ニーアオートマタ~荒廃した世界でエージェントは何をなす~ 作:い湯め
エージェントside
砂漠で白兵戦を繰り広げた私は拠点へ帰ってきた。どうやら、11Bはまだ帰ってきていないようだった。私は食事の準備に取り掛かった。今晩の献立はいつものイノシシ肉のステーキだ。フライパンを温めて肉を焼く準備をしていると、11Bが帰って来た。
「おかえりー。タイミングいいわね。今から肉を焼くわよ。」
「ただいま?だっけ?お腹すいたー。」
「そこに座って待ってて。一応聞くけど焼き加減はどうする?」
「焼き加減?なんだかわかんないから、ラヴィに任せるわ。ただ、焼くだけじゃないの?」
「そうね、前は一応ミディアムで焼いたし、今回は思い切ってレアでやってみましょうかね。因みに、今回のレアはかなり柔らかいわよ。」
こんな会話をしている、うちに焼き上がった。焼きあがった肉を見て11Bは唾を飲んでいた。アンドロイドには唾もあるのね。さて、いただきます。私が肉を食べ始めると11Bもおいしそうに食べ始めた。
「さて、互いの成果報告でもしましょうか。結果から言うと爆薬も手に入ったし、その後、ちょっとだけ戦闘して、少しだけ稼げたわ。しかも、機械生命体に対してはステルスが有効だと分かった。でも、正直白兵戦はあまりやりたくないわね。」
「白兵戦って、何やったのよ。こっちは今回この位稼げた。エヴァのと合わせれば弾薬代と少し余る位ね。」
良かった。これで、ある程度気楽になる。しかし、11Bの顔が一瞬曇ったのが気になった。
「どうしたの?何か気になることがあるなら遠慮なく言ってもらっていいわよ。」
「別に特段支障はないんだけどね、前ならポッドの射撃も多少あったから、それがないと違和感と言うか、火力不足を感じたの。」
「そう。出来れば何とかしたいわね。と言っても明日になるでしょうし、今日は疲れたから休みましょうか。」
そんなわけで、私達は床に寝転んで私は、いつもの様にリュックを枕にして、眠りについた。
いつもの様に朝日が目に当たって起きる。身だしなみを整えた後11Bを起こす。
「おはよう。さて、今日はどうするの?」
「そうね、まず昨日の話から片づけましょうか。11B銃を撃ったことは?」
「ないわ。それにラヴィみたいに大きいのは扱えないわよ。一応私近距離特化の型だからね。」
「なら、少し撃ってみましょうか。下にきて。」
数階したに降りて、使ってない適当な部屋に、昨日拾ってきた機械生命体の頭おいて射撃レンジを作った。
「これから、銃を撃ってもらうわ。大丈夫これで11Bに銃を持たせるって決まった訳じゃないから。ただ1つの提案よ。」
「分かった。とりあえずやってみよう。」
11BにM45A1を持たせ、構え方と狙い方を教えた。そうして11Bは撃った。正直お世辞にもうまくはない。
「やっぱり私には向かないかな。それに、武器を持ちながら正確に狙える自信がない。でもありがとうラヴィ。」
どうしたものか。確かにA2のようにポッドなど必要なくてもいいのかもしれない。でも、11Bの顔を見るにやはり納得いかないようだ。武器を持ちながら相手にダメージを与えられる武器。そんなものあるかしら。でも、力になってあげたいしなぁ。そんな時1つの名案を思いついた。
「ちょっと11Bこれ撃ってもらえる?」
私はこの世界に来てから手に入れた水平2連ショットガンを手渡した。
「さっき言ったわよね。こんな長いの持てないって。」
「いいから、撃ってみて。さっきより少し近づいたこの位置から。」
前回と比べればかなり当たっていた。まぁ散弾だから当たり前なんだけどね。
「で、前のと比べれば当たってるけど、こんな長いの使う気はないわよ。」
「反動は感じた?」
「別にないよ。だから何なの?」
「OKなんとかできそう。上にいきましょ。」
上の階に戻り私はとりあえず11Bを座らせ私はショットガンの銃身とストックを鋸で切り落とし、ストックの方を布で巻いた。そして、それを11Bに投げ渡した。
「なにこれ?かなり短くなった見たいだけど、説明してもらってもいい?」
「そうね11B、あなたはお世辞も射撃のセンスは皆無。でも、さっき撃って分かったと思うけど、これは散弾だからあまりセンスは必要ないし、銃身とストックを切り詰めたから片手でも打てる。それに、近距離でぶっ放せばある程度なら吹っ飛ばせるはずよ。でも、装弾数は2発だから気を付けて。」
「なるほどね。ありがとうラヴィ。なれるまで時間はかかるかもだけど使ってみる。早速したで軽くイメージトレーニングでもしてくるわ。」
そうして11Bは下に行ってしまった。さぁこっちも作りますか。先日ジャッカスからもらった爆薬をとりだした。やはりTNTか。それを工場で拾った鉄パイプに詰め、導火線と鉄屑を詰める。これで、パイプ爆弾の完成だ。形はパイプのため細長く、フラググレネードよりは投げにくいが対して変わりはない。使い方は導火線に火をつけて投擲する。大体火をつけてから5秒くらいで爆発するようにしてある。また、ジャッカスから貰った爆破装置を使った遠隔式の物も作っておいた。パイプ爆弾を量産していると後ろから11Bがのぞき込んできた。
「なにこれ?こんなちっぽけなのが爆弾なの?」
「気を付けてねー。下手したら半径10メートルぐらいのなら即死だから。」
「それは人類の話でしょ。私達アンドロイドなら大丈夫よ。」
「まぁ確かに即死はないでしょうけど、私は嫌よ?あなたのお腹に突き刺さった破片抜くの。」
それを聞いて11Bはサっと私の傍を離れた。なんだ意外と可愛いじゃない。こうして1日は過ぎていった。
なんか調子こいて書いてたらこんなに長くなりました。誤字脱字、解釈不一致あればお申しつけください。今回も読んでいただきありがとうございました。