ありふれた異世界でMadness combat(ボチボチ再開)   作:ディセプティコン大好き

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今回、奈落編は色々とはしょったりします


7話 奈落とホットドッグ

ハジメは奈落へと落ちたが奇跡的に生きていた

 

彼が気付くと川に下半身が浸かり、上半身が浮き出た岩に乗り上げていた

 

それは落下途中の崖の壁に穴があいており、そこから鉄砲水の如く水が噴き出していたのだ。ちょっとした滝であった。そのような滝が無数にあり、ハジメは何度もその滝に吹き飛ばされながら次第に壁際に押しやられ、最終的に壁からせり出ていた横穴からウォータースライダーの如く流されたのである。とてつもない奇跡だ

 

もっとも、横穴に吹き飛ばされた時、体を強打し意識を飛ばしていたのでハジメ自身は、その身に起きた奇跡を理解していないが

 

まずは服を乾かさなければと錬成で魔方陣を刻み火種をの魔法を使う

 

「師匠達は大丈夫かな?あの後無事に皆と外に出られたのかな……早く地上に出て、師匠達会いたいな」

 

そうして服も乾き出口を探すために道を進むハジメ

 

巨大な通路になっている洞窟は複雑で障害物だらけでも通路の幅は優に二十メートルはある。狭い所でも十メートルはあるのだから相当な大きさだ。歩き難くはあるが、隠れる場所も豊富にあり、ハジメは物陰から物陰に隠れながら進んでいった

 

そして4方向へ伸びる道へと差し掛かり気配を潜ませる

 

そっと顔だけ出して様子を窺うと、ハジメのいる通路から直進方向の道に白い毛玉がピョンピョンと跳ねているのがわかった。長い耳もある。見た目はまんまウサギだった

 

ただし、大きさが中型犬くらいあり、後ろ足がやたらと大きく発達している。そして何より赤黒い線がまるで血管のように幾本も体を走り、ドクンドクンと心臓のように脈打っていた。物凄く不気味である

 

明らかにヤバそうな魔物なので、直進は避けて右か左の道に進もうと決める。ウサギの位置からして右の通路に入るほうが見つかりにくそうだ

 

ハジメは息を潜めてタイミングを見計らう。そして、ウサギが後ろを向き地面に鼻を付けてフンフンと嗅ぎ出したところで、今だ!と飛び出そうとした

 

その瞬間、ウサギがピクッと反応したかと思うとスッと背筋を伸ばし立ち上がった。警戒するように耳が忙しなくあちこちに向いている

 

(やばい! み、見つかった? だ、大丈夫だよね?)

 

岩陰に張り付くように身を潜めながらバクバクと脈打つ心臓を必死に抑える。あの鋭敏そうな耳に自分の鼓動が聞かれそうな気がして、ハジメは冷や汗を流す

 

だが、ウサギが警戒したのは別の理由だったようだ

 

「グルゥア!!」

 

獣の唸り声と共に、これまた白い毛並みの狼のような魔物がウサギ目掛けて岩陰から飛び出したのだ。

 

その白い狼は大型犬くらいの大きさで尻尾が二本あり、ウサギと同じように赤黒い線が体に走って脈打っている。

 

どこから現れたのか一体目が飛びかかった瞬間、別の岩陰から更に二体の二尾狼が飛び出す。

 

再び岩陰から顔を覗かせその様子を観察するハジメ。どう見ても、狼がウサギを捕食する瞬間だ

 

ハジメは、このドサクサに紛れて移動しようかと腰を浮かせた

 

だがしかし……

 

「キュウ!」

 

可愛らしい鳴き声を洩らしたかと思った直後、ウサギがその場で飛び上がり、空中でくるりと一回転して、その太く長いウサギ足で一体目の二尾狼に回し蹴りを炸裂させた

 

ドンッ!

