ニーアオートマタ~荒廃した世界でエージェントは何をなす~   作:い湯め

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第55話

エージェントside

あの後はみんなでご飯を食べてから眠った。そして、またいつもの様に朝日に当たって目を覚ます。なんだかまだ眠たい。きのうは細かい作業も多かったし、ジャッカスの件で精神的にも疲れてるのかしら?とりあえずみんなを起こしましょうかね。

「ほら、みんな起きて。」

「ん?おはよう。」

やっぱりこういう時の11Bは起きるのが早い上に寝起きがいい。それに比べ他3人は・・・うん、言わないでおこう。

「ふわ~あ。」

「大丈夫ラヴィ?」

「ごめん。まだ若干眠たいからちょっと屋上で風を浴びて来るわ。」

「いってらっしゃ~い。」

そんなわけで今私は屋上にいます。はぁ、にしてもここ数日だけでかなりいろんな事が身の回りで起きてるし、これからもこういう事が増えるのかしら。そうなると、私達の関係もバレると面倒なのよね。さて、そろそろ戻りますか。

「おはよう。ラヴィどこ行ってたんだ?」

「外の空気に当たりにね。」

8Bはふんと鼻を鳴らすと席に着いた。ねえ、聞いといてそれはなくない?まあいいや。

「さて、今日からは小麦の育て方について勉強していくわよ。」

「ねえ、ラヴィ?これ私必要ないよね。なら私はこれからお金稼ぎに・・・」

「ダメですよ。11Bさん?私達に任されるといっても全てではないんです。だから、ね?一緒に勉強しましょう?」

「だだって私には関係ないじゃない!!」

「ほら、お前も一緒にやるぞ。」

「あんた達ラヴィの資料の多さから本気度を知って道連れを企んでるだけでしょ!!」

うるさいわよ。11B。さて、始めるわよ。そして私達はパスカルの村に8B達が引っ越すまでの数日間ずっと勉強をした。いやぁ久しぶりに勉強すると童心に帰った感じがするわ。でもなぜか毎日ご飯の減る量が多かった気がするわ。

 

パスカルの村

「お久しぶりです。それでは8Bさんたちの住まいはあそこになります。それと、小麦を植える場所はあそこで大丈夫ですか?」

「ええ、問題ないわ。ありがとうパスカル。」

「では早速で申し訳ないのですが、みなさん村の子供たちと遊んでいただけませんか?親睦を深めると意味も込めて。」

「オネーチャン達あそんでー」

新しい仲間が増えると分かったのか機械生命体達が寄ってきていた。3人はおぼつかないながらも楽しそうに笑っていた。

「3人楽しそうね。」

「羨ましいなら混ざってもいいし、なんならついて行ってもいいのよ。」

「いいわよ。それに、まだ対して恩も返せてないし。」

「平和っていいですよねえ。」

いつの間にかパスカルが横に来ていた。

「こんな風にできる場所が増えるといいわね。」

「そうですねえ。実は私達のところに廃工場でコロニーを形成している機械生命体達から和平協定の連絡があったんです。もし、気になるのでしたら、この後2Bさんと廃工場で合流する予定なんです。行きませんか?」

気になるけれど・・・あの2人かぁ。前の事がバレたわけではないけど・・・

「パスカル、私も一緒に行っていい?」

「ラヴィ大丈夫なの?」

私はエージェントウォッチを操作して、11Bに預けた。

「バレるとまずいからこれ持ってて。それと、ここ押して。」

11Bが操作すると音楽が流れだした。内容は前回のリパブリック賛歌にヤンキードゥードゥルなどの子供向けな曲を数曲リピートするようになってる。

「なにかあったら連絡するから、よろしくね。」

11Bは半ばあきらめたような顔をした後村の広場に降りて行った。

「ふふ、じゃあ行きましょうか。」




今回はいつもより若干長めです。誤字脱字、解釈不一致あれば申しつけください。今回も読んでいただきありがとうございました。
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