ニーアオートマタ~荒廃した世界でエージェントは何をなす~ 作:い湯め
A2 side
私は我慢出来なかった。何に我慢出来なかったのかはわからない。気づけばラヴィに向け殴りかかっていた。しかし、躱されたかと思おうと私は気づけば彼女に抱きしめられていた。暖かかった。そして怒るでもなく優しく微笑み落ち着くように言った。私は力が抜けたかのように座り込みそして話した。
「私たちは実験部隊だった。私は真珠湾降下作戦に参加した。機械生命体との戦闘は激しく増援もなくそのまま押されていき結局生き残ったのは私だけだった。しかも私は作戦終了後に破壊命令が出ていた。私たちを使い捨てられる 運命 だったんだ。私は司令部と人類とやらを信じられなくなった。だから帰還しなかった。そのため脱走兵として指名手配され時折追跡部隊が送り込まれている。」
エージェントside
震えた声で語るA2は次第に落ち着いてきた。私は無意識に頭を撫でていた。そして平然のように彼女らを使い捨てる人類の正気を疑ったわ。こんなことしてるから人類は滅びたんじゃないかしら。私は、A2の頭をなでながら
「そう頑張ったのね。いいのよ、たまには肩の力を抜きなさい。ほら深呼吸。そうね信頼できない人類からの言葉だから響かないかもだけど、辛いことがあったら私に相談しなさい。エージェントが解決してあげるわよ。」
A2は私の人類という発言に驚いたようだった。
「ラヴィが人類?だからこんなに温かいのか。」
「そうね左のほう耳をあててごらん。規則的な音がするでしょう。これが心臓の鼓動よ。」
A2は納得したのか落ち着いた表情を浮かべた。
数分後
「すまない。もう行くよ。」
そう言ってA2が立ち上がった。
「もう少しこうしてもよかったのよ。かわいい子の頭撫でてると落ち着くの。」
「うるさい!私はかわいくなんかない。」
「あ~あすねちゃったよ。ところでA2ここら辺で食料があるところはない?」
「廃墟都市に動物がいたな。しかしここから若干遠いぞ。」
「お構いなく。私はここで使える機体がないか探してみるわ。あなたも一緒にどう?」
「いや目立ちたくないからいい。」
私はエージェントウォッチを指しながら
「何かあったら連絡してね。頼れるエージェントがすぐ行くわ。」
A2は若干の苦笑いのうち頷き、自分の武器を背負った。チクショウどっから見つけてきやがった。そして、外へと出て行った。さて、私もそろそろ行動しないと。折角生きてるのに次の死因が餓死とは洒落にもならいわ。私は使える機体がないかと墓場の調査をはじめるのだった。
本編をプレーしててA2に寄り添って支えてあげる人がいたら変わったのかなと思って書きました。誤字脱字、解釈不一致お申し付けください。