ニーアオートマタ~荒廃した世界でエージェントは何をなす~   作:い湯め

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第163話

エージェントside

アネモネから送られてきた記録を読む。A2のデータほどではないが、なかなかに量が多く、そして小さく読みずらい。気休めになるかと思ったけど、追い打ちをかけている。私は時折目頭を押さえながら文章を読み進める。時折、アネモネに質問する。この記録最初こそ、アネモネのかつての仲間達とA2を含めたヨルハ部隊の初遭遇、ほほえましいエピソードなのが書かれていたが、後半になるにつれ戦闘の描写が増えていく。それに表現は生々しく、悲惨な戦いだったことが見ただけで分かった。

「ふう」

「読み終わったか」

「私もアネモネも変わらないくらい修羅場をくぐっているのね」

「・・・そうだな。それに残ったのは私とA2だけだしな」

「わざわざ質問にまで答えてくれてありがとうね」

「なに、少し懐かしくなっただけだ」

そういうアネモネの声は震えていた。この記録ではアネモネの仲間たちの様子は殆ど記録されいないが、互いに信頼しあっていた。いいチームだったんでしょうね。

「あいつ等今の私を見てどう思うだろうな。私も随分と昇進した。私の姿、ローズ辺りが見たら、「皆を束ねる者の姿じゃない!」とか怒られるかな?」

「どうでしょうね?案外、アネモネらしいと天国で笑ってるんじゃないかしら?」

「死んだら天国に行けるんだろうか?」

「さあね。私にもわからない。でも、あるって思って生きたほうが頑張る意味があっていいじゃない」

「そういうものか・・・」

「そういうものよ」

確かに、アンドロイドに死後や、魂と言うものがあるのかはわからない。まあ、そもそも死後の世界があるのかしらね?実際私も行けるかわかんないし。

「ま、それこそ神のみぞ知る・・・か」

「そうね。ありがとう。休憩にもなったしね」

「ならよかった。あと、恐らくだが近いうちにホワイトか21Oから連絡がいくと思う。ホワイトがお前との話をしたいと言ってた。ま、それ以外は未定だ。それじゃ、A2の事よろしく頼むよ。それと、姉妹によろしく言っておいてくれ」

「こちらこそ。ジャッカスと21Oによろしくね」

「了解。それじゃあな」

さて、そこそこな時間休めたし残りも3分の1くらいだし終わらせよう。

 

数時間後~

「あー終わったーー!」

地面に大の字になって目を閉じる。長時間の作業によって疲労していた目をやすませる。目からジーンと涙が出てくる。

「ラヴィ、終わったの?」

「終わったわよー!」

寝転ぶとちょうど柔らかい光が体全体に当たり、ポカポカして気持ちが良かった。

「お疲れさまでした。これどうぞ」

目を開けポポルから水を貰う。一気に飲み干すと深いため息と脳が冴える感覚がする。

「やーめた。A2の事再起動するの明日にしよ」

今の疲れた状態でA2と再開なんて楽しめない。それにあんな記録見ちゃったら生半可な事は出来ない。私はその後疲れからかいつの間にか眠ってしまった。

 




すいません。本当はもう少し書く予定だったのですが、中の人の事情で短くなりました。
誤字脱字解釈不一致あれば申し付けください。今回も読んでいただきありがとうございます。
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