ニーアオートマタ~荒廃した世界でエージェントは何をなす~ 作:い湯め
エージェントside
「え、ラヴィが特殊部隊?え、ホント?」
「なら、さっきのテンションでずっと行きましょうか?」
「あ、いや大丈夫です」
みんなの私に対するイメージどうなってるの?まあ、いいや。私は一応その部屋を調べるが何もない。まあ、爆発で吹っ飛んでるってのもあるんだけどね。
「ラヴィ!ラヴィ!見て見て!」
何やら興奮した様子のデボルに呼ばれ手前の部屋に戻る。
「こ、これは凄いわね」
私がライトを壁に向けるとそこには大量の酒が置かれていた。いくつかは下に落ち割れてしまっているが、ほとんどは無事なようだ。
「凄いですよね。これ、見る限りバーか何かだったんでしょうか?」
「そうみたいね。あ、そういえばみんなってお酒飲めるの?」
「私と先輩は飲んだこと無いですね」
「私達は・・・あることはあります。かなり昔ですけど」
なんで2人共もじもじしてるの?
「そ、それでですね。飲んだ時2人共記憶が飛んじゃってて・・・人から聞いた話ですけど・・・デボルは語尾に「にゃ」を私の方はぶつかった壁を殴って穴をあけたらしいんです」
中々凄いエピソードね。酒は本性が出るとは言うけどここまでとはね。これは近いうちに2人と酒をのんで見ましょうかね。
「どうするの?これも全部回収する?」
「いや、ちょっと待って。あーこの列のこれからこれまでと、この列のこの5本、後ワインは流石に劣化してるわよね。一応この一本だけ持っていきましょうか」
アルコール度数が高い、ジン、ウォッカ、ラム、テキーラに料理酒用にワインを一本回収した。
「他の酒はどうするの?」
「どうするってあれ全部多分飲めたもんじゃないわよ」
「それを言うならそのお酒もそうじゃない?」
「だとしても今は確かめようがないわよ」
「何でです?」
「11B、分かんないのも無理ないわ。だってラヴィが選んでるの全部度数が高い酒ばっかりだもの。そんなもの今飲んだら酔ってどうなるか・・・」
デボル?私が酔った時の想像、誰かのイメージと被ってない?
「ささ、さっさと運んで拠点でゆっくりしましょ」
「そうですね」
私達は積み込みを終えた。ヘリを離陸させる。思った以上の収穫で私はホクホクだ。後は拠点に帰って機械の状態を確認して、パスカルの村にもって行けば良いだけね。
CALL
「ラヴィ!ラヴィ!聞こえるか!」
「ええ、どうしたのそんなに慌てて」
「突然、突然、一部の村人がっ!22B、64B子供たちに近づけるな!クソ!ラヴィ!すぐに村に来てくれ!」
「了解。直ちにそっちに向かうわ」
「8Bさん達大丈夫でしょうか?」
「ラヴィさん急ぎましょう!子供たちに何かあったら・・・」
「分かってるわよ」
私は急いでヘリをパスカルの村の上空へと向かわせた。
パスカルの村上空
「村が燃えてる・・・」
「昨日は何もなかったのに・・・」
「ああ、そんなっ、みっみなさんっ、おち、おちついて・・・」
「パスカル!!」
空を飛んでいるパスカルに声をかけるが取り乱して反応がない。
「ラヴィ!下!」
下を見ると8B達が村人達を必死に抑え込んでいる。抑え込まれている村人たちは目が赤い。汚染されてるのか・・・。
CALL
「ラヴィ!私達が見えてるか!」
「ええ」
「今私達が抑えてるのは全員汚染されてるんだ。子供たちを退避させたい。手を貸してくれ!」
「だけど、全員は乗せられないわよ!それに、あなた達はどうするの!?」
「私達のことはいい!子供たちを!」
そんなことはさせない。ヘリの高度を上げパスカルの方へ近づく。
「操縦変わって!」
ポポルに操縦を代わる。私はGAU-17につく。
「ポポル!高度を上げてパスカルの所へ!」
ヘリは高度を上げパスカルに近づく。
「ラヴィさん!村の皆が!」
どうやら、正気を取り戻したらしい。
「知ってるわよ!で、何か策は!」
「と、とりあえず子供たちを廃工場跡地へ誘導してくださいお願いします」
「でも、そうなるとあの村人を突破しないと!」
「ラヴィさん!どうか村のみんなを助けることはできませんか」
パスカルが懇願するように言う。私は首を振る。
「ごめんなさい。それは不可能なの。子供たちを助けるなら村人たちを殺さないと
」
「そんな・・・」
CALL
「ラヴィ!何やってる!」
8Bから催促が入る。
「パスカル!こっちを見て!見なさい!」
「ハ!ハイイイ!」
「貴方はどっちを取るの!?汚染された村人?それとも子供たち!?」
「子供たちです!子供たちを助けてください!」
「よし、高度を落として」
ポポルがヘリの高度を下げる。
「パスカル、見ない方がいいわよ。3人は離れて」
「いいが何をするつもりだ?」
「いいから離れろ!」
3人が離れたのを確認する。私はGAU-17で汚染された村人に射撃を始めた。
誤字脱字解釈不一致あれば申し付けください。今回も読んでいただきありがとうございました。