推薦入試当日
大丈夫だ。僕ならできる。
不安を押さえつけようと必死で自己暗示をする。
「!?」
後ろから嫌な気配を感じた。
そこにいたのは、髪が赤と白の目つきの悪い奴だった。
僕は見ただけで、怖気付いてしまった。
「あいつにはあまり関わらない方がいいっすよ。」
「!?」
「いきなり、喋りかけてごめんっス!俺は夜嵐イナサって言うっス!」
「あ、あぁ、よろしく。僕は錆嶋研新。」
「推薦!頑張ろうっス!」
「うん。頑張ろう。」
あの夜嵐って奴はすごいのだろうか?
いや、ここにいるんだからみんなすごい奴なんだろうな。
そしてあれは熱血野郎だな。
そんなこと考えていたらいつの間にか緊張はほぐれていた。
よし、これでいつも通りの動きができる。
夜嵐には感謝だな。
少し歩くと試験会場に着いた。
「ここが、雄英か」
やはり、すごい広かった。
受付を済ませ、自分の番号の書いてある席に着いた。
「これで揃ったか?リスナー諸君!」
そこには、プロヒーロープレゼントマイクがいた。
やはり、教師陣もしっかりとしている。
さすが雄英だ。
「今から、筆記テストだ!張り切って行けよ!」
〜筆記が終わり〜
「OK、そこまで、それじゃあ!移動して実技試験だ!持ってきた運動着に着替えてGo!」
僕は持ってきた服に着替え、実技会場に行った。
「集まったな。今からyou達には、この3kmコースを走ってもらう。もちろん個性を使っても構わない。それじゃ、スタート!」
みんなが一斉に走り出した。
早い、早すぎる。
夜嵐イナサ、それにさっきの目つきの悪い奴!
2人が先頭を走り、僅差で夜嵐が勝った。
僕は最後から2番目と言う地味な結果で終わってしまった。
1週間後
僕の元に1通の手紙が届いた。
その内容は、不合格の通知だった。
僕は1週間へこんでしまった。
だが、まだ一般での試験がある。
そのためにまた、学校に通った。
「錆嶋!お前1週間も休むってどう言うことだよ!?」
「あ、なんだ、相良か。」
「はぁ〜、どうせ、落ちたんだろ?そんなに落ち込むなって、一般で頑張ればいいだろ?それよりさ、最近この辺りでヒーローの変死があるらしいぜ。怖いよな。」
「あ、うん。そうだね」
僕はテキトーな返事しか出来なかった。
僕は、雄英を第一志望にして、一般でも受験することにした。
どうやら、明石は私立のヒーロー科に受かったらしい。
僕も、いや、僕は絶対に受からないと。
そんな、焦燥の念に駆られてしまう。
学校?そんな物にとらわれる暇なんかない。
僕は、僕は、受からなければならない!
いつの間にか、僕の周囲が見えなくなった。
1人にされたようなフワフワした気持ち。
いや、いつも僕は1人だった。
だが、何かを思い出しそうなんだ。
何か、何か、何か、、、
ふと、僕の頭の中で過去の記憶が流れてくる。
「!?…兄貴!」
はぁ、二次創作も中々難しいですなぁ。