカはコンビニに停車している車の影に隠れていた。

アスナとリーファのやり取りに集まってきた人たちにめちゃくちゃ怪しい目で見られているのだが、会話に夢中な2人は気づかない。

 

「にしても怖かったわねぇ、あのリーファの剣幕!」

 

「うぅ、あたし、戦っていく自信がなくなってきました・・・」

 

彼女たちはアスナを見かけて声をかけようとしたのだが、リーファの剣幕に押されて、出るに出られなかったのだ。

 

「大丈夫よ!なんたってあたしたちだけ2人なんだから!」

 

「そ、そうですよね!なんとかなりますよね!2人ですから!」

 

表面上は笑いながらも、裏で二人は同じことを考え、お互いに言えないでいた。

 

ーーーーあれ、あたしたちが勝ったら、正妻決まらなくない・・・・?

 

ということはつまり・・・

 

 

 

ーーーーあたしたちが勝つことはないと思われてる・・・・!?

 

 

 

 





正妻戦争で勝てない。それはサブヒロインの宿命。

ユイ出した方がいいですか?出るとしたらどういう立場がいいかまで教えてください。

  • ママの正妻の座を守るため、アスナに味方
  • 茅場のように干渉せず見守る
  • キリトと共に戦いをやめさせようとする
  • 途中参加(ママすら押しのけパパ独占へ
  • 正妻戦争の管理者(審判的な)
  • 出さなくていい
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