ニーアオートマタ~荒廃した世界でエージェントは何をなす~   作:い湯め

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第144話

デボル・ポポルside

さて、私も頑張らないとな。

「はあッ!!」

私は1人で機械生命体に立ち向かう。ポポルには指一本触れさせない!機械生命体を何体も鉄屑に変える。幾らなんでも多すぎでしょ!?

「クッ!?」

デカいタイプの機械生命体に押し負けしりもちをつく。目の前に機械生命体の拳が迫る。

「デボルッ!」

パンッ!

ポポルは息が絶え絶えになっている。しかし、手にはBeretta M9が握られていた。どうやらポポルが助けてくれたみたいね。

「ポポル?」

武器を拾って急いでポポルの所へ戻る。

「デボル・・・・ライフルを・・・貸して」

「でも・・・・」

「いいから・・・・貸して・・・・茶っちいのじゃ・・・・頼りない」

私は渋々ラヴィから貰ったAKを渡す。

「あっ」

腰から無線機が落ちた。無線機を見つめる。

「デボル・・・?」

ポポルが顔を覗き込んでくる。ポポルと無線機に何度も視線を移す。私は無線を手に取る。

 

CALL

「デボルどうした?」

私が連絡したのはアネモネさんだった。キャンプではヨルハの司令官がラヴィを探しているのに連絡は出来ない。

「至急・・・・増援を要請します」

「何だって?無線の調子がよくないな。もう少しはっきり喋ってくれ」

なんでこんな時に・・・・

「こちら・・・・デボル!現在戦闘中・・・・至急・・・増・・・」

「デボルッ!!」

私が振り返るとその瞬間機械生命体の攻撃が来た。咄嗟に私は無線機で攻撃を防いでしまった。そいつはポポルのAK連射で倒された。

「やっちゃった・・・・」

「デボルったら・・・・」

ポポルから乾いた笑みが出る。

「どうするの?」

使い物にならなくなった無線機を放り投げる。私はもう一度ポポルの顔を今度はじっと見つめた。

「多分いずれ増援は来てくれると思う。ただ9Sを保護させるなら塔に入れるようにしないと」

「なら・・・・」

「私が開ける。ポポルはそこで援護してくれ」

ポポル、私達はいつまでも一緒だよ。

 

A2side

「報告、大型構造物、通称塔ゲートの開放を確認」

「行ってみるか・・・・」

 

アネモネside

CALL

「デボルどうした?」

私はあの後、ホワイトとの会話を雑に終わらた。そして、ひとりで猛省した。そして、帰ってきたら姉妹に謝ろうと思っていた所だった。姉妹はジャッカスと違い普段はあまり通信してこない。

「至・ュ・・・・ぞ・・を要請します」

無線機の不調か・・・?雑音が入る。

「何だって?無線の調子がよくないな。もう少しはっきり喋ってくれ」

「こちら・・・・デボル!現在戦闘中・・・・至急・・・増・・・」

「デボル!?デボル!?応答しろ!クソッ・・・・」

大声を出したことにより、何事かとレジスタンスとヨルハからの視線があつまる。

「どうした?なにかあったのか?」

ホワイトが出て来る。

「あの姉妹から増援要請だ」

「場所は?」

「不明だ」

「なら、我々も協力しようか?」

考えを巡らせキャンプを見渡す。助けてやりたいが姉妹はホワイトに貸しを作ったとなればいい気はしないだろう。それに私も今後も考えて一度姉妹はこのキャンプから離すべきだ。

「いや、大丈夫だ。こういうのが得意な奴がうちにはいるんだ」

実際は得意かどうかは分からないんだが・・・・

「ほう。ならこちらは戻るとしよう」

ホワイト含むヨルハが戻っていく。

「ちょっと司令官さん、本当にそんな当てあるの?」

キャンプのみんなのお悩みなんかを聞いてる通称相談員が話しかけてきた。そんな彼女に私は笑みを浮かべた。

「ジャッカスに頼む」

「ああ~確かに彼女ならなんとかできるわね」

「だろう」

「なんか安心した」

そう言うと彼女は戻って行った。実際、ジャッカスに物事を頼むのかと言うとそうではない。あんな爆弾オタクだれが頼るか。では何故ジャッカスに連絡するのか。それはジャッカスに頼むではなく、ラヴィに頼むという隠語である。以前ラヴィがキャンプを救った後ヨルハがこのキャンプに来る事が発表された頃どこからともなく出来た隠語だ。ま、私がラヴィとどんな形であれ繋がっているとホワイトが知ったら面倒な事になるだろうな。その時は私もラヴィに頼もう。

「さて、今から連絡して姉妹をラヴィが見つけて助け出せるか。まあ、アイツなら大丈夫だろう」

そんな独り言を言いつつ私は無線機を手に取った。

 




ジャッカスとアネモネさんはなんやかんやで仲良さそうだよね。
誤字脱字解釈不一致あれば申し付けください。今回も読んでいただきありがとうございました。
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