ニーアオートマタ~荒廃した世界でエージェントは何をなす~   作:い湯め

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第102話

エージェントside

朝、目覚め顔を洗い、とりあえず水を飲む。さて、2人を起こしますか。

「ほら2人とも起きて」

2人を揺すっていると徐々に目が覚めてきたようだ。

「あ、ラヴィさん、おはようございます」

「おはようってちょっと16D!?」

11Bは16Dが自分に抱き着いているということに今気づいたらしい。

「それ昨日私が帰って来たらすでにこうなってたわよ」

「なんで言ってくれなかったの!」

「だって2人共寝顔が幸せそうだったからね」

すると、寝顔を見られていたということを知った16Dも顔が赤くなった。

「ほら2人共」

私が水を渡すと2人共一気に飲み干した。

「目覚めたかしら?じゃ、今後の方針について決めましょうか」

「そうね」

「まず、近いうちにバンカーの連中が地上にくるのよね。前行ったとき、あのクソ司令を含んだ司令部要員ぐらいしかいなかったし、よほどしらみつぶしにされない限り見つからないとは思う」

「それって裏を返せばそれ以外の皆さんは皆汚染されて敵になったって事です」

はぁ、あの飛行ユニットとの戦闘なんかを思い出すとイヤになって来た。

「となると、前に11Bがやってたみたいな機械生命体狩りは無理ね。ただでさえレジスタンスはヨルハというだけで警戒するようになるでしょうし、ましてやそれが脱走兵二人となればもっと状況は拗れるでしょうね」

「じゃラヴィどうするの?」

「そうね、とりあえず飛行ユニットに対抗できるような武器がいるわね」

「それ、当てがあるの?」

「無いわけじゃないけど、使える奴が残ってるかどうかね」

候補としては幾つかあるが、アネモネに話していて分かったけれど、銃は殆ど整備無しの放置だから共食い整備で、使える奴が組めるかどうかなのよね」

「なるほど・・・?」

16D良いのよ別に無理に合わせなくても。

「とりあえず今日は2Bの義体の解析を進めていこうと思う」

「義体を解析ですか?」

「ええ、あまり死者をいじるというのはやりたくないんだけど、もしかしたらバンカーに侵入したウイルスのパターンが分かれば解析して対抗策が打てるかもしれないの」

「で、私達は何をすればいいんですか?」

「とりあえず、屋上のへりから2Bの義体を運び出しましょう」

私達3人は屋上に向かい、ヘリから2Bの義体を運んだ。

「何か変な感じ。別に私が16Dを持つことができるのに何で2Bのはこんなに重いの?」

「多分それはね、死んでるからよ」

2人の表情が一瞬強張った。

「人間もそう。生きてる人は軽いのに、死んだ奴は重いのよ」

「ねぇラヴィ」

「ん?どうした・・・」

突然11Bに持ち上げられる。

「お願いだから、こうしてずっとラヴィの事持たせてね」

「私はたぶんまだ先よ。あと11Bなんか恥ずかしくなったから降ろして」

「私達の寝顔を見た仕返しよ」




たまにはほっこりエピソードを書きたくなる季節なので(?)誤字脱字解釈不一致あれば申し付けください。今回も読んでいただきありがとうございました。
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