 

およそ蹴りが出せるとは思えない音を発生させてウサギの足が二尾狼の頭部にクリーンヒットする

 

すると

 

ゴキッ

 

と言う音と共に狼は逝った

 

ハジメは腰を浮かせたまま硬直する

 

そうこうしている間にも、ウサギは回し蹴りの遠心力を利用して更にくるりと空中で回転すると、逆さまの状態で空中を踏みしめて地上へ隕石の如く落下し、着地寸前で縦に回転。強烈なかかと落としを着地点にいた二尾狼に炸裂させた

 

断末魔すら上げられずに頭部を粉☆砕☆される狼二匹目

 

そして、二体現れたがすぐにウサギが撃破し

 

そして、最後の一匹は、咆哮と共にウサギに電撃が乱れ飛ぶ

 

が、しかしこれも回避され撃破した

 

そして

 

カラン

 

とハジメは音をたててしまい、ウサギに気付かれてしまう

 

そしてハジメは本能にしたがいその場を横っ飛びで退避する

 

直後、一瞬前までハジメのいた場所に砲弾のような蹴りが突き刺ささり、地面が爆発したように抉られた。硬い地面をゴロゴロと転がりながら、尻餅をつく形で停止するハジメ。陥没した地面に青褪めながら後退する

 

(どうする!?錬成で地面に触れて落とし穴を作ろうにもさっきの空中での動きを見ても簡単に抜けられる。それにそんな猶予を与えてくれるようには…いや相手が油断さえしてくれれば!)

 

よく観察をしていると蹴りウサギがふるふると震えているのだ

 

怯えているようだ

 

(な、何?何を震えて……これじゃまるで怯えているみたいな……)

 

いや、実際に怯えているのだ

 

ハジメが逃げようとしていた右の通路から現れた新たな魔物の存在に

 

その魔物は巨体だった。二メートルはあるだろう巨躯に白い毛皮。例に漏れず赤黒い線が幾本も体を走っている。その姿は、たとえるなら熊だった。ただし、足元まで伸びた太く長い腕に、三十センチはありそうな鋭い爪が三本生えている

 

そして、蹴りウサギは逃げようとするが

 

爪熊に八つ裂きにされ

 

蹴りウサギは、爪熊のエサとなってしまった

 

「うわぁああーー!!」

 

ハジメは恐怖に襲われながらも必死に逃走を図る

 

がしかし

 

蹴りウサギも逃げられなかった化け物に南雲ハジメは逃げ切れられるのか

 

「がはっ!」

 

答えは否、現実は厳しい

 

爪熊から放たれた風がハジメの左側面を襲う

 

肺の空気が衝撃により抜け、咳き込みながら壁をズルズルと滑り崩れ落ちるハジメ。衝撃に揺れる視界でどうにか爪熊の方を見ると、爪熊は何かを咀嚼していた

 

肺の空気が衝撃により抜け、咳き込みながら壁をズルズルと滑り崩れ落ちるハジメ。衝撃に揺れる視界でどうにか爪熊の方を見ると、爪熊は何かを咀嚼していた

 

ふと、気づいた……妙に左腕が軽い

 

いや、軽いどころではすまないくらい軽くなったのだ

 

左腕をみてみると

 

「あ、ああぁぁぁ……」

 

ハジメは理解できない事態に混乱しながら、何故かスッと軽くなった左腕のあった場所を見た……

 

「あ、あ、あがぁぁぁあああーーー!!!」

 

ハジメの腕を咀嚼し終わった爪熊が悠然とハジメに歩み寄る。その目には蹴りウサギのような見下しの色はなく、ただひたすら食料という認識しかないように見えた

 

左腕を失った絶望と間近に迫る死にハジメは無我夢中で

 

「あ、あ、ぐぅうう、れ、錬成ぇ!」

 

目の前で獲物を逃したことに怒りをあらわにする爪熊

 

「グルァァァ!」

 

咆哮を上げながら固有魔法を発動し、ハジメが潜り込んだ穴目掛けて爪を振るう。凄まじい破壊音を響かせながら壁がガリガリと削られていく

 

「うあああぁぁぁぁぁ。錬成!錬成!錬成!」

 

爪熊の咆哮と壁が削られる破壊音に半ばパニックになりながら少しでもあの化け物から離れようと連続して錬成を行い、どんどん奥へ進んでいく

 

数分後

 

爪熊の襲撃も終わり静かになり

 

南雲は、息も絶え絶えで、諦めかけて意識を手放そうとしたそのとき

 

ピチャッ ピチャッ

 

水滴が頬ほおに当たり口の中に流れ込む感触に、ハジメは意識が徐々に覚醒していくのを感じた。そのことを不思議に思いながらゆっくりと目を開く

 

(……生きてる?……助かったの?)

