ニーアオートマタ~荒廃した世界でエージェントは何をなす~   作:い湯め

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第126話

エージェントside

CALL

「2人共、遅れてごめんなさいね。出番よ」

「分かりました。すぐに廃工場跡地に向かえばいいですか?」

「ええ」

疲れからかつい手短になってしまった。今からヘリでここに来るまでに少し時間がある。その後適当に地面に腰を下ろす。

「ラヴィさん、お疲れの所申し訳ないんですか少し時間よろしいですか?」

パスカルから話しかけられる。その後ろでは11Bや8Bが子供たちの相手をしているようだった。

「パスカルその前に、私から一ついいかしら?」

「はい、分かりました」

「ごめんなさい」

私は頭を下げる。パスカルからは反応はない。だから、私は頭を下げ続けた。傍では子供たちと11B達の元気な笑い声が響いている。距離はそこまで離れていないのに、私とパスカルのいる位置とはかなりの距離を感じる。そして、私はどの位頭を下げ続けたのだろうか。1分たらずなのか、5分以上なのかそれ位長く感じた。

「頭をあげてください」

パスカルに促され頭を上げる。パスカルの表情は何処か慈愛に満ちているような気がした。

「ラヴィさん、あなたは子供たちにとってはヒーローですよ。それがどうして頭をさげるんです?」

「だって、あなたの大切な大切な村の人々を私は殺したのよ。それこそ、あの子たちと親しい関係になっていた機械生命体もいたはずだわ。私が言うのもなんだけれど、貴方や、子供達、8B達には私を恨む権利がある。それこそ、仇うちだって出来るわよ」

「しませんよ。なら、私からのお願いを聞いて頂けますか」

「出来る事なら」

「ラヴィさん、私に戦い方を教えてください。村の子供たちを守っていけるように」

「パスカル・・・それはあなたの理想を否定することにならない?」

すると、パスカルは私のライフルを指さす。

「なら、ラヴィさんはどうなるんですか?」

私が再びパスカルを見ると先ほどの慈愛に満ちたパスカルの笑顔が、どこかしてやったりな笑顔に変わっていた。

「はぁー、降参よ。降参。わかったわ。出来る限りのことはするわ。約束する」

「ありがとうございます」

それと同じく遠くからヘリの音が聞こえて来た。

「とりあえず、明日以降かしらね」

「そうですね」

そう言うとパスカルは子供たちの所へ。

「みんな村に帰りますよ」

「「ハーイ」」

「ア、さっきも飛ンでたヤツだ」

指をさされたのを気づいたのかデボルが手を振っていた。帰りは行き同様何事も無かった。

パスカルの村

「アァ、オカーサン・・・」

予想はしていたが実際に子供たちの悲しい表情をみるのは辛い。

「みんなで一緒ナラ怖くないヨ!」

今日は子供達やパスカル8B達みんなで集まって寝るそうだ。私達は明日また来ることを伝え、拠点に戻って来た。

「みなさん着きましたよー」

「はー疲れた。美味しいもの食べて寝て、明日に備えましょう!」

「へえ~、美味しいものねえ~」

え?パスカル帰ってきてたんだ。連絡位してくれたらいいのに。

「連絡したさ。そこのピンクレディーズに」

おいコラ2人共、目を逸らさないの。




誤字脱字解釈不一致あれば申し付けください。今回も読んでいただきありがとうございました。
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