俺は必死で逃げた。
弟のことなんか忘れて。
「おい!あっちだ!」
「やばい!」
今はダメだ。見つかるわけには、、、
「失礼します」
「な、何だ!?お前!」
「いえいえ、私はただの
「何!?敵だと!?」
「あなた方が追っている人に興味がありましてね?」
「おりゃぁ!」
「ひ!?」
「おや?逃しませんよ?」
連れて来たもう1人の
「それでは、話をしましょうか」
「な、何だよ!」
そいつが、こっちに来た。
「あぁ、別にあなたを殺すことはしません。だから、そんなに殺気を剥き出しにしないでほしいですな」
「無理だね。怪しい奴に警戒して何が悪い?」
「それもそうですね。では、率直に申し上げます。私はあなたを
「は?」
「あなたはとてもいい個性だ。その個性なら強化すれば更にいい
「俺の個性が?」
こいつは俺の個性の何が良いって言うんだ?
「えぇ、もちろんヒーロー達を殺すことだって容易になるでしょう。」
「くくくッ!ッははは!はははは!いいじゃねぇか!おもしれぇ!乗ってやろうじゃねぇか!」
「ありがとうございます。私は黒霧と申します。」
「俺は
「では、我らのアジトへ」
「おう!」
「先程はすみませんでした。あなたの仇を勝手に殺してしまって」
「平気だ。だが、他の
「ふふ、そうですね」
俺は黒霧さんがヒーローに見えた。
こうして俺の
〜一方で〜
「応援要請があったのはここか!?」
「はい!そうです!」
「入るぞ!」
「はい!」
もうすでに開いていた扉からゆっくりと入った。
「父さん!母さん!どうしたんだよ!」
「君!どうしたんだ?」
「いや、僕が起きたら、父さんと母さんが倒れてて」
「おい、どう言うことだ?ここには、ヒーローが来たはずだろ!今すぐ現場を捜査、そして児童保護施設に連絡しろ!」
『は!』
そこから3時間の捜査が始まった。
「いました!ヒーロー『サーブマン』が路地で倒れてます」
「サーブマン?何だ?そいつ、ヒーローなのか?」
あまり見覚えが無いな。
「ここ塩野市を活動拠点にする地区ヒーローです」
「どうりで名前を聞かないわけだ。」
「あ、あの!」
「ん?どうしたんだ?坊主」
こいつ、あの2人の息子か、
「僕も、ヒーローになってみたいです!」
「どうしたんだ?急に」
「父さんと母さんをこうした敵を捕まえられるようなヒーローになりたいんです!」
「どうします?元々、この子の両親を捕まえるつもりだったんですよ?」
「いや、構わん。この子には、敵が殺したと嘘をついておけ。」
「でも」
こいつを見捨てるわけには…
「いいから!この子にはもうほとんど身寄りがないんだ。」
「…わかりました。気をつけてくださいね。ブラドキングさん」
「あぁ、問題ない」
この時から、僕は敵を憎んだ。
あ、これも不定期投稿です。