ありふれた異世界でMadness combat(ボチボチ再開) 作:ディセプティコン大好き
オルクス迷宮突入する前日の夜
「……諸君、我々はあの作戦を決行する」
「あの作戦か……」
「ついにあの作戦を」
「…明日オルクス迷宮に行く班、待機、そして作戦を決行後すぐに移動できるように準備する班に別れる」
「 「 「 「 「 「 はっ! 」 」 」 」 」 」 」
全員系列する
翌日、エリートクルーたちは【オルクス大迷宮】の正面入口があるホルアドという町の広場に集まっていた
迷宮班の振り分け
エリートクルー 200
ATPエンジニア 50
ATPソルジャー 50
銃器
M249
M203
G36
MP40
イサカM37
そして、装備は全員銃装備であり
全員ヘルメット、防弾チョッキを着用
「今回は、少ないな」
「すまないなメルド団長、今回ほかのやつらはやることがあるしい…」
「おい、南雲ハジメ…」
「あ、ATPソルジャー111さん、どうしたんですか?」
「……お前に忠告をしに来た」
「え?」
「檜山達には、気を付けろ……以上だ」そのまま離れる
「(檜山君達に、気を付けろ?…一応警戒はしとくか)」
「おーい、南雲ハジメ…そのリボルバーの調子はどうだ?」
「あ、ATPエンジニア220さん、いい感じです」
「そうか、けど気を受けろよ…精密錬成はできるけどすこし脆いからな」
「はい!気を付けます」
こうして、メルド団長率いる、生徒組とエリートクルー組たちは、オルクス迷宮に入るのであった
数分後
ダダダダ…ダダダダ…ダダダダダダダダ…
「GO!GO!GO!」
エリートクルー達は、生徒組が殺り残した魔物を駆除しながら向かっている
「魔石は、研究用に数個ほど取っておいてくれ」
「南雲ハジメ…調子はどうだ?」
「え?あ…あまりいいとは言えません…」
「ま、はじめての殺しだからな…」
「はじめて銃を持って撃った時…意外と引き金を引くのが軽くてビックリして、銃自体も軽くて『これなら行けるかも』って思ったんですけど…いざ生き物に撃つときとか…撃った時…なんか重くなった気がして…」
「それが、人や生き物を殺す道具の重さだ…その重さを忘れるなよ」
肩を軽く叩く
「は、はい!師匠!」
「師匠って呼ぶな…体がこそばゆくなる」
「はは、すみません…」
「エリートクルーさん達…この世界に来た時から思ってはいたんですが、そんな卑怯な武器を使っているのですか?」
「?」
「ちょ!光輝!失礼なことを言わないで、あの人達は、私たちを援護したり…殺り残した魔物を駆除してくれたりしてくれるんだよ!」
勇者(笑)のブレーキが外れた
「黙っていてくれ雫。確かにエリートクルー達は敵を倒すだけの実力はある、けれど、それはその武器に頼りきったものだろう? 道具に頼りきった戦い方では、何時か通用しなくなる。きちんと自分の力で戦わないと」
「いや、お前に言われる筋合いはないよ?」ATPエンジニア256が言う
「なに?」
「いや、だってお前も道具に頼ってるじゃん…その剣っていう道具に」
「な!そういうわけじゃ……!」
「そういうわけじゃない?なら何が卑怯なの?」
「そ、それは…」
「当ててやる…遠距離から安全に攻撃してるのが卑怯なんだろ?君の理論だったら」
「そ、そうです!ですのでその武器を捨てて……」
「……なら、弓兵の方や、魔法使いの方も卑怯者になるね?」
「な、何でそうなるんだ!! 俺は、貴方達のことを話してるのに何故そこで香織達が出てくる!!」
「は?いやさっき俺が言ったじゃん…『遠距離から安全に攻撃しているのが卑怯者』って」
「ぐっ…!」
「あのさぁ…勇者くんもう少し冷静になって周りをよくみな…じゃないと…君ひとりぼっちになるよ?」
「っ……」とても悔しそうな顔
「すまんな、メルド団長止めてしまって」
「いや、いいんだ…進むぞ」
それからの展開は、サクサクと進んだ
生徒組が倒し、エリートクルー組が倒し損ねた敵を排除する
このローテーションが生まれた
