ニーアオートマタ~荒廃した世界でエージェントは何をなす~   作:い湯め

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第44話

エージェントside

拠点に帰ると3人共起きていた。私が担いでいる鹿に驚いていたけど、とりあえず無視して鹿をつるして3人の前に戻った。

「おはよう。よく眠れた?」

「おはようございますー。ところでさっきの鹿は一体・・?」

「ああ、それね。今保存してる量じゃあ、あんた達3人の食べる量が足りないのよ。」

「私らが食べる?私らアンドロイドは人間のあんたと違って食事は必要ないんだぜ?」

他の2人もそれが当たり前のようだ。前にもしたわね。こんなやり取り。ちらっと11Bを見るとパッと目を逸らした。

「前に、似たような事を言ってた脱走兵がいたんだけど、食べ始めたらすぐに虜になったわよ。」

3人が一斉に11Bを見た。

「ふふ。まあ、とりあえず皆座って。今後の方針などを決めるわよ。」

「了解した。」

「まずは、8Bの可愛いミスによって11Bの生存がバレてしまったことについて。」

8Bは申し訳なさそうに頭を下げた。

「聞いたときは頭を抱えたけど、なったものは仕方ない。切り替えるわよ。ほら8Bも顔を上げてね?」

「本当にすまない。」

「もういい。許すわよ。それに今まで脱走がバレてなかったのが奇跡だったんだよ。」

よかった。仲良くやれそうね。

「で、どうします?」

「とりあえず、ここら辺を徘徊してるヨルハ部隊と遭遇したらできれば逃げてほしいかなー。」

「なんでだよ。やらなきゃこっちがやられるぞ。」

22Bの意見も分からなくはない。

「それにブラックボックス信号をポッドに探知されれば逃げようにも逃げられませんし、私も22Bの案が妥当かなと思います。」

おーっと?今ここで初めての情報がでたぞー?でも、GPSのようなリアルタイム追跡はできないと仮定しても、ヨルハ同士ならそういう事もできるのかしら?

「ねえ、そのブラックボックスってのがどんな物あまり知らないんだけど、発信してる信号を探知してるのよね?」

「ええそうです。それにこれはいわば私達の心臓です。鼓動したりしませんけどね。」

「ならそれをハッキングして、送信する信号の周波数を変えればいいんじゃない?」

4人はえ?みたいな顔をしてこっちを見てるのよねぇ~。

「あれ?私の言ってる事って非常識だったりする?」

「いやね、ラヴィの言ってることは十分非常識なんだけどさ、そもそもラヴィってハッキングとかそういう技術ってあるの?」

「あるわよ。ないならこんな提案しないわよ。で、他にいい方法は?」

全員特にないらしい。

「よし!ならこれで行きましょうか。まずは誰からいく?」

ん?どうしたの皆そんなに互いの手を握って。仲いいわね。




見かけによらずラヴィさんはなんでも出来るんです。誤字脱字、解釈不一致あれば申しつけください。今回も読んでいただきありがとうございました。
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