僕は自室に行き合否の通知を見た。
そこには、小さいプロジェクターが入っていた。
「私が投映された!!」
オ、オールマイトじゃないか!
じゃあ、オールマイトが「雄英の教師」になるって言うことは事実だったのか!?
やはり、流石だな。雄英!
「錆嶋少年!筆記では、文句なしに合格ラインを超えている。だが、実技では、23P!惜しい数字だ!これでは、ほぼ、合格はないだろう!」
だよな、僕、そんなにP稼いでないし…
「それだけではね!君は、あの時、瓦礫に埋もれていた子を助けたね?」
あ、あぁ!助けた!
「先の入試で見ていたのは敵Pだけにあらず!君は人助けをしたんだ!
そんな、ヒーローみたいな奴を排斥するなんてあってたまるか!救助活動P!しかも審査制!我々雄英が見ていたもう1つの基礎能力!錆嶋研新!35P!合格だ!」
やった、受かった。
僕、ヒーローの第1歩を踏みしめたんだ!
僕の目には自然と涙が溢れていた。
その夜の机は涙で濡れてしまった。
〜月日は流れ〜
春
雄英の制服を見に纏い、僕は今日、新たな生活を始める。
僕は1年B組の教室に着いた。
ここが、ヒーローとしての僕が学ぶべき場所になる!
この奥にはあの演習をクリアした人達がいる!
扉を開けて中に入る。
「お、おはよう」
『…』
無反応だ。
「お前!何扉の前で突っ立ってる!?」
「あ、ご、ごめん」
あんなに筋肉ムキムキの人もいるんだな。
「あ、お前もB組か、」
「え?今更?」
なんかちょっと馬鹿っぽい。
「俺は!鉄哲徹鐵!よろしくな!」
「あ、うん。僕は錆嶋研新!よろしく!」
「ほら!席につけ!」
僕は急いで席に座った。
「今日からB組の担任になったブラドキングだ。よろしく」
プロヒーローブラドキングだ!
いつも雄英には驚かせられる事ばかりだな。
「早速だが、ガイダンスを終えたら体操着に着替えて校庭に集合だ。」
体操着?何か演習でもやるのだろうか?
ブラキン先生のガイダンスを聞いて僕は体操着に着替えた。
「今日は個性ありの個性把握テストを行う!これは順位が出るからな!全力でやれよ!」
『はい!』
【第1種目:50m走】
錆嶋研新:7秒94
【第2種目:握力】
錆嶋研新:48
【第3種目:立ち幅跳び】
錆嶋研新:158m
【第4種目:前屈】
錆嶋研新:39cm
【第5種目:上体起こし】
錆嶋研新:35回
【第6種目:反復横跳び】
錆嶋研新:59回
【第7種目:ボール投げ】
錆嶋研新:67m
総合順位20/21
全て個性を使えなかった。
いや、使う場面が無かった。
「今日はこれで解散だ。明日はよりハードになるから、ゆっくり休めよ」
『はい!』
下校中
「はぁ、今日、ダメだったなぁ。」
「おーい!」
ん?誰だ?
「ごめん呼び止めて。俺は泡瀬。同じB組だ。よろしく」
「僕は錆嶋。よろしく」
「俺は今日、最下位でさ。多分だけど、錆嶋も個性把握テストに向いてなかった個性だろ?」
「うん。そうだよ。」
「やっぱり!俺は『溶接』お前は?」
「『研磨』」
「何か気が合うかもな!」
「そうだね。」
僕は今日、初めて友達というものができたのかもしれない。