 

疑問に思いながらグッと体を起こそうとして低い天井にガツッと額をぶつけた

 

「いてっ!?」

 

自分の作った穴は縦幅が五十センチ程度しかなかったことを今更ながらに思い出し、ハジメは、錬成して縦幅を広げるために天井に手を伸ばそうとした

 

しかし、視界に入る腕が一本しかないことに気がつき動揺をあらわにする

 

しばらく呆然とするハジメだったが、やがて自分が左腕を失ったことを思い出し、その瞬間、無いはずの左腕に激痛を感じた。幻肢痛というやつだ

 

そして、エリートクルー達からもらったメディアキットをなんとか取り出し

 

メディアキットの中からモルヒネを失った左腕にさすと

 

モルヒネの効果で痛みが収まっていく

 

そして、落ち着き、メディカルキットで応急措置をしようと左腕を見ると

 

切断された断面の肉が盛り上がって傷が塞がっている

 

「な、なんで?……それに血もたくさん……」

 

暗くて見えないが明かりがあればハジメの周囲が血の海になっていることがわかっただろう。普通に考えれば絶対に助からない出血量だった

 

ハジメが右手で周りを探れば、ヌルヌルとした感触が返ってくる。まだ辺りに流した血が乾いていないのだろう。やはり、大量出血したことは夢ではなかったようだし、血が乾いていないことから、気を失って未だそれほど時間は経っていないようである

 

にもかかわらず傷が塞がっていることに、ハジメが疑問を感じていると再び頬や口元にぴちょんと水滴が落ちてきた。それが口に入った瞬間、ハジメは、また少し体に活力が戻った気がした

 

「……まさか……これが?」

 

ハジメは幻肢痛と貧血による気怠さに耐えながら右手を水滴が流れる方へ突き出し錬成を行った

 

そうやってふらつきながら再び錬成し奥へ奥へと進んで行く

 

不思議なことに、岩の間からにじみ出るこの液体を飲むと魔力も回復するようで、いくら錬成しても魔力が尽きない。ハジメは休まず熱に浮かされたように水源を求めて錬成を繰り返した

 

「こ……れは……」

 

そこにはバスケットボールぐらいの大きさの青白く発光する鉱石が存在していた

 

その鉱石は、周りの石壁に同化するように埋まっており下方へ向けて水滴を滴らせている。神秘的で美しい石だ。アクアマリンの青をもっと濃くして発光させた感じが一番しっくりくる表現だろう

 

そして縋り付くように、あるいは惹きつけられるように、その石に手を伸ばし直接口を付けた

 

すると、体の内に感じていた鈍痛や靄がかかったようだった頭がクリアになり倦怠感も治まっていく

 

ハジメが生き残れたのはこの石から流れる液体が原因らしい。治癒作用がある液体のようだ。幻肢痛は治まらないが、他の怪我や出血の弊害は、瞬く間に回復していく

 

その石の名は、神結晶

 

歴史上でも最大級の秘宝で、既に遺失物と認識されている伝説の鉱物だったりする

 

神結晶は、大地に流れる魔力が、千年という長い時をかけて偶然できた魔力溜りにより、その魔力そのものが結晶化したものだ。直径三十センチから四十センチ位の大きさで、結晶化した後、更に数百年もの時間をかけて内包する魔力が飽和状態になると、液体となって溢れ出す

 

その液体を〝神水〟と呼び、これを飲んだ者はどんな怪我も病も治るという。欠損部位を再生するような力はないが、飲み続ける限り寿命が尽きないと言われており、そのため不死の霊薬とも言われている

 

ようやく死の淵から生還したことを実感したのか、ハジメはそのままズルズルと壁にもたれながらへたり込んだ

 

そして、死の恐怖に震える体を抱え体育座りしながら膝に顔を埋めた。既に脱出しようという気力はない。ハジメは心を折られてしまったのだ

 

爪熊のあの目はダメだった。ハジメを餌としてしか見ていない捕食者の目。弱肉強食の頂点に立つ人間がまず向けられることのない目だ。その目に、そして実際に自分の腕を喰われたことに、ハジメの心は砕けてしまった

 

(誰か……助けて……)

 

しかし、ここは奈落の底、ハジメの言葉は誰にも届かない…

 

そうして顔を埋めて何日たったであろうか。

 

ハジメは、現在、横倒しになりギュッと手足を縮めて、まるで胎児のように丸まっていた

 

ハジメが崩れ落ちてから四日目

 

その間、ハジメはほとんど動かず、滴り落ちる神水のみを口にして生きながらえていた

 

しかし、神水は服用している間は余程のことがない限り服用者を生かし続けるものの空腹感まで消してくれるわけではなかった。死なないだけで、現在、ハジメは壮絶な飢餓きが感と幻肢痛に苦しんでいた

 

一方その頃エリートクルー達は、軍事用車両などを作り体制を整えていた

 

(どうして僕がこんな目に?)

