「研新!ほら!研新!起きろ!朝だぞ!」
なんだろう…兄さんの声がする。
荒々しく少し口調の強い兄さんの声だ。
「は!兄さん?」
「何しみったれた顔してんだよ!朝ごはん食うぞ!」
「うん」
「あら、彰人、研新起きたのね。」
僕は床に座って朝ごはんを待った。
「たくあんにご飯よ。今日は朝から奮発しちゃうんだから!」
「やったー!ありがとう母さん!」
そうだ。これだ。僕が望んだ幸せは…
あぁ、なんて幸せなんだろう。
いっそこのままずっと暮らしたいな。
そして目の前が暗くなった。
「え?何?兄さん?母さん?どこ?ねぇ、どこにいるの!?」
「こ、ここよ。」
振り返った先で血を流して倒れてる両親の姿が見える。
「や、やだ、また母さん達が死ぬなんて!!」
『また』…死んでしまう。
これじゃ、だめだ。
「研新…最後に思い出して、「 」よ。」
え?母さん、今、何て?
頭に砂嵐の様な音が流れてそこで途切れてしまった。
「ちゆーーーーーーーーーー!!」
「うわぁ!」
リ、リカバリーガール!
「なんだい起きたのかい?随分とうなされていた様だけど大丈夫かい?」
「はい…少し夢を見ていただけです。」
「それゃ、随分悪い夢だね。あんまり溜め込むんじゃ無いよ」
「はい、気をつけます。」
「今日はもう授業終わりさね。荷物はあるから帰りなさい」
「はい」
僕はどうやらうなされていたらしい。
だが、夢は鮮明に覚えている。
母さんの最後の言葉、砂嵐混じりで全く聞こえなかった。
母さんは、僕になんで伝えたかったんだろう?
下校中、僕はずっと夢の事で考え込んでいた。
夕飯の時も、寝る時も。
その日の夜から全くあの夢を見なくなった。
だが、ずっと気になっている。
母さんの言葉、そして、兄さんの居場所。
ー塩野市周辺ー
「これでようやく10人目かぁ。」
これだけ殺しても
そいつは、殺りがいがあるが、どいつもこいつもつまらない。
俺はいつしか
この世は、ヒーロー活動と言うのはただの偽善に過ぎないこともある。
特にあまり知名度がないヒーローこそヒーローらしいと俺は思う。
自分の名を知って欲しいがための活動だ。
それなら俺は手を出さない。
ただ、少し知名度があるからと言って裏で悪行を働く奴もいる。
知名度を使い、誘い、暴行、などがある。
それこそ大問題だ。
なのに、テレビでは謝罪だけをして金で解決。
だったら、ヒーロー、世の中が
俺の邪魔をするヒーローなら殺す!
そして偽善者がいないヒーロー社会こそが俺の夢となる!
キャラ紹介
錆嶋哲新「さびしまてっしん」
個性『砂鉄』
砂鉄のみ操る。家に砂鉄がなかった為、ヒーローに殺される。
錆嶋研新、彰人の父親。
工場勤務。