ニーアオートマタ~荒廃した世界でエージェントは何をなす~ 作:い湯め
8Bside
私は覚悟を決め2人の前に飛び出した。
「確認。逃亡ヨルハ機体の元隊長8b。推奨・捕縛」
「お願い!抵抗しないでくださいっ」
「うるさいっ。何もー何も知らないくせに!!」
ここで大人しく捕まっても私は殺させるんだ。捕まるもんか。
「報告。機体8bは近接戦闘特化型モデル。推奨・遠距離攻撃による破壊」
「破壊ー破壊ってー」
2人相手はかなりきついぞ。それにあっちはポッドがいるから遠距離に持ち込まれるとほぼ勝機はない。
数分後
ハァハァハァ
さすがにキツイ。隙を作って逃げれるかも知れないが確実に追いつかれる、行く当てもない。
CALL
「隊長!11Bの仲間の方が助けてくれるみたいです。」
「ホントか?で、その11Bの仲間の奴ってのは使える奴なんだろうな。こっちの相手は2Bと9Sだぞ」
11Bの仲間そう言った瞬間2B、9Sの顔に驚きの表情が浮かんだ。だよな。死んだと思ってた奴が生きてたました。なんて普通あり得ないよな。
「11B?ありえない。彼女は生きてるの?」
「2Bそんな事あり得ません。彼女の死亡は司令部が確認してます。そちらの通信相手が誰かは知りませんけど多分それ騙されてますよ。」
動揺したようだけど直ぐに何事もなかったように攻撃して来やがる。あ、、マズイ。
その瞬間私は宙を舞っていて仰向けに倒れてしまった。そして目の前には2Bが止めを刺そうと刀を振り上げていた。
はぁ、結局2人には合流できなそうだな。
カキンッ
何かが金属にぶつかる音がした。すると、止めを刺そうとしていた2Bは別の方向を睨んでいた。一体なんだ?すると、通信が入った。
「ねえ、いつまで日向ぼっこしてるつもり?支援するから隙を見て逃げて。」
エージェントside
11Bからデータが送られて来た。彼女よっぽどバレない自信があったのかしらね?これじゃ見つかったら逃げられないじゃない。
「ラヴィさん!!!」
今喋ってるのは64Bね。
「どうしたの?状況を知らせて。」
「隊長が2B、9Sと戦闘を開始。早急な救援を要請します。どうかお願いします・・・。」
「分かったわ。必ず助けるからそんな声しないの。ね?エージェントを信じなさい。」
急ぎましょう。何としても助けてあげないと。
数分後
私は8Bの潜伏場所が見える廃墟ビルの中にいた。M700を構えスコープを覗く。さて、どうしたものか。8Bと2B、9Sは接近戦の乱戦状態で下手に発砲すると8Bにもあたりかねない。それに、いくら8Bを助けるためとは言え、2人を傷つけることはしたくない。しかも、機械生命体に対してはある程度のステルスが通用したけど、ヨルハのしかもポッドがいる相手にどれほど通用するのか。初弾命中を心掛けないと私もどうなるかわかったもんじゃないわ。確実なチャンスを待っているだけど、一向に来る気配がない。あ!2Bが8Bに強烈な一撃を与え8Bが宙を舞った。2Bは止めを刺そうと刀を改めて構えていた。ここだ!チャンスは一度だけ。
スーウハーァ パスッ
カキンッ
命中。2Bはこっちの方を睨んでいるが、見えているはずがない。まだ、8Bは仰向けに寝ていた。
「ねえ、いつまで日向ぼっこしてるつもり?支援するから隙を見て逃げて。」
9Sもこちらの方をキョロキョロ見ている。私は多少の申し訳なさを感じつつ射撃した。もちろん弾は外れるようにしている。8Bがこっちの方へ走ってくる。彼女を追跡しようとする2人に射撃を続ける。よし、釘づけになってるわね。こっちの方へ8Bが近づいて来たころに通信を入れる。
「ナイスタイミングだったでしょ。さあ、ついてきて私達の拠点に案内するわ。」
「なぜ我々に手を貸す。」
「あなたの大切な部下が切なそうな声で頼んできたからね。それにみんな覚悟はできてるみたいよ。」
8Bは下を向いて何も言わなかった。その様子を2人のヨルハ部隊員が見ていた。
「8Bじゃない方、腕に何かオレンジの光が見えました。」
狙撃のスキルもそこそこなラヴィさん。誤字脱字、解釈不一致あれば申しつけください。今回も読んでいただきありがとうございました。