 

ここ数日何度も頭を巡る疑問

 

痛みと空腹で碌に眠れていない頭は神水を飲めば回復するものの、クリアになったがためにより鮮明に苦痛を感じさせる

 

もういっそのことこのまま……と神水を飲むのをようと思った

 

(なぜ僕が苦しまなきゃならない……僕が何をした……)

 

(なぜこんな目にあってる……なにが原因だ……)

 

(神は理不尽に誘拐した……)

 

(クラスメイトは僕を裏切った…)

 

(アイツは僕を喰った……)

 

次第にハジメの思考が黒く黒く染まっていく。白紙のキャンバスに黒インクが落ちたように、ジワリジワリとハジメの中の美しかったものが汚れていく

 

誰が悪いのか、誰が自分に理不尽を強いているのか、誰が自分を傷つけたのか……

 

無意識に敵を探し求める。激しい痛みと飢餓感、そして暗い密閉空間がハジメの精神を蝕む。暗い感情を加速させる

 

(どうして誰も助けてくれない……)

 

(誰も助けてくれないならどうすればいい?)

 

(この苦痛を消すにはどうすればいい?)

 

九日目には、ハジメの思考は現状の打開を無意識に考え始めていた

 

激しい苦痛からの解放を望む心が、湧き上がっていた怒りや憎しみといった感情すら不要なものと切り捨て始める

 

(俺は何を望んでる?)

 

(俺は〝生〟を望んでる。)

 

(それを邪魔するのは誰だ?)

 

(邪魔するのは敵だ)

 

(敵とはなんだ?)

 

(俺の邪魔をするもの、理不尽を強いる全て)

 

(では俺は何をすべきだ?)

 

(俺は、俺は……)

 

十日目

 

ハジメの心から憤怒も憎悪もなくなった

 

そして、生きるためにはどうすればいいか考えた

 

そしてハジメの意思は、ただ一つに固められる。鍛錬を経た刀のように。鋭く強く、万物の尽くを斬り裂くが如く

 

すなわち……

 

(殺す……)

 

悪意も敵意も憎しみもない

 

自分の生存を脅かす者は全て敵

 

ただ生きる為に必要だから、滅殺するという純粋なまでの殺意

 

自分の生存を脅かす者は全て敵

 

そして敵は

 

(殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す、殺す)

 

こうして、ハジメの思考は真っ黒になった

 

しかし、この思考を少しでも軽くなる出来事は、また今度の話

 

※ここからはダイジェストになります

 

そして、ハジメは奈落の真オルクス迷宮を探索する

 

魔物を討伐し、食べるの繰り返す

 

味はなんとも言えない味だが

 

生きるためには味にケチを着けている場合ではない

 

そして、魔物を食べていくとハジメのステータスはこんな感じになった

 

南雲ハジメ 17歳 男 レベル:8

 

天職:錬成師

 

筋力:100

 

体力:300

 

耐性:100

 

敏捷:200

 

魔力:300

 

魔耐:300

 

スキル

 

『錬成[+鉱物系鑑定][+鉱物系探査][+精密錬成]】【超精密錬成】・魔力操作・胃酸強化・纏雷・言語理解』

 

 

そして、失った左腕を義手にし

愛銃のドンナーを作り

 

宿敵の爪熊を倒し、食べる

 

そして魔物を食べていく内に髪の毛が白色になる

 

そして、封印された扉を開け

 

吸血鬼のユエを助け

 

サソリモドキ魔物を倒し

 

先に進む

 

そしてユエと協力しヒュドラを倒し

 

ハジメは魔力の枯渇で倒れ

 

反逆者の拠点で一旦休むことになった

 

反逆者の拠点

 

ハジメは、体全体が何か温かで柔らかな物に包まれているのを感じた。随分と懐かしい感触だ。これは、そうベッドの感触である。頭と背中を優しく受け止めるクッションと、体を包む羽毛の柔らかさを感じ、ハジメのまどろむ意識は混乱する

