ニーアオートマタ~荒廃した世界でエージェントは何をなす~   作:い湯め

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第114話

A2side

「なにか手伝える事があれば手伝おう」

「・・・実は困っていることがありまして、凶悪なロボットが遊び場に表れては、子供たちを襲うようになったんです。不躾ですが、そのロボットを退治してはいただけないでしょうか?村の者だけではどうしても完全に追い払う事ができないんです。どうか」

「わかった。その機械生命体を追い払えばいいんだな」

「ありがとうございます!きちんとお礼も致しますので、何卒よろしくお願いします」

私は梯子を使い広場に降りる。パスカルの言ってたのはコイツか。目の前には顔の部分が赤く塗られている四足歩行の動物のような機械生命体。ポッドが射撃し、私が数回攻撃しただけで撃破できた。狂暴と聞いてたが大したことなかったな。とりあえず戻るか。

「ああ、ありがとうございます!あのロボットを退治してくださったんですね。どうぞ謝礼をお受け取りください。さあ、遠慮なさらず」

強引に謝礼を渡される。借りを返すためにやったのにこれじゃ正直意味がない。

「私達は平和主義者です。戦うことが嫌でこの村を作りました。でも、武器を捨てた途端、チカラのある者に抗う術を失いました。村の中には、平和を守るために周囲の敵を滅ぼすべき、と主張する者もいます。A2さん・・・私はどうするべきでしょうか?」

「さあね。それを決めるのは、パスカル、お前だろ?」

「そう・・・ですね」

私にそんな質問しても満足いく答えは出せない。

「あと、私を襲うようなことがあったら遠慮なくこの村を滅ぼすからな」

「はは・・・心得ました」

私は本気だ。

「A2さん」

立ち去ろうとするとパスカルに呼び止められた。

「良ければこの村を見て行ってください。貴方には、私達の事をもっと知ってもらいたいのです」

「・・・気が向いたらな」

そう言いながらも私の足は出口ではなく、村の中の方に向かっていた。

「ネーネー!お姉チャーン!」

「お、おねえちゃん!?」

「アソンデー遊んでー!」

「機械生命体と遊ぶ趣味なんてない」

「ヤーダー!アソンデー!アソンデ―!」

「私はお前たちの敵のアンドロイドだ。言う事聞かないとぶっ壊すぞ!」

「キャー!タノシー!」

「何で喜ぶんだ・・・」

「ねぇネェ、おねえチャン、オモチャ作ってー!」

「オモチャ!」

なんでコイツ等は私が怖くないんだ!?

「遊ぶには遊具が必要デショー!」

「必要デショー!」

面倒が増えた・・・

「いい加減にしろ!本当にぶっ壊すぞ!」

「「キャー!タノシー!」」

本当になんで喜ぶんだ・・・




村の子供たちがアンドロイドやヨルハ部隊に対して恐怖心がないのは、普段から8B達と遊んでるからです。誤字脱字解釈不一致あれば申し付けください。今回も読んでいただきありがとうございました。
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