ニーアオートマタ~荒廃した世界でエージェントは何をなす~   作:い湯め

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第156話

エージェントside

「ラヴィさんナイフも乾きました」

「分かったわ。ありがとう。はあ、緊張するわ。あークソが。fuck」

つい口が悪くなる。

「それじゃ始めるわよ。一応だけど、血が出るから気を付けてね」

そう言うと私はウォッカを口いっぱいに含む。そして、

ブー------ッ!!!

傷口に向けて思いきり吹き出す。

「ちょっとちょっと何してんの!?」

それを無視してもう一度口に含む。そして、

ブー------ッ!!!

傷口に向け吹きかける。

「ハア、この位でいいか。フッ!!」

刺さった金属を両手で掴む。そして、思いっきり引っ張る。

「・・・・ガッ!・・・・ア゛アアッ・・・・ハアハア。fuck・・・」

抜けない。横腹に刺さっているせいでどうも力が出せない。私はナイフを持つ。そして、金属が刺さった傷口を開いて傷口を広げていく。

「ハア・・・ハア・・・これで行けるはずッ・・・ごめん誰か引き抜いて!」

私の言葉にみんなの動きが止まる。

「嫌ならいいわ。ポッド!悪いけどお願いでき・・・」

「私がやろう」

ジャッカスが手を上げた。こう言う時のジャッカスは頼もしい。

「いくぞ」

大きく頷く。

「・・・・ガッ・・・・ッッ!!」

「恐らく次で抜ける。頑張ってくれ」

「いいねえ。一気に頼むわよ」

ジャッカスが大きく頷く。

「・・・ガアッ!!」

「抜けた!」

だが、傷口からかなりの出血がある。

「ねえ・・・誰か・・・包帯を」

「包帯ですね」

デボルとポポルが包帯を巻いてくれる。

「結構キツメにお願い」

2人は私の指示通り、かなりキツメに包帯を巻いてくれる。

「この位の強さでどうですか」

「ありがとう。ごめんなさいね。グロいも の見せちゃって」

「良くも悪くも見慣れたわよ。それよりラヴィはこれで死んじゃったりしないの?」

「正直な所なんとも言えないわね。もし、感染症にでもなったら無理ね。手術なんかの医療技術は全てロストテクノロジー扱いだろうし。幸運の女神さまが微笑んでくれるのを願いましょう」

「ラヴィ死じゃやだよ?」

デボルが目に涙を浮かべる。

「はあ、デボル、ポポルおいで」

2人を呼んで抱き寄せて頭を撫でる。

「大丈夫。こんな可愛い女神さまが微笑んでくれてのよ?簡単には死なないわよ」

「ラヴィさん、約束ですよ?」

「こっちのセリフよ。良いわね?2人共。あなた達がどんなに辛い目に遭っても私がいるから。絶対に無理しちゃ駄目だからね」

さらに頭を激しく撫でる。

「ちょっとラヴィ!分かったからそんなに撫でないで!私人形じゃない!」

「ハイハイ。悪いけど少し寝るわね。ジャッカス11B達に今回の件の経緯を話しておいてくれない?塔が崩れた原因についてはご飯の時に話すから」

「了解した」

「おやすみラヴィ」

「「おやすみなさい」」

「おやすみ」

 

数時間後~

目を開ける。今となっては見慣れた天井が視界に入る。ウォッチを使って今の時間を確認する。あれから3時間ほどたったのね。良かった。もしかしら2度とこの世界を見れないんじゃないかと怖くなった。

「ラヴィおはよう?よく眠れた?」

バサッ

とりあえず、目の前の11Bを抱きしめる。

「!?え!?は!?ラヴィ!?」

「先輩?どうしたん・・・」

次にしかいに入った16Dに抱き着く。

「え!?ちょっとラヴィさん!?どうしたんですか!?放してください!?私には先輩が・・・」

騒ぎを聞きつけたみんなが集まってきた。のでとりあえず、視界に入ったのから片っ端に抱きしめた。




ラヴィさんも怖い事はある。人間だもの。
誤字脱字解釈不一致あれば申し付けください。解釈不一致あれば申し付けください。
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