ニーアオートマタ~荒廃した世界でエージェントは何をなす~   作:い湯め

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第123話

エージェントside

「お前でラスト!!」

22Bが最後の一体を鉄屑に変える。

「クリア!」

「子供たちの所へと戻りましょう!」

だが、戻るための扉は開く気配がない。

「開けよ!クソ!」

ガンッ!

22Bが扉を殴りつけた。扉へこんでるし・・・でも、確かにこれをこじ開けないと子供たちの所に戻れない。

「ラヴィハッキングでどうにかできない?」

「無理ね。ハッキングするなら制御盤に直接接続しないと」

「じゃあ、どうすりゃいい!」

「22B、落ち着きましょう?」

「なら、64Bは何か策があるのか」

「無いですけど、怒鳴っても仕方ないですよ!」

怒鳴り散らす22Bを64Bがなだめる。私は周囲を部屋を見渡してみる。制御盤らしきものは見渡らないからハッキングは無理だし、周りにあるのは鉄屑(機械生命体の死骸)だけだし・・・自爆タイプの対処とか大変だったのに・・・あ!

「全員で自爆タイプの死骸を集めて扉の前に置いて!」

「おい!何する気だ!」

「早く子供たちの所へと戻るんでしょ急いで!」

私は自爆タイプの腕を引いて扉の前に置く。みんなも引きずったり22Bに至っては担ぎ上げて自爆タイプを扉の前に積み重ねていく。

「よし、そろそろ良いわよ!」

私は山積みになった自爆タイプの前に、遠隔式の爆薬を設置する。

「みんな部屋の隅に移動して!頭をしっかり守ってね!」

「この扉を吹っ飛ばすのか!」

「そうよ。手持ちの爆薬と、自爆タイプに含まれてる火薬を連作爆発させるわ。下手すると死骸とかが吹っ飛んでくるから気を付けて!」

「ラヴィいいぞやれ!」

「Fire in the hole!Fire in the hole!Fire in the hole!」

起爆装置のスイッチを押す。

キーン!!

「fuck!!」

爆発音で耳鳴りがする。みんなが何か叫んでいるが聞こえない。

「       !!」

11Bが何かを叫びながら指をさす。指さした方を見ると扉が歪み人が余裕で通れるくらいの間が空いていた。

「ラヴィさん大丈夫ですか?行きましょう!」

やっと耳鳴りがなったわ。

「そうね。早いところ戻らないと。時間が掛かりすぎてるわ」

「ったく誰かさん達のせいでね」

「本当に申しわあっ!」

突如大きく地面が揺れた。

「全く外はどうなってんでしょうか?急がないと」

私達は部屋を出て全速力で戻る。

 

「死んでこの恐怖を克服しよう」

「エ・・・?死ヌ・・・?」

「そうだ。死ねば今感じている恐怖から救われるぞ」

「デも、死ヌの怖いヨ・・・」

「死んで神となるのだ」

「カミ・・・?」

「死とは神になる最後の試練なのだ。さあ、この試練をともに乗り切ろう!!」

そう高らかに宣言し、その機械生命体は刃を自信に突き立てた。

「ドウスル・・・?」

「パスカルおじちゃん待つ・・・?」

「でも、怖いヨ・・・」

「さっき言ってた事ホントなのかナ」

「パスカルおじちゃんのお話だとカミは全てを作ってウンメイ?を決めてる髭の生えたオジサンらしいよ」

「死んでボクたちカミになれるのなら・・・」

1人の子供が恐る恐る刃を自分自身に近づける。そして体の前に来た時、力を籠めようとした時、

「こらこら危ないから手を離して。ね?」

ラヴィが腕をつかんでいた。




誤字脱字解釈不一致あれば申し付けください。今回も読んでいただきありがとうございました。
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