ニーアオートマタ~荒廃した世界でエージェントは何をなす~   作:い湯め

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第33話

エージェントside

「いいわよ。ところであなたは・・・?」

「私の名前はパスカル。この村の長をしています。この村には戦いから逃げてきた平和主義者しかいません。」

「よろしくね。パスカル。私はハヴィランドみんなからはラヴィって呼ばれてるわよ。」

機械生命体の平和主義者か。確かにどの機械生命体にもある程度の知能はあるみたいだったし。そこからこんな個体も生まれてくるのね。それにしてものどかで良いわ。どっかの部隊みたいに追跡部隊も送られてこないようだし。

「ところで、よくこんな所で暮らしてるわね。近くにレジスタンスキャンプがあるのは知ってるわよね。ばれたらタダじゃすまないと思うんだけれど?」

「ええ、私達はレジスタンスの皆さんと交易をしてるんです。ご存じないのですか?」

なるほどね。機械生命体と交易。レジスタンスにも良心はあるらしい。それなら、なんであの姉妹の善悪を判断できないのかしらね。まあいいわ。

「あれ?もしかして、この辺りのレジスタンスの方ではないのですか?」

「いや、ここら辺で活動してるわ。でも、実際に見るのは初めてなの。そこで、お願いなんだけど、ここに私が来たことは黙っててもらえないかしら。私あまり目立ちたくは無いの。」

「分かりました。では、私はこれで。もしよろしければこの村を見て回って見てください。」

とりあえず見てみましょうか。にしても、ここにいると時間がゆっくり進んで良いわね。ん?ここは商店?

「どうゾ、みていってくだサイ。」

と言っても、何も目ぼしいものは何も・・・ん?

「ねえ、この種は何の種?」

「コレは別にに売りものじゃナイ。たまにトリがくるからエサをやっテル。」

「悪いけど、これ全部くれない?いい値で買うわ。」

「これ、うりものじゃナイから、カネはいらナイ。」

やった!やった!これ、小麦の種よ!これを育てれば、パンが作れる!思いがけない収穫に年甲斐もなくルンルンになったわ。さて、大方見れたし本来の予定だった、昨日2Bと9Sが撃破した巨大な機械生命体を見に行こうかしら。村を出ようとしたところ、さっきの機械生命体の姉妹が手を振っていた。やっぱ、仲いいのね。手を振り返し、歩き出そうとした時

「こどもの作り方おしエテくれてありがとおおおおおおおおお」

待てぇえい!その他にも質問に答えたのになんでそのチョイスをしたーーー!私はあまりの恥ずかしさと、気まずさから走って村から出た。ねえ、私次からどんな顔してあの村に行けばいいのよ?私は考える事を辞め、巨大な機械生命体のところに向かうのだった。




予定だと次回は他キャラ視点が最低でも1つは書くつもりです。誤字脱字、解釈不一致あれば申しつけください。今回も読んでいただきありがとうございました。
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