あの
僕は、より一層雄英合格に向けて勉強を始めた。
全てはあいつを捕まえるために。
「錆嶋!お前、
「何だよ。相良、でも、心配してくれてありがとう。僕、雄英に絶対受かるよ!」
「何か今日、やけに明るいな!でも、頑張れ!」
「うん」
いつも、何かとつっかかってくる相良だが、今日は特別嫌な気持ちもしなかった。
そこからは、徹底的に追い詰めた。
〜月日は流れ〜
雄英高校受験日当日
ついに、今日が来てしまった。
推薦入試の時よりは楽な気持ちで受けられるな。
僕は入試のプレゼン会場に入った。
流石は雄英、倍率300倍近くあるだけ受験人数もすげぇな。
僕は自分の席に着いた。
1人ぶつぶつ喋ってる奴がいたけど、ま、どうでもいいや。
「入試の要項通りリスナーにはこの後!10分間の『模擬市街地演習』を行ってもらうぜ!持ち込みは自由!プレゼン後は各自指定の演習会場へ向かってくれよな!」
そこから僕は着替え演習会場へ行った。
「ここが、演習会場か」
そこは模擬でも、普通の街くらい広かった。
「よし、まずは準備体操を…」
「スタート!」
『!?』
「どうしたぁ!?実戦じゃカウントなんざねぇんだよ!走れ走れぇ!賽は投げられたんだぞ!?」
クッソ!一歩出遅れた!
でも、今日持ってきたナイフがあれば!
って、あれ?ない?
嘘!?忘れた?僕が?ちくしょう!今日に限って!
「標的補足!ブッ殺す!」
1Pだ。
けど、殺せる武器が!
「おら!」
「!?」
6本腕?
すごいパワーだ。
「大丈夫か?」
「あ、あぁ、ごめん助かった。」
彼はそのまま行ってしまった。
けど1Pの部品を使って。
「研磨!10倍!」
切れるようには研いだ。
次こそ!
僕はその後、10P前後を溜めて残り5分を迎えた。
「ギギギギッ!!」
でかい!あいつは、
「クソッ!逃げ遅れた!」
そこには、僕の知らない人が瓦礫に足を挟み、倒れていた。
ダメだ!僕は、まだPを稼がないと!雄英に合格しないと!
でも、今ここで、あの人を見殺しにしたら、
やだ!あいつだけにはなりたくない!
僕は咄嗟に体が動いた。
瓦礫を切り、その人を助けた。
でも、その上には0Pがいた。
僕、これで死ぬのかな。
受験で死ぬなんて、僕って、馬鹿だな。
死を覚悟したその時だった。
「危ない!」
さっき、会った6本腕の奴に僕は助けられた。
「また、助けられたな」
「気にするな」
僕は急いでその場から離れて、Pを稼いだ。
「終〜了〜!!」
演習が終わり、今日はもう保護施設に帰った。
「あ!研新兄ちゃんだ!」
「あぁ、ただいま裕人」
「あら、研新君、おかえり」
「おばさんもただいま」
最近、保護施設のおばさんや下の子さえまともに接して無かったからな、「兄ちゃん」って呼ばれるのが、久しぶりな気がするな。
〜1週間が経過〜
「あら?研新君、まだ合否届かないのかしら?」
「もう、1週間ですか。」
「もう1度、郵便見てくるわ」
「はい…」
もう、試験が終わってから1週間はずっと裕人達と遊んでたからなぁ。
勉強してないや
「研新君!届いてるわ!合否!」
「え!?」
僕は今日、合否が届いた。