 

(何だ? ここは迷宮のはずじゃ……何でベッドに……)

 

ガチャ

 

扉が開く音

 

「(敵か!?)」ドンナーを構える

 

「おや?起きたのかい?」

 

扉から出てきたのはハジメにとってとても懐かしい存在だった

 

縦に細長い球体に十字を描いた頭部と、角が丸くなった消しゴムのような胴体

 

「……師匠?」

 

「は?師匠?誰だそれ?」

 

「え?あ、すみません……」

 

「名前知らないから似ているやつに間違えたのか?俺の名前はホットドッグベンダー…しがないホットドッグ売り屋さ…食べるかい?」

 

ハジメにホットドッグを向ける

 

「?!」

 

すぐさまそれを奪い取り、むさぼり食う

 

やっとまともな食事にありつけたハジメは、

 

「う、うぅぅぅ……」むせび泣く

 

「お?そんなに俺のホットドッグがうまいか?ならもう一個やるよ?」

 

もう一個ホットドッグをもらいそれもむさぼり食う

 

懐かしい故郷の味を噛み締めながらよく味わうハジメ

 

約10個ホットドッグとサービスでコーラをもらい全快になったハジメ

 

「さてと………ここはどこですか?」

「さぁ?俺に聞かれても知らないよ?俺だって来たっていうか転送されたばっかりだし」

 

「え?」

 

ホットドッグベンダーの説明はこうだ

 

いつものようにホットドッグを売っていたら謎の模様が地面に現れ

 

光、トータスの商店街に召喚されたらしい

 

最初は魔人族とみなされ暴行を加えられそうになったが

 

ホットドッグを食わせなんとか和解し商売をさせてもらうことになった

 

そして数日後ステータスプレートをもらいステータスをみる

 

ホットドッグベンダー 性別:男性 年齢:不明

 

天職:販売員

 

筋力:280

 

体力:200

 

耐性:100

 

敏捷:500

 

魔力:100

 

耐魔:不明

 

スキル

『材料無限召還、調味料無限召還、回復料理、無限に飲み物を出し入れできるクーラーボックス生成』

 

遠くの方へホットドッグを売りに行こうとした矢先、また魔方陣を踏んでしまい

 

ここに飛ばされたという

 

そして、ここに飛ばされたときあまり周りのところは調べてないらしく、ユエに調べさたらしい

 

「……それ本当なのか?」疑うハジメ

 

「本当だよー(;´д`)」

 

「ハジメ、この人嘘ついてないです」フォローするユエ

 

「そうか、ならいい」

 

「よかったー……」ほっとするホットドッグベンダー

 

そして、ユエが見せたいものがあるといい

ある部屋に案内する

 

そこは他の部屋と違い、直径七、八メートルの今まで見たこともないほど精緻で繊細な魔法陣が部屋の中央の床に刻まれてる部屋

 

しかし、それよりもホットドッグベンダーの興味を牽いたのは

 

「………骸?」

 

その魔法陣の向こう側、豪奢な椅子に座った骸。既に白骨化しており黒に金の刺繍が施された見事なローブを羽織っている

 

「気になるだろうけど、まずはそこの魔法陣の上に立ってみて」

 

「「お、おう」」セリフが重なる

 

言われるがままに魔法陣の中央に立つと、陣が突然輝きだす

 

「「………?!」」

 

部屋を真っ白に染め上げる眩しい光に目を閉じるハジメとホットドッグベンダー。直後、何かが頭の中に侵入し、まるで走馬灯のように奈落に落ちてからのことが駆け巡り、ホットドッグベンダーは、今までの出来事が走馬灯のように流れる

 

やがて光が弱まった時、ハジメ達の目の前に黒衣の青年が立っていた

 

「試練を乗り越えよくたどり着いた。私の名はオスカー・オルクス。この迷宮を創った者だ。反逆者と言えばわかるかな?」

 

「なに?!」

 

「え?オルクス迷宮?なにそれ?」

 

そうして始まったオスカーの話は、ハジメが聖教教会で教わった歴史やユエに聞かされた反逆者の話とは大きく異なった驚愕すべきものだった

 

ホットドッグベンダーは、?でたくさん

 

それは狂った神とその子孫達の戦いの物語

 

