ニーアオートマタ~荒廃した世界でエージェントは何をなす~   作:い湯め

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第138話

21Oside

「新入り!生き残れよ」

私は大きく頷きます。その瞬間機械生命体の攻撃が始まりました。先ほどの戦闘で疲れていた私たちには機械生命体の攻撃の一撃一撃がとても重い。それにとても数が多くすぐに私たちは限界が来てしまいました。

「グッ!」

一人が倒れると徐々に崩れていきます。

「おい!新入り!残りは私とお前だけだ」

ついに私たち2人だけになってしまいました。機械生命体の数は増えるばかりです。

「これは生きて帰れるかわからないな」

「オラァ!!」

彼女も私も機械生命体を何体殺したのかわからなくなっていました。もう疲労感も何も感じません。ですが機械生命体の数は減るどころか増えているように感じます。

「新入り!」

突然彼女は私を突き飛ばし彼女は私の上に倒れこみました。背中には大きな傷が出来ていました。

「だい・・丈夫か・・・?」

「私よりあなたの方が・・・」

私はこれ以上声が出せませんでした。大量の機械生命体と目が合ってしまいました。

「新入り。逃げるんだ」

「できません!」

私は彼女を引きずろうとする。

「グ八ッ!」

背中に痛みが走りました。私も倒れてしまいました。

「逃げろと言っただろう・・・」

「見捨てるなんて出来ません・・・」

一体の機械生命体が彼女に刃を突き立てます。私も目を閉じます。申し訳ありません。私が前進するべきなどと知ったような口をきいたからみなさんは・・・

「最後にもう一度顔を見たかった」

彼の柔らかい顔が浮かんだ時私の体に刃が突き立てられました。

 

「  ?」

私は突然の再起動に戸惑いました。

「モデル21O・・・オペレーターさん・・・!?」

9・・・S?最後に会いたいと願った彼が目の前に居ます。ですが、彼の目には恐怖が見えました。

「ヴうううううあ゛ああああああ」

私の口から恐ろしい叫び声が発せられました。口を押さえようとしますが、体は動きません。一瞬ですが視界が赤くなりました。嫌な予感がしました。突如私の周りに大量のボールのような物が現れました。

「9S!私は汚染されています!」

そう叫んでも口から言葉は発せられません。ボールからは大量の攻撃が彼に離れます。

「9S!容赦はいりません!私を殺しなさい!!」

私の体はウイルスに汚染されています。何故私の意識が存在しているかはわかりません。意識はありますがハッキングして自らのボディを止めることも出来ません。ただ彼に危害を加えようとする私をみるだけです。

「オペレーターさん・・・・・!」

「場所・・・座標データを・・・転送・・・」

乗っ取られたボディから言葉が発せられます。これは・・・私が彼に対して言った言葉?

「作戦・・・行動に関係ノ無イ発言・・・・控えてクダ・・・」

「クソッ・・・・ウウウッ・・・・・」

9S!これは私ではありません!ためらう必要はありません!殺しなさい!!

「ハイは・・・・・一回で・・・・イイデ・・・・」

黙れ!!それはお前の言葉じゃない!

「クソッ・・・・ウウウッ・・・・・」

攻撃で飛ばされ私は地面に倒れました。

「クッ・・・・」

9Sも座り込んでしまいます。しかし、私のボディは未だ活動可能です。

「9S!早く!私の体はまだ動きます!早く止めを!」

「ウワア゛アアアアアア」

「誰か!早く!私を殺しなさい!!」

もう9Sを傷つけたくないのです。だから!だから!私を殺せ!!

「グハアッ」

直後私の背中から胸に刃が貫きます。刺したのは9Sではありません。でも、誰でもいい。彼を傷つける私を殺してくれるなら。貫いた刃が抜かれます。私は倒れこみ刺してくれた相手の顔を見ることができました。

「2号あなたでしたか・・・」

ヨルハAttacker型2号。通称A2。脱走兵のあなたに感謝することになるとは・・・ですが、あなたのおかげで私はもう彼を傷つけることは出来ません。だって、少しずつ視界が暗くなってきているのですから。

「おい!2人共武器を捨てろ!!」

「ラヴィ!?」

どうやらレジスタンスの方が来たようですね。

「聞こえなかった?武器を捨てろ!!」

レジスタンスの方違うんです。彼女は私の事を守ろうとして・・・しかし、話すことが出来ない。腕に何かされたような感触がした後私の意識は途絶えました。

「!!」

またこの感覚です。まだ、私は何かされるのでしょうか・・・

「ひさしぶりね。私の顔覚えてる?21O?」




21Bとなって部隊に配属された時みんなから新入りって呼ばれてて欲しい。中の想像と願望です。誤字脱字解釈不一致あれば申し付けください。今回も読んでいただきありがとうございました。
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