ニーアオートマタ~荒廃した世界でエージェントは何をなす~ 作:い湯め
エージェントside
「ラヴィさんナイフも乾きました」
「分かったわ。ありがとう。はあ、緊張するわ。あークソが。fuck」
つい口が悪くなる。
「それじゃ始めるわよ。一応だけど、血が出るから気を付けてね」
そう言うと私はウォッカを口いっぱいに含む。そして、
ブー------ッ!!!
傷口に向けて思いきり吹き出す。
「ちょっとちょっと何してんの!?」
それを無視してもう一度口に含む。そして、
ブー------ッ!!!
傷口に向け吹きかける。
「ハア、この位でいいか。フッ!!」
刺さった金属を両手で掴む。そして、思いっきり引っ張る。
「・・・・ガッ!・・・・ア゛アアッ・・・・ハアハア。fuck・・・」
抜けない。横腹に刺さっているせいでどうも力が出せない。私はナイフを持つ。そして、金属が刺さった傷口を開いて傷口を広げていく。
「ハア・・・ハア・・・これで行けるはずッ・・・ごめん誰か引き抜いて!」
私の言葉にみんなの動きが止まる。
「嫌ならいいわ。ポッド!悪いけどお願いでき・・・」
「私がやろう」
ジャッカスが手を上げた。こう言う時のジャッカスは頼もしい。
「いくぞ」
大きく頷く。
「・・・・ガッ・・・・ッッ!!」
「恐らく次で抜ける。頑張ってくれ」
「いいねえ。一気に頼むわよ」
ジャッカスが大きく頷く。
「・・・ガアッ!!」
「抜けた!」
だが、傷口からかなりの出血がある。
「ねえ・・・誰か・・・包帯を」
「包帯ですね」
デボルとポポルが包帯を巻いてくれる。
「結構キツメにお願い」
2人は私の指示通り、かなりキツメに包帯を巻いてくれる。
「この位の強さでどうですか」
「ありがとう。ごめんなさいね。グロいも の見せちゃって」
「良くも悪くも見慣れたわよ。それよりラヴィはこれで死んじゃったりしないの?」
「正直な所なんとも言えないわね。もし、感染症にでもなったら無理ね。手術なんかの医療技術は全てロストテクノロジー扱いだろうし。幸運の女神さまが微笑んでくれるのを願いましょう」
「ラヴィ死じゃやだよ?」
デボルが目に涙を浮かべる。
「はあ、デボル、ポポルおいで」
2人を呼んで抱き寄せて頭を撫でる。
「大丈夫。こんな可愛い女神さまが微笑んでくれてのよ?簡単には死なないわよ」
「ラヴィさん、約束ですよ?」
「こっちのセリフよ。良いわね?2人共。あなた達がどんなに辛い目に遭っても私がいるから。絶対に無理しちゃ駄目だからね」
さらに頭を激しく撫でる。
「ちょっとラヴィ!分かったからそんなに撫でないで!私人形じゃない!」
「ハイハイ。悪いけど少し寝るわね。ジャッカス11B達に今回の件の経緯を話しておいてくれない?塔が崩れた原因についてはご飯の時に話すから」
「了解した」
「おやすみラヴィ」
「「おやすみなさい」」
「おやすみ」
数時間後~
目を開ける。今となっては見慣れた天井が視界に入る。ウォッチを使って今の時間を確認する。あれから3時間ほどたったのね。良かった。もしかしら2度とこの世界を見れないんじゃないかと怖くなった。
「ラヴィおはよう?よく眠れた?」
バサッ
とりあえず、目の前の11Bを抱きしめる。
「!?え!?は!?ラヴィ!?」
「先輩?どうしたん・・・」
次にしかいに入った16Dに抱き着く。
「え!?ちょっとラヴィさん!?どうしたんですか!?放してください!?私には先輩が・・・」
騒ぎを聞きつけたみんなが集まってきた。のでとりあえず、視界に入ったのから片っ端に抱きしめた。
ラヴィさんも怖い事はある。人間だもの。
誤字脱字解釈不一致あれば申し付けください。解釈不一致あれば申し付けください。