ニーアオートマタ~荒廃した世界でエージェントは何をなす~ 作:い湯め
エージェントside
「誰よ、あなた?挨拶もなしに。何の用かしら。」
「今、先輩の名前を呼びました?」
「質問に答えて。」
あれの子はどう見てもヨルハよね。
「あの、突然一体何の用でしょうか。それに先輩ってどなたの事ですか?」
ポポルがさり気なく探りを入れてくれた。
「ああ、先輩じゃわかりませんよね。先輩の名前は11Bって言うんです。先ほど間違いなく呼んでましたよね。」
「聞き間違いではありませんか?」
ポポルと話している間に私はそのヨルハを見る。あれ、背中に背負ってるのあれ、11Bの武器じゃないかしら。確かあれは16Dだかの依頼で2Bと9Sが回収に・・・あ、もしかして彼女が16Dかしら。
「あなたと話していても埒があきません。あなた先ほど11Bと確実に呼んでいましたよね。」
「だから、あなたの勘違いよ。」
「なら、失礼ですがその通信相手の方とお話させていたただ来ます。」
「先ほどから何度も言ってますけど、あなたの勘違いです。なんなんです?いいかがげんにしてください。」
ポポルの口調が変わった。どうにかしないと。
「でも、11Bの遺体は粉々になったんじゃなかったの?」
「そのはずです。でも、先輩が死んでいるなら先輩の名を語る奴は許せません。」
はあ、どうしたものか。すると、無線機から音がした。
「ラヴィ分かったわ。今からそっちに戻るわよ。」
「Shit!」
無線の声を聴いて疑問が確信に変わったのだろう。現在私と彼女は武器を向け合っている。
「今の声はやっぱり先輩ですね。あ~良かったー。生きてたんだ~。これで私の手で決着をつけれますね。」
何だろう、彼女の狂気が増した気がする。すごく嫌な予感がする。
「ポポル動かないで。」
「アハハハハハ、やはりあなたは先輩と繋がりがある。そのことについて教えてくださいよ~。」
未だに状況を捕まえていない11Bをここに戻らせるわけにはいかない。
「ラヴィどうし・・・」
「11B、悪いけど帰ってこないで。必ず連絡するから。」
「は?ラヴィ一体何言ってんの?」
「今は大人しく聞いて。マズイ!ポポル構えて!」
「ちょっと、ラヴィ!ラヴィ!」
「先輩の事聞かせてくださいよ~。」
狂ったような笑みを浮かべて突っ込んでくる彼女を躱すと、再び武器を向け合った。そして私は彼女の名前を聞いてみた。
「あなた16Dでしょ?」
「先輩から聞いてます?は~い先輩の恋人の16Dでーす。」
恋人!?まあ、でもヨルハは女性が多いからこうなるのも納得ね。
「11Bからは聞いてないわ。今あなたが背負ってる武器それ私が見つけた後2B達に渡したものだもの。」
「へえ~これあなたが回収してくれたんですか~。一応感謝しまーす。」
間髪入れずに16Dは突っ込んでくる。私はすれ違いざまに腹に一発入れたけどまったく聞いてる様子がない。撃ってもいいけれどそうすると11Bの恋人さんを殺しちゃう。う~んどうしたものか。
「ラヴィさん!デボルを今呼び戻してます。私も加勢します。数で押しましょう!」
なんかやっと百合のタグが意味を成し始めそうです。誤字脱字、解釈不一致あれば申しつけください。今回も読んでいただきありがとうございました。