俺は偽善者になれない   作:胡嶌要汰

1 / 10
初の二次創作です。
ヒロアカ前から書きたかったんですよねぇ。


第1話「偽善者」

やめて、やめてくれ!ヒーロー!

俺の親を殺すんじゃねぇ!

 

それは15歳になる頃の出来事であった。

俺の家族は犯罪者であることに変わりはない。

では、何故そのような事になってしまったのか、

それは、うまく言葉に表せないが、強いて言うのであれば。

 

個人の正義(オールフォーワン)の為』

 

である。

俺の家族はとても貧乏だった。

だが、それ以上に幸せでもあった。

俺には歳が2つしたの弟がいる。

俺と弟、それに両親。

4人で囲む食卓は笑いの声が飛び交い、とても幸せだった。

しかし、ある日を境に食卓の上が豪華になった。

おかずの漬物がエビフライに変わったり、賞味期限が切れた調味料だって、使いかけてたのに、新しいのに変わってた。

俺はすぐに勘づいた。

すぐに、両親に問いただすと、(ヴィラン)連合の息がかかった組織に密輸の加担をしていた事が、明らかになった。

俺も、弟を守りたかった。

だから、俺は両親の言いつけを守り、バレないように学校に通った。

これで俺も共犯者になった。

だが、それも長くは続かなかった。

ある日の深夜の出来事だった。

 

「動くな!その場に伏せろ!ヒーロー「サーブマン」だ!」

 

突然ヒーローが家に押しかけて来た。

その時は、弟は熟睡して、俺だけ起きていた。

俺は咄嗟に両親の元に行った。

 

「父さん、母さんどう言う事だよ。」

「いいか!お前は、俺らがやったことを知っている。だから見つかる前にすぐに逃げろ!」

「でも、父さん達が!」

「俺らは後で追いつくさ、だから先に行ってくれ!」

「わ、わかった」

「大人しく降参しろ!」

「やばい来てるよ!」

「いいか、落ち着け。相手はヒーロー1人だ。俺たちが抑えている間に逃げろ!じゃ、行くぞ!」

「おりゃぁぁぁぁ!」

「な、何だ!?やめろ!!」

「早く!逃げろ!」

 

俺はすぐには家を出れなかった。

 

「早く!逃げるんだ!」

「お前ら!大人しくしろ!くそ!殺るぞ!」

 

早く行かなきゃ行けないのに足が、動かない。

 

「クッソ!おりゃ!」

 

俺の目の前で父さんの腕が飛んだ。

 

「うわあぁぁぁぁ!」

 

その勢いで母さんを殺した。

その瞬間俺はすぐに逃げ出した。

 

逃げろ、逃げなきゃ、でも、殺した?

誰が?ヒーローが?

いやいや、ありえない。

ヒーローが重要参考人を?

殺した?は?それじゃ、ただの偽善者(ヒーロー)じゃないか。

いや、でも、俺の目の前で母さんが死んだ?

ふざけるな!

沸々と殺意が芽生えて来た。

 

「あいつは俺が殺す!」

 

俺はそう誓った。

それは15歳になった冬の出来事であった。




主人公の名前は次回出ます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。