ニーアオートマタ~荒廃した世界でエージェントは何をなす~ 作:い湯め
エージェントside
アネモネから送られてきた記録を読む。A2のデータほどではないが、なかなかに量が多く、そして小さく読みずらい。気休めになるかと思ったけど、追い打ちをかけている。私は時折目頭を押さえながら文章を読み進める。時折、アネモネに質問する。この記録最初こそ、アネモネのかつての仲間達とA2を含めたヨルハ部隊の初遭遇、ほほえましいエピソードなのが書かれていたが、後半になるにつれ戦闘の描写が増えていく。それに表現は生々しく、悲惨な戦いだったことが見ただけで分かった。
「ふう」
「読み終わったか」
「私もアネモネも変わらないくらい修羅場をくぐっているのね」
「・・・そうだな。それに残ったのは私とA2だけだしな」
「わざわざ質問にまで答えてくれてありがとうね」
「なに、少し懐かしくなっただけだ」
そういうアネモネの声は震えていた。この記録ではアネモネの仲間たちの様子は殆ど記録されいないが、互いに信頼しあっていた。いいチームだったんでしょうね。
「あいつ等今の私を見てどう思うだろうな。私も随分と昇進した。私の姿、ローズ辺りが見たら、「皆を束ねる者の姿じゃない!」とか怒られるかな?」
「どうでしょうね?案外、アネモネらしいと天国で笑ってるんじゃないかしら?」
「死んだら天国に行けるんだろうか?」
「さあね。私にもわからない。でも、あるって思って生きたほうが頑張る意味があっていいじゃない」
「そういうものか・・・」
「そういうものよ」
確かに、アンドロイドに死後や、魂と言うものがあるのかはわからない。まあ、そもそも死後の世界があるのかしらね?実際私も行けるかわかんないし。
「ま、それこそ神のみぞ知る・・・か」
「そうね。ありがとう。休憩にもなったしね」
「ならよかった。あと、恐らくだが近いうちにホワイトか21Oから連絡がいくと思う。ホワイトがお前との話をしたいと言ってた。ま、それ以外は未定だ。それじゃ、A2の事よろしく頼むよ。それと、姉妹によろしく言っておいてくれ」
「こちらこそ。ジャッカスと21Oによろしくね」
「了解。それじゃあな」
さて、そこそこな時間休めたし残りも3分の1くらいだし終わらせよう。
数時間後~
「あー終わったーー!」
地面に大の字になって目を閉じる。長時間の作業によって疲労していた目をやすませる。目からジーンと涙が出てくる。
「ラヴィ、終わったの?」
「終わったわよー!」
寝転ぶとちょうど柔らかい光が体全体に当たり、ポカポカして気持ちが良かった。
「お疲れさまでした。これどうぞ」
目を開けポポルから水を貰う。一気に飲み干すと深いため息と脳が冴える感覚がする。
「やーめた。A2の事再起動するの明日にしよ」
今の疲れた状態でA2と再開なんて楽しめない。それにあんな記録見ちゃったら生半可な事は出来ない。私はその後疲れからかいつの間にか眠ってしまった。
すいません。本当はもう少し書く予定だったのですが、中の人の事情で短くなりました。
誤字脱字解釈不一致あれば申し付けください。今回も読んでいただきありがとうございます。