ニーアオートマタ~荒廃した世界でエージェントは何をなす~   作:い湯め

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第160話

エージェントside

「みなさーん着きましたよ」

扉を開けると日光が一番に差し込んできて少しまぶしい。

「ふ~なんとか終わった」

「ちょっと拍子抜けね」

「かっこよく決めようと思ってたのに残念」

「先輩はいつ見てもかっこいいですよ」

こっちはいつまでも惚けあってるわね。さていい休憩になった。さすがにそろそろA2のデータ移動も終わってるでしょうし今日中には作業終わらせたいのよね。頑張らないと。

 

アネモネside

ラヴィたちが乗ったヘリが飛んでいく。私はそれを頬を抑えながら見送った。あんなパンチ今まで初めて食らった。殴られた瞬間視界が歪んだ気がした。確かに、ジャッカスの言う通りかなり痛い。

「お~いアネモネ。このキャンプってヨルハ用の部品って前はもっとあったろ?どこにあるんだ?」

「ヨルハ用の部品?ああ。それならレジスタンスとしては在庫切れだよ」

「在庫切れ?ヨルハ用の部品を使うなんてソイツは私以上のもの好きだな!」

「いや、ここ2ヵ月でどうやら瀕死のヨルハを修理したらしい。それも1体じゃなく、複数体」

私の視線が21Oに向いているのにジャッカスは気づいたようだ。

「あ~・・・」

「アイツや16Dを修理したのは一体誰なんだろうな」

「ソウダネ・・・」

「まあ、在庫切れなのはレジスタンスとしてストックしてた分だ。ヨルハ側なら持ってるだろう」

「え~ヨルハかあ・・・ラヴィの所の2人を見てるとね・・・どうも以前の様に良い印象にはならないんだよな。とりあえず、話してみようか。おーい21O」

「お呼びでしょうか?」

「すまないが、君の所の司令官殿と話をすることになった。少し付き合ってくれ」

「了解しました」

ま、暇だし私もついて行ってやろう。3人でキャンプ内のヨルハ側のエリアに向かう。ホワイトがいるのはそのエリアの一番奥なのだが、進めば進むほどヨルハからの視線が集まる。

「こう見られると落ち着かんな」

「21O、君は随分と人気があるみたいだね」

「殆どが敵をみるような視線ですけどね」

ホワイトがいる部屋の前、そこにはヨルハ側から持ち込まれたサーバーと乱雑にまとめられた配線があり、オペレータータイプのヨルハが忙しそうに働いていた。

「21Oさん!?」

すると1人の金髪のオペレーターが21Oに飛びついた。

「21Oさん!?ですよね・・・?ブラックボックス反応がしませんけど、21Oさんですよね?」

先ほどの視線とは違い彼女の表情は凄くうれしそうだ。一方の21Oは・・・なんでそこまで面倒くさそうな顔をする?

「いえ・・・私は21Bです」

「それ否定になって無いです!!21O!21Oさんですね!!」

「はい。少し意地悪でしたね。元気でしたか6O」

「うわああああんよ゛がっだああああ」

6Oが泣き始める。周りを気にせず大声で。それほど再開が嬉しかったのだろう。

「ちょっと6O泣き止んでください。みなさん見てますから!!」

「でもぉ!」

あーこれは長引くな。

「ジャッカス行こう。6O、ホワイトはこの部屋だな?」

「はい!司令官さんはこの部屋にいらっしゃいます!」

「ありがとう」

「6O!あなたいい加減に・・・私もついて行かなきゃいけないのに」

「21O、君の数少ないファンだ。大事にするんだよ!」

私は後ろで響き渡る60のうれし泣きを他所にホワイトのいる部屋をノックする。

「入れ」

「ホワイト話がある」




今日はこの辺で。次回もアネモネさんのお話です。
誤字脱字解釈不一致あれば申し付けください。今回も読んでいただきありがとうございました。
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