ニーアオートマタ~荒廃した世界でエージェントは何をなす~   作:い湯め

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第121話

A2side

「ここか・・・?」

パスカル達が避難しているという廃工場跡地。扉が開く。

「大丈夫か!?。パスカル」

「ああ・・・A2さん」

先ほどの通信の時とは違い、声に生気がない。

「いったい何があったんだ?」

「わかりません・・・いきなり一部の村人たちが同じ村の仲間を食べ始めたのです。ラヴィさんとA2さんが来てくださらなかったら・・・」

「いや、いいんだ。それよりもここで籠城するにも、もう少し情報が必要だな・・・ラヴィはどこだ?」

「オネーちゃん達は奥に行ったヨ!」

子供たちの一人が扉を指さした。

「お姉ちゃん達?」

「ウン!8Bオネーチャン達と、エット・・・」

「報告、ヨルハ機体8B・22B・64Bは脱走機体」

パスカルを見るとどこか目が泳いでいる。

「構わん。私だって同じだ。とりあえずラヴィ達のことはいい。ここで籠城するにも、もう少し時間が必要だな」

「推奨、パスカル達の早急な安全確保」

「そんなに急がせるな・・・」

「各地のポッドネットワークから情報を入手。本工場跡に多数の機械生命体が集結しているとの情報あり」

「なんだって!?」

その瞬間、入ってきた扉が開き、機械生命体が2体侵入してくる。

「ああっ・・・A2さん!」

狼狽えるパスカルを他所に私はその2体を倒す。

「敵の増援部隊、本施設への侵入を開始」

「この部屋に入られる前に、叩き潰す!」

「わ、私も援護します!!あいつらを叩き潰して、ぶっ殺します!」

私とパスカルは外に出る。外には機械生命体が大量にいる。

「一体どうして私達が狙われるんでしょう・・・」

「考えるのは後回しだ今はとりあえずこいつらを倒さないと」

私が何個鉄クズを作ろうが、数は減らない。こんな時にラヴィは一体どこにいるんだ。

 

エージェントside

パスカルとA2が合流する少し前・・・

「おい!3人とも止まれ!」

22Bを先頭に3人は概念人格を追いかけ工場の奥へと突っ込んでいく。

「周りが暗いですし、機械生命体の数も多いです。気を付けて!」

「帰りのことは後で考えましょ!まずは3人に追いつくわよ!」

私たち3人も11Bを先頭に奥へと進む。

「早く子供たちの所に戻らないといけないのに・・・」

「追いついたら引き摺ってでも連れ帰るわよ!」

あの3人目的を見失っていと良いんだけど・・・

「あ、いました!」

どうやら8B達に追いついたらしい。3人は部屋の中で戦闘をしていた。8Bがこっちに気づいた。

「ラヴィ!もう少しでアイツに追いつけるぞ!」

3人はさらに奥に進もうとする。

「オイ!」

私は3人の前に立つ。

「オイ!上に残した子供たちはどうする気だ!今は敵討ちよりも大事なことがあるだろ!」

3人がハっとした表情を浮かべる。

「全くなにやってんのよ」

「すまない」

「熱くなりすぎましたー」

「ほら、さっさと戻るわよ」

「了解・・・ん?」

戻ろうとするが、入ってきた扉が開かない。

「開きません!」

「なんだと?さっきは問題なく・・・」

「貴様たちは私の予想からよく外れるな」

部屋に響く概念人格の声。

「だが、私たちの進化には必要ない外れ方だ。面白くない。貴様らにもう用はない。死ね」

「な、なんだ!」

部屋が揺れる。

「震源は外だ。近いぞ」

「子供たちに何かあったら!」

「カミ!カミ!カミ!!!!!」

部屋に機械生命体が大量に降ってくる。

「ミンナ死ンでカミになるのだー!」

その中には自爆タイプも混ざっている。

「全部片付けて子供達の所に戻るわよ!集中しろ!!」

全員が頷く。よし、やってやろうじゃない。




前話から日が開いての投稿で申し訳ありません。またこれから中の人がテスト期間に入るのでしばらく投稿しません。誤字脱字解釈不一致あれば申し付けください。今回も読んでいただきありがとうございました。
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