そうして進んでいくと、いつの間にか二十層へと辿り着いたのだった。この層は今回の遠征の目的ポイントであり、ここまで進むにはかなりの手馴れでなければ難しいとされている。いかに生徒達の初期ステータスがこの世界では異常だったかが分かる結果である
「この階層で終わりか…」
「案外あっけなかったな」
「…これが終わり何も問題がなければ作戦βが実行される」
「ま、問題あってもこの訓練終わり次第作戦βは実行されるけどな」タバコを吸う
「擬態しているぞ。よ〜く周りを注意しておけ!」
メルドがそう忠告すると、壁と同化していたなにかが肌の色を変え始め、褐色のゴリラのような魔物が姿を現した
「ロックマウントだな。 二本の腕に注意しろよ! 馬鹿力野郎だからな!」
「ザ・ヒュージー・クリーチャーと戦ったらどっちが勝つと思う?」
「あいつら(ザ・ヒュージー・クリーチャー)だろ」
ロックマウントが肉体系とだけあって、龍太郎が先手を繰り出し、奴の拳と自分の拳を力強くぶつけ合い、相打ちとなって両方の手が弾き飛ばされた
そこで、M-249を持ったエリートクルー達が一斉に発砲する
が、敵はそれを素早く手でなぎ払い、そのまま息を吸い込んでそれを巨大な声と変換して返した
「グァガァァァァァァァァァァァァァ!!」
巨大生物が姿を現した、と説明されても信じられるような咆哮が、空間全体を襲う
その咆哮で怯んだ生徒が4人
邪魔者を捉えたとばかりに走り出すロックマウントは、彼らを横切り、後ろで迎撃しようとする香織達の頭上付近へと飛び立った
その際、飛び立つ前に持ち上げた岩を思い切り香織へとぶん投げたのだった
しかし、忘れないで欲しい。ロックマウントとは擬態能力を持った魔物。
その岩がみるみる褐色となり、腕と足を出してこちらへと向かってくる
そして、ロックマウントになる
そしてそのまま奴は香織達へと変態の如く飛びかかろうとダイブする
どこかのアニメの主人公が女性に飛び付く時に上げそうな声が聞こえてくるかのような状態だ。
そして目も血走り、鼻息も荒い。本物の変態のようだ。いや、変態だ
恵里を除く2名が悲鳴を漏らしてしまい、そのままゴリラは3人へと激突し…
「グッバーイ」
ポンッ
という軽快な音と共に
「伏せろ!」
エリートクルーにいわれた通り恵理達3人はしゃがむ
と同時にロックマウントの頭部が爆発する
「ひゅー、ギリギリセーフだな……おい、お前ら怪我ないか?」M203を持ったATPエンジニア
「は、はい」
「大丈夫です」
「ありがとうございます」
こうしてなんたかロックマウントは倒された…と思っていたのもつかのま
「ウガァァァァァァァ!」
「げ…まだ動くのかよ」
「逃げろ!」とエリートクルー421が言った瞬間
完全に周りが見えていない勇者がまた問題行動を起こし始めた
「貴様、よくも香織達を…許さない!」
「へ?」
「ちょ!なにやってるんだ!」止めようとするATPエンジニア
この勇者は、まだ恵理達がいる事も視野に入ってないのか、自分の力だけで消し飛ばさんと剣を高く掲げ、剣に光を纏わせて攻撃準備へと入る
「天翔羽ばたき…天へと至れ… 天翔閃!!」
「あ! こら、馬鹿者!!」
「光輝ストップ!! あれが見えてないの!?」
「エンジニア!急いでそこを退避しろ!」
「わかっている…おい!はやく!」
「だ、だめ…腰が抜けて」恵理の腰が抜け動けない
「ちっ!世話の焼けるやつらだ!」恵理を肩に担ぎ上げ走る
誰の声も届かないのか、怒りに身を任せた勇者の一撃が、斬撃となってゴリラへと向かっていく
取り残されたゴリラは、その無慈悲な光によって綺麗に両断され、その奥の壁さえも巻き添えを喰らう。
断末魔を上げることさえ許されないまま、2つにスライスされたゴリラだったものは、そのまま他と同じように地と同化した
一仕事を終え、ふぅ、と安堵の息を吐きながら、自分を暖かく迎えてくれるはずの香織達へと顔を向け、大丈夫か、と声をかけようとする。しかし、
「このくそ野郎!」エリートクルー200に転けさせられ
「へぶっ!」
「敵だなてめぇ」ATPエンジニアに言いがかりを付けられ
「なに!」エリートクルー114が駆けつけ
「敵だ!敵だ!敵だ!」ゲシ!ゲシ!ゲシ!