神代の少し後の時代、世界は争いで満たされていた。人間と魔人、様々な亜人達が絶えず戦争を続けていた。争う理由は様々だ。領土拡大、種族的価値観、支配欲、他にも色々あるが、その一番は〝神敵〟だから。今よりずっと種族も国も細かく分かれていた時代、それぞれの種族、国がそれぞれに神を祭っており、その神からの神託で人々は争い続けていたのだ

 

だが、そんな何百年と続く争いに終止符を討たんとする者達が現れた。それが当時、〝解放者〟と呼ばれた集団である

 

彼らは全員が神代から続く神々の直系の子孫であったらしく、そのためか〝解放者〟のリーダーはある時偶然にも神々の真意―――何と神々は人々を駒に遊戯のつもりで戦争を促していたこと―――を知ってしまったのだ。

 

 神々が裏で人々を巧みに操り戦争へと駆り立てていることに耐えられなくなった〝解放者〟のリーダーは志を同じくするものを集め、〝神域〟と呼ばれる神々がいると言われている場所を突き止めた。そして、〝解放者〟のメンバーでも先祖返りと言われる強力な力を持った七人を中心に、彼等は神々に戦いを挑んだ……いや、『挑もう』とした。

 

何故なら、その目論見は戦う前に破綻してしまったから。何と、神は人々を巧みに操り、〝解放者〟達を世界に破滅をもたらそうとする神敵であると認識させて人々自身に相手をさせたのである。その過程にも紆余曲折はあったのだが、結局、守るべき人々に力を振るう訳にもいかず、神の恩恵も忘れて世界を滅ぼさんと神に仇なした〝反逆者〟のレッテルを貼られ〝解放者〟達は討たれていった

 

―――それを突破した強者に自分達の力を譲り、いつの日か神の遊戯を終わらせる者が現れることを願って

 

長い話が終わり、オスカーは穏やかに微笑む

 

「君が何者で何の目的でここにたどり着いたのかはわからない。君に神殺しを強要するつもりもない。ただ、知っておいて欲しかった。我々が何のために立ち上がったのか。……君に私の力を授ける。どのように使うも君の自由だ。だが、願わくば悪しき心を満たすためには振るわないで欲しい。話は以上だ。聞いてくれてありがとう。君のこれからが自由な意志の下にあらんことを」

 

そう話を締めくくり、オスカーの記録映像はスっと消えた。同時に、ハジメの脳裏に何かが侵入してくる。ズキズキと痛むが、それがとある魔法を刷り込んでいたためと理解できたので大人しく耐えた

 

やがて、痛みも収まり魔法陣の光も収まる。ハジメはゆっくり息を吐いた

 

「ハジメ……大丈夫?」

 

「ああ、平気だ……にしても、何かどえらいこと聞いちまったな」

 

「……つまりエヒト神は、命をおもちゃにしてるク○野郎ってこと?」

 

「そういうことだ」

 

「まじかよエヒト神最低だな」

 

「……で、どうする?」

 

「うん? 別にどうもしないぞ? 元々、勝手に召喚して戦争しろとかいう神なんて迷惑としか思ってないからな。この世界がどうなろうと知ったことじゃないし。地上に出て帰る方法探して、故郷に帰る。それだけだ……」

 

「まじか普通ここなら『その神をぶっ潰す』とか『なんとかしよ』とかならないの?」

 

「うん、ならないよ」

 

「まじかよ」

 

「……けど、師匠達と一緒にいたら違う回答したかも」

 

「師匠?」

 

「エリートクルー達のことだよ」

 

「げっ、あいつらこっちにもいるのか…」

 

「………まだ、俺だけじゃ考えられない…師匠達の意見も聞きたいし」

 

「その方がいいよ」

 

そして、外に出れる魔方陣を発見

 

「お前出ないのか?」

 

「出たいのは山々なんだけど……もう少しゆっくりしてからいくわ」

 

「そうか……ホットドッグありがとな」

 

「いいっていいって、また会えたら買ってくれよ!」

 

「あぁ、また会えたらな」

 

「さようなら、ホットドッグベンダーさん」

 

「おう!ユエちゃん!また会おうな!」

 

そしてハジメとユエは外に出た

 

「……さてと、俺も外に出る準備しよ」




今回はかなりはしょりました
すみませんでした

ありふれマッドネスコンバットにメタルギアを入れていいか否か

  • いいよー
  • ダメだね~
  • ええけど、エリートクルー達だけに使わせて
  • ええけど、みんなに使わせて
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