ニーアオートマタ~荒廃した世界でエージェントは何をなす~   作:い湯め

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第141話

エージェントside

CALL

「おはようございます。64Bです。今大丈夫ですか?」

「ええ。大丈夫よ」

丁度身支度を終えた私達に珍しく64Bから通信が入った。

「大丈夫よ。それより珍しいわね。64Bからなんて」

「隊長と22Bはちょっと作業してます。それで要件なんですけど、以前運んだ小麦の生成が終わりました」

「ああ、その件は本当にごめんなさいね」

「いえいいえ。それとどちらかと言うとこっちが本件なんですが、パスカルさんのモロトフ?カクテルの製作が進んでいないそうなんです」

「材料が足りないとか?」

「いえ、子供たちのいるところでは製作しずらいとかで以前のように一度そちらの拠点で制作できないかと」

という事は全員で行ってあげた方が子供達とも遊んで上げれるし、いずれ21Oを連れていかないとと思ってたし丁度いいわ。

「わかったわ。それじゃ少ししたら出発するとパスカルに伝えておいて」

「了解しました」

「それじゃあまた後でね」

 

「という訳で全員集合」

みんなを集める。そして、先ほどの通信内容を伝えてこれからパスカルの村に向かう事を伝える。

「その村には8B達がいるのですよね?なら同じ脱走兵して挨拶したいです」

「前回もみくちゃにされたし、今回は21Oくんの傍に就くとするよ」

「ジャッカス、コイツの面倒頼んだわよ」

そう言われると何となく21Oと8B達の会話が想像できるから不思議である。

「11B?私はただ8B達とあいさつするだけですよ」

「ジャッカスさん私からもよろしくおねがいします」

2人が自分の為に頭を下げているのを21Oは不思議そうに見ていた。

「それじゃ出発」

パスカルの村~

「隊長ーラヴィさん達きましたよー」

入り口を抜けた私達を見つけた64Bが8Bを呼びに行った。

「ラヴィさんを信じない訳ではありませんが実際に脱走兵が生きているのは驚きですね」

すると11Bが自信を指さして「私は?」と言わんばかりである。

「ラヴィよく来たな!?」

戻って来た3人が21Oを見て身構える。

「落ち着いてください。私はもうヨルハではありません」

「どういうことだ」

「それを含めた今から彼女が話すよ。それじゃラヴィはパスカルに用があるんだろう?」

「そうね。それじゃ頼んだわよ」

ジャッカスが21Oや8B達を連れて行った。

「それじゃ私達も失礼しますね」

「ええ。行ってらっしゃい」

11B・16Dも子供達の所へと遊びに行った。さて、パスカルの所へ行かないと。

「おやラヴィさん、突然の連絡申し訳ありません」

「いいのよ。それじゃ行きましょうか」

「ラヴィ待ってくれ」

奥に行ったジャッカスが戻って来た。

「あら?21Oは大丈夫なの?」

「あの様子なら大丈夫だろう。それにモロトフ製作だろう。私も手を貸そう」

「ありがとうございます」

それじゃ拠点に戻りましょうか。

 

デボル・ポポルside

「なに!9Sが生きているだと!!」

私達は9Sがキャンプに戻ってこないのではないか?と思いヨルハのオペレーターさんに伝えると、そのオペレーターさんは急いでアネモネさんとヨルハの司令官が談笑しているところに報告に行きました。そしたらアネモネさんから手招きでよばれましt。お2人の所へ行くとヨルハの司令官の方からバンカー壊滅の所から話せと言われました。そして最近治療に戻ってきたことも話したらこの反応です。

「なぜ!止めなかったんだ!」

「ポッドが憶測での会話を辞めるようにと言ってみなさんが生きてる事を信じなかったんです」

「それにラヴィと一緒に見つけて運んだ!?そのラヴィとかいうヤツは11Bも言っていた!そいつとどんな関係だ!?」

「関係も何も知り合いよ」

なんでわざわざ声を張るのよ。目立つじゃない。

「知り合いなら連絡先も知ってるだろう。ラヴィと話をさせろ」

私達はアネモネさんを見ます。首を微かに横に振っているので知らないふりをします。

「連絡先は知らないんです」

「どうして」

「あの方はたまにしかキャンプにいらっしゃらないので」

「アネモネは知らないのか?」

アネモネさんは首を振るだけです。

「はあ、全く・・・これは人類も滅びるわけだ」

「それとこれとは関係・・・」

「あるぞ。お前たちの同型機のせいで人類は減りエイリアンの侵攻に対抗できなかった。なんとか持ちこたえてきたがついにはバンカーも失ってしまう始末。これではいつ機械生命体を駆逐し、地球を奪還できるか分かった物ではない」

私達は何も言えなくなってしまいました。後半は八つ当たりだったとしても私達とは違うデボルとポポルが原因で人類が滅びたのは事実です。私達姉妹は忘れていました。幾ら人類であるラヴィさんに許されてもアンドロイドからの扱いが変わるわけではありません。所詮私達の勘違いなのです。

「おい・・・ホワイトそれ以上うちの仲間に八つ当たりするな」

「八つ当たりだと?これはアンドロイドとして誰しもが一度は思う事だろう。無論貴様もだ」

アネモネさんは下を向いてしまいます。そうでしょう。私達は黙ってお2人の所から離れました。久しぶりの感覚です。ラヴィさんと接することで忘れていた感覚。

「ねえ、ポポル?」

「なに?」

「罪は一生ついて回るのね」

私達はもう互いを励ますこともできません。




デボルとポポルあの2人には笑って欲しいんや。誤字脱字解釈不一致あれば申し付けください。解釈不一致あれば申し付けください。今回も読んでいただきありがとうございました。
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