ニーアオートマタ~荒廃した世界でエージェントは何をなす~   作:い湯め

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第164話

エージェントside

「・・・体が痛い」

昨日は・・・A2の再起動の準備を整えてから、ポポルに水を貰って、飲み干して・・・あっそのまま寝ちゃったのか。時間を確認すると、いつも私が目を覚ます時間帯だった。生活リズムに感謝ね。体を起こす。

「あれ?私A2の横で・・・」

どうやら放置はされなかったらしい。いつも私が寝ている位置だ。隣ではデボルとポポルが手を繋いで寝ていた。この姉妹はいつ見ても可愛らしいわね。その奥では、16Dが11Bにバックハグされていた。この2人はいつ見てもラブラブね。起こさないようにしてA2のところに向かう。

「ラヴィ、おはようございます」

A2と2Bの間にいたポッド042が私に気づいた。

「おはよう。ところで少し聞きたいんだけどあの後私どうなったの?」

「ラヴィは作業終了後疲労から睡眠状態に入り、それに気づいた11Bがラヴィを運んでしばらく4人で談笑後、全員就寝した模様」

「運ばれてるのに起きなかったなんて。自分のことながら信じられないわ。どんな風に運ばれてたの?」

「11Bが横抱きの状態で運送した」

「・・・?横抱きっていうと・・・」

「同行為の別名称として、お姫様抱っこが存在」

Wow。本当によくそれで寝てられたわね。

「よくわかったわ。ありがとう。さて、今日はA2を再起動させるわよ」

「了解」

みんなを起こさないと。上に戻る。

「ふぁ~ラヴィさんおはようございます。よく眠れました?」

「お陰様で」

「それはよかった。デボルなんて死んじゃったなんて焦ってましたよ」

たかが寝落ちでそこまで言われるのか・・・

「ご自分で気づけないほど疲れていたのかもしれませんよ」

そこには、幸せそうな顔をした16Dがいた。昨晩はお楽しみでしたね。

「2人とも、早く準備しなさいよー」

先に準備を終えたデボルに発破をかけられ人は身支度をしに行った。

 

「昨日はありがとうございました」

全員が身支度を終えて集合した。

「まあ、驚いたけどラヴィさんが元気になってよかったです」

「さて、A2を起こしましょうか」

みんなでA2が横たわっている所に行き、A2のブラックボックスにウォッチを接続する。

「再起動シーケンス開始」

 

CALL

「ラヴィ、昨日の今日ですまん。時間あるか?」

アネモネ?こんな頻度で連絡が来ると言う事は何かあるのだろうか?とりあえず、A2の事はみんなに任せて下の階に降りる。

「どうしたの?」

「ラヴィ、これから私はあまりにも突拍子のない事を言うと思う。それに、私自身も混乱してるんだ。それを了承してくれ」

「うん・・・分かったけど・・・」

一体どんな話が出て来るの?

「今日、ホワイトがヨルハに向けていった事を何と無しに聞いてたんだ。どうやらホワイトもお前が人類だと言う事を納得したようでな、それを人類会議に報告したんだそうだ。正直わざわざそんなウソ言う必要があるのかと思ったさ」

私もそう思う。報告したところで別に期待するような回答が来るわけではないでしょうに・・・そう思っていた。

「それに対して人類会議の回答だそうだ。ホワイトの言葉をそのまま言うぞ。「もし、ラヴィが人類ならば彼女こそ我々の希望だ!だが、我々には彼女を月面に送り届ける事は出来ない。彼女の為には地上を奪還しよう!そして、彼女に安心して子供を産んでもらえる環境を作ろう!人類に栄光あれ!!」

「は?ちょっと待って?え?はあ?」

後半の勢いに私は開いた口が塞がらなかった。え?子供?環境?

「ラヴィ、ラヴィ混乱するのも分かる。まだ話は終わらないんだ」

えぇ・・・?

「その後ホワイトに呼ばれてな。聞かれたんだ。「ラヴィは子供産みたいと思っているのだろうか?」って」

それ言ってから聞く?もう・・・色々滅茶苦茶

「わからんと答えた。そしたらな、「一応、種は準備できるから、必要な時は連絡するように」とラヴィに伝えろと言われてな。まあ、一応。だが私としてはラヴィの意思に任せたいし、今連絡したのも私の心を落ち着かせるためだし・・・」

「A2!待ちなさいよ!!ちょっと!」

「ごめん。どうやら面倒事みたい」

「分かった。殆ど話は終わりみたいな物だし、わざわざ連絡しなくていいからな」

「どうも!」

通信を終了して急いで上の階へと戻る。

「どうしたの?」

「A2のバカの再起動が終わったから状況説明してたら突然走り出したの!」

「で、A2は?」

「屋上に!」

 

屋上~

「おはよう。A2」

「何で生かした」

そこには、怒りとも悲しみともとれる表情のA2がいた。




どうしてもほのぼのしたシーンが書きたくなるんです。
誤字脱字解釈不一致あれば申し付けください。今回も読んでいただきありがとうございました。
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