ニーアオートマタ~荒廃した世界でエージェントは何をなす~ 作:い湯め
エージェントside
「ふう、みんなありがとう。よし!元気出た。今日のご飯は豪華よ!楽しみにしてなさい!」
私はウッキウキでご飯の準備を始めた。
「まあ、ラヴィが元気になったのならいいか」
誰かがそうつぶやいた。
「さあ、出来たわよ!」
私の声にみんな集まってくる。それにみんな今日のご飯の多さに驚いているようだった。
「ラヴィどうしたの?今日はいつにも増してご飯の料理が多いわね」
「だってあんなに血をだしたのよ。しっかり食わないと血が足らなくなるわ!」
みんなが座りいつも通りの争奪戦が起こっていたが、今回の争奪戦にラヴィが参戦したことによってさらに激しさを極めた。結果、机いっぱいに置かれていた料理は一瞬で無くなった。
「ふ~ごちそうさまでした」
アフターコーヒーを飲みつつ自分の食べっぷりを振り返る。
「あ、そうだった。塔が崩れた理由話してなかったわよね」
「その件に関しては問題ありません。ラヴィさんが寝ている間にポッド042が話してくれました。ラヴィさん、本当に9Sの為にここまでしていただきありがとうございました」
21Oが頭を下げる。
「ラヴィさん私達の為にここまでしていただきありがとうございます」
姉妹が頭を下げる。
「ラヴィ(さん)私達も同じ気持ちです。ありがとうございます」
ヨルハ組の3人も頭を下げて来る。
「やめろ。やめろ。頭上げて!いい?私はね、感謝されるのは好きだけどへりくだられるのは好きじゃないの。それに、まだ終わってない。祝杯を挙げるのは~そうね。11B達がヨルハから狙われなくなったらにしましょう」
「先が長くない?」
「目標はデカくないとね!」
「それは意味合いが変わって来るんじゃ・・・」
「まあまあ、それより明日以降の方針を決めよう」
ジャッカスがコーヒーを飲みつつ話を変える。なんだろう、すっごい絵になる。
「そうね・・・とりあえずA2と9Sのデータを2Bに移植しましょう」
「その件についてなんだが、9Sから先に頼めるかい?」
「構わないけど・・・」
「ありがとう。実はだね、9Sの修復は殆ど完了しているんだ」
「9Sの腕ですよね」
21Oはずっとそばに居るから分かるらしい。
「そうだ。私と姉妹の分を含めても、部品が足りない。それに、9Sは応急的にだろうが、2Bの腕を使っていただろう?アレは良くない。汚染されて義体から取った事もそうだが、単純に大きさが違いすぎる。できれば、同じS型機の腕を付けてやりたい。となれば、レジスタンスキャンプに戻るしかないんだ」
「ですが、レジスタンスキャンプは今やヨルハの本拠地ですよ!もし、何かあったら・・・」
「やっぱり、私達が戻るべきなんじゃ・・・元は私達が命令されたことですし・・・」
「私が戻ります」
21Oが手を上げた。
「私が戻ります。みなさんご存じの通り私は元オペレータータイプです。司令官とも面識があります。それに、ジャッカスさんには9Sさんを修復して頂いた恩があります。その方を1人で行かせる訳には行きません」
「わかった。ならヘリを使って私も行きましょうか。どうせ正体がバレるなら派手にやってやろうぜ!」
「それいいわね!乗った!」
「先輩が行くなら私も!」
ヨルハ組が全員手を上げた。
「よし。とりあえず、その方向で。他になるかある人?」
「要請、ヨルハ機体9Sのブラックボックスの一時的停止」
「ポッド042どういうことです?彼を一回殺せと?」
「今9Sの傍にいるポッド153は彼の命令により発言を禁止されている。解除の条件が9S・A2どちらかの生体信号の停止」
「だから先にいじる9Sのブラックボックスを止めればいいのね。分かったわ」
「感謝」
「本来ポッドは支援対象の命令は順守するはずです。何故、あなたはそれを解除させようとするのです?」
「いいじゃない。アンタみたいなクソ真面目より」
「こういう性格な物で・・・」
そういう21Oもかなり発言が毒気づいて来たような気がするけど・・・そんなこんなで話もまとまり、各々寝る体制に入る。初めて姉妹に会った時の様に2人の間に入り、2人が眠るまで頭を撫でてあげた。
次回はもうちょっとストーリー進展させようと思います。
誤字脱字解釈不一致あれば申し付けください。今回も読んでいただきありがとうございました。