ありふれた異世界でMadness combat(ボチボチ再開) 作:ディセプティコン大好き
南雲 ハジメは自分のステータスの低さに絶望した
南雲ハジメ
天職:錬成師
筋力:10
体力:10
耐性:10
敏捷:10
魔力:10
魔耐:10
スキル
『錬成、言語理解』
もちろんこの事は不良グループの檜山にも見つかりバカにされた
そして、1週間後
檜山達―――小悪党組に寄ってたかってハジメに暴行をくわえているとそこに一人のハジメにとっては救世主になるような人物が現れた
「お前達、なにをしている?」
片手に警棒を持ち、背中にはファマスを持った
ATPソルジャーが来た
「あん?…なんだ。誰だと思えば、黒いやつの部下じゃないか…」
「もう一度聞く、そちらの南雲 ハジメに何をしている?」
「何って決まってんじゃん。この無能な南雲のために俺たちの貴重な時間を使って訓練してやってんの。こいつ全然訓練場来ないでサボってるから、俺達が特別にな!」
「だけどよ~、ホント弱すぎて全然訓練にならなかったよなぁ」
「訓練?それが訓練だと言うのか?…笑わせるな、どうみたってただの暴行じゃないか」警棒を構える
「それにしても、なんなんだよその消ゴムで作ったみたいな姿、よく表を歩けるよなぁ~」
「そうだ! せっかくだからこいつにも訓練をつけてやろうぜ!」
「良いな、それ…あったときからずっと気にくわないし、上から目線でうざいし」
彼等の卑屈さと怨念に満ちた顔を見たハジメは、ATPソルジャーに「逃げろ!」と必死に訴えかけるが
対するATPソルジャーは
「そうだな…ちょうど俺も暇してたところなんだ…お前らの実力、どれ程の物か見せてみろ」
「うぜぇー!ここに風撃を望む――〝風球〟」
近藤は、怒り狂う
そして、斎藤が風の弾を二発放つ――
「遅い…」
風球を軽々とよけ
そのまま斎藤の方に向かって走り
「はぁぁ!」
ガツンッ!
警棒を斎藤の頭に振り下ろす
「ぐぇっ!?」
そのまま斎藤は、倒れ気絶する
「てめぇー!ここに焼撃を望む――〝火球〟!」
仲間がやられたことで更にキレている中野が、大きな火球を飛ばしてくるが
「遅すぎる」
またもや避け
中野に向かって走り
「眠ってろ」
ダダダダダダ
耳の真横でファマスを発砲し気絶させる
「ちっ!なら、これで!」
槍術師の近藤が雄叫びを上げながら、槍を持って突きを入れてくる
しかし、その瞬間
ヒュンッ!
近藤の顔すれすれに弾が通りすぎる
「ヒイィィィ!」
それにびびり尻餅をつく
そして、最後は檜山だが……
「く、来るなぁっ!?な、何なんだよ、お前!」
「俺?俺はATPソルジャー111…」
そのまま檜山に近づき
「さてと、あいつに暴行した落とし前をつけて貰おうか」
「ひっ……!」
ゆっくりと近づくソルジャーのゴーグルには怯えている自分が反射し写し出されていた
「くっ!うぉぉぉぉぉ!」
どこからかナイフを取り出し
「な!しまっ………」
「くたばれぇぇぇぇぇ!」
グサッ!
「っ……!」
そのままソルジャーの腹部に突き刺さり
檜山の手には、黄色い人口血液がつく
「おい!今援軍にきた……?!」
「くっ……!」バタンッ
傷口を押さえ倒れる
「きゃぁぁぁぁぁぁ!」
南雲の治癒のためにたまたま来ていた、白崎がその光景を見てしまい悲鳴をあげる
そして、その後ろには雫と光輝と龍太郎もいる
「白崎!ソルジャー111の治療をしろ!早く!」
「は、はい!」
白崎は、ATPソルジャー111のところに行き
腹部に刺さったナイフを抜こうとしている
「ヴッうぅぅっ」
すこしだけはきそうになるが、なんとかナイフを抜き取った
そして、彼女の治癒魔法によりソルジャーの傷が徐々に癒えていく
「……ありがとな」
そのまま立ち上がり白崎に礼を言う
「……それで、なにがあったの?」
雫が周囲を見渡しながらソルジャーに問いかける
「こいつらが、南雲 ハジメを特訓と称してリンチをしていた…まぁ、止めるためにすこしだけ警棒で殴ったり、銃を撃ったりしたけどな……ちなみに当ててないからな……そしてこいつに刺されこのざまだ」
ソルジャーの返答に雫と優花は信憑性が高い、と小さく頷く
一見するとATPソルジャーが周囲の連中を一方的に伸したように見えるが、ATPソルジャーがそんなことをするはずないと直感的に思った
それに、この場所は人目に付きにくいとはいえ、まったく目につかないという訳ではない。周りにいる生徒たちに聞けば、すぐに真相は判明するだろう
そして、檜山の手についている黄色い血液も証拠になる
しかし、
「お前は檜山達になんて酷いことをしたんだ!」
まったく空気が読めない男がATPソルジャーに掴みかかる。
「おい、光輝!流石にそれはマズイだろう!」
「止めるな、龍太郎!こいつは、この世界の人達を助けようと真面目に鍛えていた檜山達にあんな非道なことをしたんだぞ!しかも銃を使って!」
証拠が山ほどあるような状況でATPソルジャーに掴みかかる光輝をみて
流石に見かねた龍太郎の制止すらはね除けるその人物は光輝
相変わらずの見当違いな解釈ぶりを貫いている相手に、イライラするATPソルジャーとATPエンジニア、そしてその場をみていたエリートクルー数人
「訓練と称し、南雲ハジメを襲ってたのはこいつらだ、まさか…リンチすることとかを訓練と呼んだりはしないだろうな?お前らの世界も大概だな」
「それは……だが、第一、南雲自身ももっと努力すべきだ。弱さを言い訳にしていては強くなれないだろう? 聞けば、訓練は休みがちな上に、図書館で読書に耽っているそうじゃないか。俺なら少しでも強くなるために空いている時間も鍛錬にあてるよ。南雲も、もう少し真面目になった方がいい。檜山達も、南雲の不真面目さをどうにかしようとしたのかもしれないだろ?」