転けた光輝を足で蹴りまくる
「敵か!敵か!敵なのか!」ゲシ!ゲシ!ゲシ!
「,,,,」その様子を遠くで見つめているATPソルジャー
そして
「うおりゃ!この!この!」すぐに二人の元に駆けつけリンチに加わる
「ん?まて、お前ら…こいつは敵じゃない俺らの仲間だ」
「え?!まじ!ヤバイじゃん!」
「ま、大丈夫だろ」
それから光輝はメルドからは説教を受けた
ちなみに恵理を助けたATPエンジニアは、手を擦りむいた程度で済みました
「あ、あれ、何かな?キラキラしてる…」
そして、勇者達を心配した香織が前へと進むと、不意に壊れた壁の方へと視線を向ける。そこには、青白く発光する鉱石のような物が、こちらを誘うように輝いていた
「ほぉ、あれはグランツ鉱石だなぁ」
「ん?団長、グランツ鉱石ってのは?」
「おぉ、坊主達は知らなかったな。あれは……」
「グランツ鉱石、特別な力を持っていない鉱石だが…売れば高く売れるし、その美しい輝きから、貴族に受けが良く、求婚の際によく使われる鉱石らしい」ATPソルジャーが説明する
「へぇー」
「綺麗…」
香織がグランツ鉱石の美しさを率直にいう
「だったら、俺たちで回収しようぜ!」
女子陣に気を向けてばかりいると、小悪党筆頭の檜山が、その鉱石を目掛けて壁を昇っていく
「待て! 迂闊に行動するな! 安全確認すら出来てないんだぞ!!」
「止まれ!止まらないと撃つぞ!」銃を向ける
慌ててメルドとATPソルジャーが止めるも、それをうざく感じた檜山は無視し、お目当ての鉱石へと手を伸ばす
「うへへ、これで香織に…」
「おい!待て!」
エリートクルー114が止めようと慌てて走るが
遅かった
檜山は既に鉱石に触れていたのだ
すると、部屋全体が魔法陣に包まれ、あの時と同じような光景になっていた
「これは…転移魔法か!?」
「撤退だ! 総員、撤退しろ!」
メルドが全員に避難を呼びかけるが、それも虚しく、
光が彼らを包み込む方が早かった
そのまま謎の浮遊感をプラスされ、どこかへと転移される
やがて浮遊感が終わると、次の瞬間には床に叩きつけられる生徒とエリートクルー達が多数いた
「どこだここ?」
ATPエンジニアが周りを見渡す
そこは大きく開けた洞窟のような場所で、自分達を乗せた大きな橋が、ドスンと構えていた
すぐさまメルドが橋の先端の階段へと向かう様に指示を出したが、そうはさせないとばかりに、小さな魔物がうじゃうじゃと出てきて、彼らを待ち構えんとする。
更に、通路にも大きな魔法陣が展開され、そこから出てくる魔物を見て、メルドが驚愕する
「ま、まさか、あれは………ベヒモス…なのか?」
オーディエーター達が考えている作戦βとはなんなのか
お楽しみに
ありふれマッドネスコンバットにメタルギアを入れていいか否か
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いいよー
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ダメだね~
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ええけど、エリートクルー達だけに使わせて
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ええけど、みんなに使わせて