光輝の思考パターンは、基本的に人間はそう悪いことはしない。そう見える何かをしたのなら相応の理由があるはず。もしかしたら相手の方に原因があるのかもしれない!という過程を経るのである
そして、今の彼の中では、『心からの善意で訓練をつけようとしていた檜山達』が【善人】で、『(彼の中では)不真面目に映るハジメや、檜山達を止めたATPソルジャー』が【悪人】という判定が下されていた
「南雲ハジメが図書館で読書に耽っている理由は私が話そう……」
機動隊の一人がやってきた
「南雲ハジメのステータスは、周りと比べ低すぎる、だからこそ、そこを知識で補おうとしているんだ」
ステータスが圧倒的に低い自分では、皆と同じ訓練をしても効果は出にくいだろうと判断したハジメはメルドに説明をして訓練の時間を短縮してもらい、残りの時間を錬成のための技術を徹底的に磨くために確保してもらっていた
「俺も弁明させて貰う…南雲ハジメは、俺らに銃の構造を見せてほしいと頼み込み、そして錬成でそれを作っては直し作っては直しを繰り返してた」
ATPエンジニアがそう言う
最初は、武器などをひたすらに錬成を使って、形を変化させるというトレーニングだったがしかし、具体的なものがあれば技術向上につながるそと思いエリートクルー達に頼み込みなんとか承諾を得て
たまにエンジニア達と試行錯誤しながら武器などに錬成をしたり、オリジナルの武器を錬成したりしていた
最終的に目指すものは、一分の狂いも許されない精巧品のため、それは最低条件であった
当然、失敗も続き、心が挫けそうになったり、挫けたりしたがATPエンジニアやエリートクルー達が励まし
そして、アイディアを出しあい、それを設計図に書き
形にしたりした
たまに喜びあい、そして喧嘩をすることもあったので
ハジメのステータスはこうなった
南雲ハジメ
天職:錬成師
筋力:18
体力:15
耐性:14
敏捷:20
魔力:18
魔耐:15
スキル
『錬成[+鉱物系鑑定][+精密錬成]、超精密錬成、言語理解』
「あっ! 南雲くんの技能! 何か書かれている!」
「確かに、[+鉱物系鑑定]と[+精密錬成]が増えているわね
」
そして、その努力が実り、一週間後には[+鉱物系鑑定]という、その名の通り、鉱物の詳しい情報が見れるようになる派生技能を習得した。
これは錬成師でも優れたものが数年かけて手に入れるものであり、僅か一週間で開花させたことに彼を師事していた王宮の練成師とエリートクルー達が非常に驚いていた
このことで、保管されていた鉱石などをある程度自由に使える許可を得た彼は、今度はより細かい錬成が出来るようになることを目的に鍛練を積んだ
そして、三日前には、より精密な錬成が出来るようになる[+精密錬成]という派生技能を開花させた。この技能で精密性を特に必要とする武器製作が出来るようになったのは非常に大きかった
「お前達に見えないだけで、南雲ハジメは、頑張ってたんだ」
「ハジメくん! すごい!」
「そうね。やるじゃない」
「私もウカウカしていられないわね」
「お前……実は凄かったのか?」
「よかったな南雲ハジメ」
「あはは……」
皆の好意的な反応にハジメは照れ臭そうに頬を掻きながら、困ったように笑っていた
しかし……
「だ、だが! 結局は、戦闘では役に立たない技能じゃないか!」
尚も認めない光輝。
もしかしたら、人には向き不向きがあり、必ずしも同じ訓練が良いとは限らないことやハジメが非戦闘職であることが頭から抜け落ちているのかもしれない
「お前忘れたのか?南雲ハジメが、非戦闘職のこと」
「あとお前………なぜ南雲ハジメにだけ悪者にし、何もかも認めない?差別だろ、それ」
イジメの加害者である檜山達を殆どお咎め無しにし 、被害者であるハジメが悪いといつも結論付け、全てを否定するかのようなその行動は、エリートクルー達には彼がよく主張する正義に矛盾しているようにしか見えなかった
「それは……」
それに光輝は息を詰まらせ、だが、それでもと反論しようとするが、出来なかった。もしかすると、自身が矛盾していることに気づいたからかもしれない
「もし、本当に君が『正しい』と思っているなら……君の"正義"は間違った"正義"だよ」
訓練が終了した後、いつもなら夕食の時間まで自由時間となるのだが、今回はメルド団長から伝えることがあると引き止められた。何事かと注目する生徒とエリートクルー達に、メルド団長は野太い声で告げる
「明日から、実戦訓練の一環として【オルクス大迷宮】へ遠征に行く。必要なものはこちらで用意してあるが、今までの王都外での魔物との実戦訓練とは一線を画すと思ってくれ! まぁ、要するに気合入れろってことだ! 今日はゆっくり休めよ!」
「(ここに来て一週間弱の奴らが本当に殺しが出きるのか、楽しみだな)」
その話を聞き、オーディエーターは不気味な笑顔を作る
よし!書けた!
ありふれマッドネスコンバットにメタルギアを入れていいか否か
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いいよー
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ダメだね~
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ええけど、エリートクルー達だけに使わせて
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ええけど、みんなに使わせて